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自分を知る手がかりを持っておく


「自分のことを理解したい」


という思いが私の発信には色濃く滲み出ている気がする。

まるで見ず知らずの他人であるかのように自分のことを何も理解していないことに気づいた数年前から、流動的で捉えどころの少ないリアルタイムな「自分のこと」を知ろうと心がけてきた。自分自身のことであるがゆえに目を背けたくなる部分があれば、昨日と今日とで考えが正反対を向いているなんてこともあり、自分を理解することは本当に難しい。この作業はきっと生きている限り、毎日毎日少しずつじわじわと進めていくものでありながら、完了することはこの先ないのだろうなと推測する。でもだからこそそのときどきの自分を見つめて、耳を澄ませて、自分の欲するがままに行動してみたり、行動できなくとも何を欲しているのか理解してあげることが必要なんだなと思っている。「自分の機嫌は自分でとる」という言葉をよく聞くけれども、これはそのときどきの自分のこと、自分の感情・願望を理解していないと叶わない。「今どうしたいか」や「こういうシチュエーションではこういったことを望む傾向にある」など理解してきた自分の情報を頼りに、気を効かせながら自分を小さく喜ばせることで毎日がちょっと生きやすくなればと願う。それを発信にも知らず知らずのうちに詰め込んでいる気がするのだ。


とは言いつつも、私は自分のことを理解していないと気づいたとき、どうやって自分を理解すればいいか皆目見当もつかなかった。というかそもそも自分のことは自分が1番よくわかっていると思っていたので、まず自分を理解するという作業の必要性に気づくまでに時間がかかりすぎたのだけど・・・。


何年かかけて自分を知ろうと心がけてはきたものの、具体的にどうやったら自分をよく知ることができるか質問されると返答に困ってしまう。日頃から「意識すること」が1番大切なことだと思っているのだけど、それって具体的な方法ではない。


そんな中「書く」というのが私がずっと続けている自分を知るための具体的な方法のひとつだ。ただ「何を書くの?」と聞かれると「そのとき自分の頭の中にあること」とまた具体性に欠けた返答になってしまう。しかしそれ以外にどうしても説明方法が浮かばない。自分を飾らず、恥ずかしいという思いも一旦手放し、なんでもいいからとにかく書く。ただそれだけ。それ以外にいい説明があったらまた共有します。

「書く」ことに加えて、たまに参考にすること。

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