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福井のおすすめカフェ・レストラン 12選 vol. 1

今回のnoteでは、筆者の帰省先である福井県のおすすめカフェ・ランチスポットについて書いていく。

なかなか県外に出ることは難しい2021年の現状ではあるが、夏の帰国中、お目当ての地元のお店を訪問することができた。

中には、こんなところにカフェがあったのか、改めて知る地元のスポットもあったので、合わせて書いていきたい。



1. むらかみ食堂(福井市)

こちらは田んぼが広がる地域に立つ定食屋である。

種類豊富なおにぎりと、ハンバーグ、チキン南蛮、本日のお魚、生姜焼きなどのおかずが付いた定食メニューが充実している。

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筆者が訪れた時には平日の昼時であったが、店内は賑わっていた。

通された席は、田んぼの緑を楽しむことができる大きな窓際の席であった。

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筆者がオーダーした本日のお魚、鮭の西京焼き定食1250円。

メインの魚はもちろん、かぼちゃと鶏の煮物やピーマンの和え物、糠漬けなど副菜も手が込んでいて美味しい。

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そしてこちらは家族が頼んだチキン南蛮定食1300円。

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お店の人気メニューということもあって、こちらをオーダーしている人も多い印象を受けた。

パリッとした鶏胸肉に手作りのサッパリタルタルソースがよく合う。

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ランチのみと短い営業時間ではあるが、地元の人に人気の定食屋さんである。


むらかみ食堂

住所:〒918-8155 福井県福井市杉谷町10

営業時間:11:00-15:00(日曜月曜定休)

公式Facebook: murakamisyokudo



2. こっしぇるん。かふぇ(鯖江市)

こちらは鯖江市の図書館に併設する喫茶店。

筆者も10代の時にはこちらの図書館でよく受験勉強していたが、喫茶店を利用するのは初めてのことであった。

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「こっしぇるん」とは変わった名前であるが、物を作るという意味の福井弁「こしえる/ こさえる」に由来しているとのこと。

日替わりランチ1000円には、鯖江産の野菜がたっぷり使われている。

地元で撮れた野菜で作られた料理の盛り付けに使われているのも、鯖江で作られた漆器である。

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鯖江産の吉川ナスの田楽は肉厚でコッテリと甘い味噌によく合う。

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その他、そうめんうりの和え物や、山うにがのったえびしんじょなどなど。

とても品数が多く、1000円で採算が取れるのかと心配になるほどの充実の内容である。

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日替わりランチのほか、カレーライスやうどん、スイーツなどお手軽なメニューも揃っている。

ただの図書館併設カフェではない、ここに来れば何品目もの野菜を摂取することができるのである。


こっしぇるん。かふぇ

住所:〒916-0022 福井県鯖江市水落町2丁目25

営業時間:10:00-16:00(日曜・水曜定休)

公式ホームページ:bokuto5157.wixsite.com/coshelne


3. cafe トリco(永平寺町)

こちらはえちぜん鉄道の永平寺駅目の前にあるカフェ。

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ちなみにこの辺りは、『男はつらいよ』のロケ地として使われたこともあるとか。

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古民家を改装して作られたというこのカフェ、残念なことに2021年8月下旬をもって閉店するとのこと。

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つまりこのnoteを書いている時点ではすでに閉店してしまっているお店なのだが、その雰囲気とスイーツがとても素敵だったので紹介を続けたい。

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中に入ると、とても保存状態が良い伝統的な日本家屋に圧倒される。

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昔の人はこんなに天井が高い家に住んで、冬の間は寒くなかったのであろうかと心配になるが、火鉢や囲炉裏で事足りていたというから驚きである。

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きっと今のどこでも暖房が付いているという状態が、少々便利過ぎるのであろう。

その分、夏はとても涼しく快適そうな空間である。

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昔の床の間、羅漢も立派である。

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こちらは筆者が利用した席。

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ケーキは4種類ほど準備されており、いずれも500円。

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この日、筆者が選んだのはみかんのロールケーキ。

このほか、タルトやショートケーキなどもあった。

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写真だとサイズ感が伝わらないが、500円という破格の値段でハーブスのケーキくらいのボリュームはある。


