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出窓の傍から

YouTubeでは語り尽くせないあれやこれを文章ならではの濃さでお届けします。 エッセイや日記が中心。日々感じることをなるだけ等身大で言葉にしていきます。何かの答えは書かれていな…
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2023年3月の記事一覧

記憶と感覚に刻まれた”ナマモノ”の余韻と一緒に生きる

ちょっと振り返って3月半ばのこと。ずっと楽しみにしていたとある場所へ行ってきました。 それは大阪難波にある、なんばグランド花月。お笑いの劇場。 存在を知ってはいたものの、劇場の中に入ったのは初めてで心躍りました。観に行ったのは大好きな蛙亭という男女コンビの単独ライブ。 好きなことってたくさんあるのですが、お笑い鑑賞はその中の大きなひとつ。 昨年からごくたまに劇場にも足を運ぶようになりました。足を運べなくとも今は配信まである公演も多く、遠方だったりスケジュールが合わないけど

時間の速さに疲れたら

自分の持ち物のごとく乗り倒しているシェアカーのナビが2023年3月4日を告げる。 当たり前のことだけど、時間ってただただ過ぎていくだけなんだな、と思う。 大人になって、自分の意志でなんでもできて自由でいいやって思っていた。 だけど、こんなに自由なのに、時間の流れは自由に操れない。 昔は自分の人生を水たまりのような、無造作のかたまりみたいなもんだと思っていた。 だけど今は、かたまりではなくただの1本線だと考えている。一方方向のまっすぐな線。 自分の人生という一区切りの空間

出会うことっていいことだ

ひとり遊びが上手なまま大人になった私は、それこそ1年ちょっと前まで”友達”という存在の重要性をそこまで感じていなかった。 人が嫌いとか、そういうことではない。むしろ人は好き。必要最低限の社交性は持ち合わせているつもり。緊張しいだけどそこまで人見知りではないとも思っている。(という思いとは裏腹に「人見知りだね」と言われることはあるけど!)だからと言って「友達が必要だ!」とはならなかった。だってひとりで大丈夫。ひとりで満たされてしまうのだ。悩み事も誰かに打ち明けて解決するタイプ