Twitterを通して分かったWeb界隈の今
「Web業界」と「Twitterの中のWeb界隈」は違う・・・。
そんなことが少しわかりました。
WordPress蔓延界隈
Twitterを見ていると、CMSとしてWordPressを使っている人・勉強している人が多い・・・というより、WPしか見かけないということに気が付きます。
恐ろしいことに。
どうしてそこまでしてWPばかり使うのか?
どうしてWPさえ勉強すれば仕事がバンバン来ると思っているのか?
その理由が分かりました。
それは、WP以外のCMSの存在を知らないから。
恐ろしいことに。
クライアントは素人なので、WPしか知らなくて「WPを使ってほしい」と言われることはあります。しかしそこで、内容に合った最適なCMSを提案できるのがプロなのであって、「分かりました!WPで作ります!」っていうのは素人です。
WPが元祖CMSであるとか、他にCMSは存在しないって思っている人がプロを名乗っている。
そんな不思議なTwitterのWeb界隈。
勉強するぞ界隈
Twitterには、勉強中の人がたくさんいます。
何かしらのスクールとか、オンラインコミュニティとか、専門学校とか、独学とか。
勉強すること自体はもちろん良いことと思います。
が、
「勉強しなければWebサイトは作れない」
と思ってる人が多いことに気が付きました。
そのためか、延々と勉強ばかりしていて、自分が作りたいものを作らない人が大変多いようです。
いや、そもそも自分が作りたいものが存在しない人が多い。
そういう人は、一度立ち止まって考えたほうがいいのではないでしょうか。
自分は本当にWeb制作が好きなのか?
実は勉強(教えてもらうこと)が好きなだけではないのか?
Webサイトは、勉強しなくても作れます。
パソコンとメモ帳アプリがあれば作れます。
だから好きなら作るはずだし、少なくとも作りたいサイトの1つや2つ常にあると思うんです。
15行のMy Homepage
— nao (@nao_web_) February 23, 2023
何がどう転んでも、これこそが「Web制作」です。
これを「作ろう」と思ったとき、“誰でも”Web制作者なのです。
勉強じゃない。ただ書くだけ。#Web制作 #Webデザイン #コーディング pic.twitter.com/cWwZLtsDcF
それなのに、勉強中であると言い訳をして作らない。
そんな不思議なTwitterのWeb界隈。
スキル大好き界隈
勉強の話と重なりますが、やたら「スキル!スキル!」って連呼する人がいます。
Web制作のスキルっていったい何?
HTMLやCSSが書けること?
WPが使えること?
スキル=言語やソフトを使うための知識だと考える人が多い印象ですが、本当のスキルとは「それらを使って何ができるのか?」っていうことではないでしょうか?
どんな制作会社でも、あるいはフリーランスで仕事をするにしても、単にHTMLが書ける人が欲しいわけではありません。
それを使って何かを生み出せる人が欲しいのです。
したがって、ポートフォリオと称して言われたままの構成のページを作ったり、いわゆる模写コーディングしたサイトを見せたりすることには何の意味もないのです。
にもかかわらず、スキル=知識という認識が蔓延している。
そんな不思議なTwitterのWeb界隈。
TwitterのWeb界隈はWeb業界の縮図ではない
TwitterのWeb界隈は、Web制作スクール業界の縮図であって、Web業界の縮図ではない・・・ということが分かってきました。
学校の課題をこなしつつ分からない難しいと励ましあうのが、TwitterのWeb界隈。
そんな中に、たまに独学の人やベテランの人が混ざっている・・。
決して勉強している人を貶したいわけではありませんが、本来勉強なんて必要ないのに何も作ろうとしない人を見ると、不思議になります。
しかしそれは勉強が好きなのであって、Web制作が好きなわけじゃない。と考えると納得です。
好きじゃなくても仕事と割り切ればできることも多々ありますが、特にモノづくりの仕事は本当に好きじゃなければ伸びないし、良いものも作れないし、長続きもしない。
Web制作スクール業界は、生徒を獲得するためにあの手この手で勧誘してきますが、本来はスクールなんて不要だということは伝わってほしいものです。
そもそも、自分一人で学習できない人に仕事が務まる気がしないんですよね・・。
そんな不思議なTwitterのWeb界隈。