このケーキが忘れられなくて、また閉店してしまう前にと間をおかずして再訪した。

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この時は季節のフルーツを使ったフルーツロールケーキ。

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生地はもちもち、フレッシュなクリームがふんだんに使われている。

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もうこのお店のこの空間で、このような贅沢なケーキを食べることができないと思うと悲しいが、また別の形態でも復活してくれないかなと思っている福井のカフェなのである。

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cafe トリco  

住所:〒910-1212 福井県吉田郡永平寺町東古市9−36−2

※2021年8月下旬で閉店。以降、福井市に拠点を移して活動再開するという情報あり。

公式インスタグラム:@cafetorico                                                                                                                                



4. バロック(福井市)

こちらは福井市内の問屋町・成和地区にあるカフェレストランである。

とても温かみがあるログハウスのお店。

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日曜のランチ目当てに訪れたが、地元の人が次々と入店していた。

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筆者は卵サンド、友人はハンバーグドリアをオーダーした。

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友人がオーダーしたハンバーグドリアは、とにかくボリューム満点で、女性が食べ切るにはなかなかヘビーな量かもしれない。

筆者の卵サンドは、パリッとしたトーストに卵サラダがゴロゴロと入っていた。

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こちらのケーキメニューも美味しそうだったのだが、満腹で辿り着くことができなかった。

洋食メインのメニューは、お値段以上の量と質である。


バロック

住所:〒918-8239 福井県福井市成和1丁目2402

営業時間:10:00-20:00(水曜・木曜定休)


5. Toco Toco(福井市)

こちらは福井市内の住宅街にあるカフェ。

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カフェといっても一軒家を改装して作られているので、よく見ないとカフェであることが分からないほどである。

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カフェメニューは以下の通り。

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他にお客さんがいたこともあり、店内の写真は撮れなかったのだが、昔ながらの日本の民家が丁寧に手入れされており、ゆったりと落ち着く喫茶スペースとして生まれ変わっていた。

また一部、雑貨などを扱っているスペースもあるので、ケーキが運ばれてくる間、見て楽しんだ。

ガトーショコラと紅茶のセット800円。

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よく見ると器には金継ぎがしてある。

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落ち着くスポット、縁側。

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外の田んぼを眺めていると、やるべきことを忘れてゆったりとした気持ちになれる。

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自分のためだけに時間を使いたい時に、足を運びたいカフェである。


TocoToco

住所:〒918-8151 福井県福井市中荒井町10−18

営業時間:12:00-18:00(日曜・水曜・木曜定休)



6. cafe notes カフェ ノーツ(福井市)

こちらは焙煎珈琲のお店。

喫茶は席数を減らして継続中とのこと。

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シックで趣のあるカウンターである。

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数多くのコーヒーグッズや珈琲豆も扱っており、珈琲豆をテイクアウトしていく地元の方も多い印象を受けた。

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店内のディスプレイがとても可愛らしい。

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筆者が頼んだのは、ホットコーヒー500円。

コーヒーのお供のLotusビスケット、美味しかったので家用にも購入したことがあったが、やはり珈琲を啜りつつ、ちびちびお店で食べる方が美味しく感じた。

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静かに時間が流れる空間である。


cafe notes カフェ ノーツ

住所:〒918-8015 福井県福井市花堂南1丁目9−16

営業時間:10:00-19:00(木曜定休)

公式ホームページ:cafe-notes.net


7. THREE TIMES COFFEE(福井市)

こちらは福井市の中心部、福井駅から徒歩7-8分くらいのところにあるかふぇである。

2020年に新しく建てられた福井銀行本社ビルに入っているこちらのカフェ、もちろん銀行を利用しない人も気軽に利用することができる。

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広々としたカフェには、料理、美術、アートなど様々な分野の本が並んでおり、自由に閲覧できるようになっている。

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奥の方にカウンターがあり、そこでオーダーするスタイルである。

