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カッとなる、そのような場面は、私の人生であまりなかったような気がする。 その代わりと言ってはなんだが、突然、堰を切ったように怒りの感情がとめどもなく溢れてきて収拾がつかなくなる時がある。 例えるならば、蛇口がついた樽を頭に思い浮かべて欲しい。 通常ならば、負の感情がザバザバと降ってきても樽が一杯になることなく、蛇口からそれらが流れ出てくれるというわけである。 ところがごくたまに、1年に1回あるかないか、蛇口が壊れて樽は満杯になり、それどころか上からだらだら負の感情が流