ラ・ヴィア・デル・テ（La Via del Tè dal 1961）: イタリア・フィレンツェ生まれの紅茶専門店

Nao Masunaga

2019年4月25日 03:33

イタリアといえば珈琲の国。

そんな珈琲の共和国では珍しい、フィレンツェ発祥の茶葉専門店「ラ・ヴィア・デル・テ」（La Via del Tè dal 1961）の店舗が、ミラノにもある。

1961年、アルフレド・カッラーリ（Alfredo Carrai）によって設立された当社。

かねてよりお茶の魅力にとりつかれていたアルフレッドは、珈琲の国イタリアに、当時知られていなかったお茶の文化を広めることを決意した。

お茶について学ぶためにアルフレッドは、まず中国に旅に出た。

旅の途中で、彼は、白茶や雲南省の高価なお茶との出会い、ダージリンのプランテーションとの交渉など様々な経験をした。

さらに日本の伝統「茶の湯」に感銘を受けた彼は、「茶道」から名前をとって「ラ・ヴィア・デル・テ」（La via del tè; イタリア語で「茶の道」の意）という店を開くに至った。

現在、ラ・ヴィア・デル・テでは、ブラックティー、緑茶、白茶、プーアール茶、フレーバーティー、抹茶、フルーツ・ハーブティー、ルイボスティーなど、様々な種類のお茶が扱われている。

また美しいデザインの茶器も見ものである。

特に12の星座をイメージして作られたパッケージも素敵なシリーズや、

フィレンツェにちなんだ「ア・スル・ポンテ・ヴェッキオ」（A. sul Ponte Vecchio；「ベッキオ橋で」）、「イル・ソンニョ・ディ・ミケランジェロ」（Il Sogno di Michelangelo；「ミケランジェロの夢」）、「イル・セグレト・デイ・メディチ」（Il Segreto dei Medici; 「メディチ家の秘密」）など凝ったネーミングのお茶もある。