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本日のコーヒー350円から、スイーツメニュー、ハーブティーやコーディアルまで、ラインナップはさまざまである。

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手作りの果実シロップにハーブが入ったコーディアル。

説明も丁寧に書かれており、どれにするか迷ってしまう。

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また焼き菓子も。

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県内各地の珈琲店オリジナルのコーヒー豆もここで購入することができる。

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本日のコーヒーもここから選んで用意されているとのこと。

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筆者が選んだのは、ローゼルとエルダーベリーのコーディアル480円。

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福武線の電車が走る様子を眺めながら一服。

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真っ赤なコーディアルは甘酸っぱく、喉の渇きを爽やかに潤してくれた。

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また帰り際気づいたのだが、照明には越前和紙が使われているようであった。

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福井駅前近くの新たな休憩スポットとしてお勧めである。

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THREE TIMES COFFEE

住所:〒910-0023 福井県福井市順化1丁目1−1

営業時間:8:00-16:00(土曜・日曜定休)

公式ホームページ:threetimescoffee.jp



8. カフェ&ギャラリーMUU(福井市)

こちらはギャラリーとカフェが一体となったお店。

店内の様子の写真撮影は禁止だったので、自分のテーブル周りと食事の写真しか写していないが、ぬくもりのある木の内装に光がふんだんに差し込む店内である。

ランチはすうぷセット1100円のみ。

こちらに選べる飲み物もついてくる上、プラス275円でデザートもつけることができる。

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このランチ目当ての女性のお客さんで賑わう店内、運ばれてきたプレートを見て、心の中で歓声をあげた。

1100円とランチとしては少し高めの値段であるが、この品数に圧倒される。

日替わりのスープは、なすととうもろこしを使ったもの。

モチモチの自家製パンには、庭で取れたブルーベリージャム。

黒米入りのおこわもついてくる。

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炭水化物多めのように思われるが、一つ一つの量がそんなに多くないので、トータルでちょうど良いくらいである。

また種類豊富なおかずには、色とりどりの野菜がメインとして使われており、完食しても胃が軽いのが嬉しいポイント。

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緑色のパンはよもぎ入り。

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食後の飲み物として紅茶を選んだ。

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現在、水曜日から金曜日のランチタイムしか営業していないとのこと。

充実のランチを食べに、また訪れたいと思っているお店の一つである。


カフェ&ギャラリーMUU

住所:〒918-8205 福井県福井市北四ツ居2丁目6−23

営業時間:11:30-(土曜・日曜・月曜・火曜定休)




9. うるかふぇ。(福井市)

こちらは蔵を改装したカフェ。

日本の木造建築は、青空にとてもあう。

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一見すると本当に個人の蔵にしか見えないので、通り過ぎないように注意である。

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こちらでも日替わりランチが提供されている。

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日替わりランチのほか、ケーキやデザートメニューも豊富である。

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落ち着くカウンター席。

テーブル席には、2-3人で来店したお客さんがランチを楽しんでいた。

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他のお客さんもいらっしゃったので、店内の写真はあまりないが、立派な梁につい見惚れてしまった。

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本日の日替わりランチ1200円。

メインは鶏のさっぱり煮。

味噌汁と思いきや、お椀に入っているのはミネストローネである。

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背筋を正して、バランスの良いご飯をよく噛んで食べる。

健康のためにもなるべく心がけたいことである。

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お米はツヤツヤもちもちに炊かれていた。

こういうバランスの良い食事を外で食べることで、家での自炊の参考になり、とてもありがたい。


うるかふぇ。

住所:〒918-8153 福井県福井市安保町14−57 

営業時間:11:00-20:00(水曜定休)



10. やつどき(福井市)

こちらは一軒家の中にある焼き菓子がメインのお店。

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門をくぐって、庭を眺めつつ、お店へ。

ちょっとしたワクワク感がある。

焼き菓子のディスプレイにもセンスを感じる。

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焼き菓子は、スコーンやクッキー、ビスコッティ、パウンドケーキなどなど。

