ピアノの恩師は89歳

小学生高学年から高校3年生まで、「とにかく千回弾きなさい!」とよく言われました。そんな事はできるはずもなく、私と妹は優等生ではなかったと思います。先生が長期入院された時にレッスンが途絶えてしまい、30年以上が経過していました。先生は宝塚の邸宅にお住まいで、2年ほど前にお庭が見学できることが分かりました。お庭を一般公開、駅前に立っている地図案内にも表示があるようなお宅なのです。この時点では、先生がご存命かどうかも、その上に私たちを記憶してくれているかも不明です。
妹が「お庭見学」の問い合わせをしてくれて、そこからトントンと話が進み、先生が昔レッスンして頂いたお部屋に招いてくださったのです!再会した先生は、グレーヘアと真っ赤なネックレスが素敵な、無敵の老婦人といった感じ…声と話し方は、お会いしていなかった時間の経過を忘れるほどです。積もる話をたくさんして(まっ、殆ど先生が話しているのですが…)楽しい時間は飛ぶように過ぎていきました。帰り際には「また来てちょうだいね!」と言ってもらえて、とても光栄でした。

バラが美しいお庭

エネルギー溢れる恩師、こどもの頃には感じなかった魅力が眩しかったです。どうぞお元気でいてください!

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