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生きることと死ぬことと旅することー今年出会えてよかった本①


私は子どもの頃から「死」に対して異常な恐怖心を持っています。
別に衝撃的な「死」を身近に経験したとか、
何かきっかけがあったわけではありません。
ただ物心ついたときから、いつも「死」が怖くて怖くて。
いつか大人になったらこの恐怖感はまぎれるのだろうなんて思っていたけど、
今、30代に突入してもその恐怖はずっと私の人生に、生活に、つきまとっています。
ふと我に返ると自分の近くにある「死」を見つめることになりそれが怖くて、
いっそのことそれに取り込まれてしまった方がラクなんじゃないかと思うことさえあります。


その恐怖には波があります。
調子がいいときはそこまで思い詰めなくていいし、
逆に調子がよくないときにはいつもいつも私の近くに「死」の恐怖がくっついている。
そのせいでやるべきことに集中できないことも多々あります。
「まだ起きていないことへの不安」なんてことがよく言われていますが、それに当てはまるような、当てはまらないような。
とにかく調子がよくないときには、大きな雲が太陽を隠すように、
「死」の恐怖のせいで今自分の身近にある幸せややるべきことにフォーカスしづらくなるのです。

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