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その他、古道具の販売スペースもある。

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田舎の実家にゴロゴロと転がっていそうなアイテムなのだが、こうして手入れして並べるととても素敵である。

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元は何か液体が入った瓶だと思うのだが、一輪ざしとして生まれ変わっているのもまた良い。

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こういうレトロなガラス容器でところてんやフルーチェを食べたら、いっそう美味しく感じることであろう。

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こちらの座敷が喫茶スペースとなっている。

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筆者が頼んだのは、レモンスカッシュとカカオミントクッキー、合わせて630円。

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レモンスカッシュの泡を眺めつつ、夏の午後、のんびりと休憩した。

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また二度目に訪れた時には梅ソーダとレモンケーキ、合わせて700円でまったり。

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しばし本を読んでゆったり過ごした。

やつどき

住所:〒910-0856 福井県福井市勝見3丁目6−25


営業時間:10:00-15:00(なくなり次第終了、インスタグラムに営業日のお知らせあり)

公式インスタグラム:@yatsudoki.oyatsu




11. 野尻ケイク(鯖江市)

こちらは鯖江市にあるケーキ屋さん。

無農薬の果物を使ったタルトやジェラート、豆乳や玄米粉など体に優しいケーキのお店として、県内外からの人気も高い。

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古いビルの一角をリフォームする形で作られた店舗は、シンプルながらも、細かな箇所の装飾にセンスを感じる。


こだわりのケーキたち。

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中にはグルテンフリーやロースイーツもある。

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喫茶スペースは、4-5組分しかないので、食べ終わったらさっと次のお客さんに譲るのが良さそう。

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筆者が頼んだのはいちじくのケーキ約700円と紅茶(ワンドリンクオーダー制)。

紅茶にミルクを頼んだら、豆乳を付けてくれた。

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筆者が好きな果物1位といっても過言ではない無花果。

今年初の無花果タルトは、地元で食べることとなった。

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タルト生地には、ふんわりスポンジ、その上に豆乳クリームといちじくがふんだんにのせられている。

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お店のマークと同じ形をしたお皿もキュート。

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体に優しいスイーツ、また温かい飲み物と一緒に、他のものも試したくなった。


野尻ケイク

住所:〒916-0021 福井県鯖江市三六町1丁目5−18

営業時間:10:00-18:00(日曜定休)

公式ホームページ:nojirikeiku.com




12. moji(福井市)

旧国道(フェニックス通り)にひっそりとたたずむカフェ。

古い民家を利用して営業しているこのカフェは、一見お店とは分からないが、その独特の世界観が病みつきになってしまうお店でもある。

2021年秋現在、店内飲食は、お一人様限定ということもあって、とても静かな喫茶スペースには、それぞれの思い思いの時間を過ごすお客さんが見受けられる。

店内での写真撮影は全面的に禁止のため、お店の雰囲気は、お店のSNSなどから覗いてみるのが良いであろう。

以前焼き立てのスコーンを店内で頂いたのだが、ほくほくじんわり甘いスコーンをちびちびとちぎりながら食べ、とても豊かな時間を過ごすことができた。

バターが香る、うっとりするほど美味しいスコーンだったのだが、ルールに従って写真は撮影せず...

ここでお伝えすることはできないのだが、気になる方はお店のSNSから確認していただけたらなと思っている。

こちらはテイクアウトしたバナナブレッド。

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最後の一切れだったこちら、滑り込みセーフでテイクアウトすることができた。

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家で温めていただいたが、しっとりとほろほろ、絶妙なバランスのバナナブレッドであった。


moji

住所:〒918-8011 福井県福井市月見1丁目2−31


営業時間:不定休(お店のTwitterを要確認)

お店のTwitter→


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以上、筆者が夏に地元に帰省していた間に赴いたカフェについて書いてみた。

今年の夏は、いつもより少し長めに地元で過ごすことになったため、今まで知らなかったお店も開拓することができた。

どこの街に行っても、美味しいコーヒーとお菓子があれば生きていける気がする(あとWi-fiと少しのお金と)。


(文責・写真:増永菜生 @nao_masunaga






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