自分で選んで自分になる
何度かいろんなところで書いているような気がするけれど、私の読書歴は浅い。
生涯で読んできた作品数なんて、今こんなに「読書!読書!」と言っている割には比較的少ないのではないだろうか。
私が生まれ育った実家には大人が読む本がほとんどなかった。それは両親があまり本を読まないからで、買い与えてもらった絵本や児童文学書はたくさんあったものの、子供向け以外の本はホコリをかぶった「家庭の医学」とか、「腰痛の治し方」とか、それくらいだった。子どものころはそのことになんの疑問も抱かなかったの