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すごっ! と言われて、ふと。

つい先日、初めてシナリオライターとして外に出せる仕事をしました。

以前からわたしを知っている人は「やっと叶って良かったね」と優しい声をかけてくれました。

そうなんです、わたしはライターの仕事を始めたいわゆる駆け出しの頃からずっと「シナリオの仕事がやりたい」と思い続けてきました。なので、わたし自身にとってもこれは非常に感慨深いものがあります。

それだけ長い期間言い続けてきたものですから、人によって話を聞いた時期がずいぶん違ってきます。ついこの間その話をしたばかりの相手との会話では、「え! ついこの前やりたいって言ってた仕事、もうやってるの? すごっ!」と、なる。

いや、全然すごくない。ここにくるまでずいぶん時間がかかったし、悔しい思いもしたし、しかもやっとスタートラインに立てたってだけの状況なので、これからもっと頑張らないといけないし。

でも聞く人によってはそう聞こえてしまうのかもな、と思ったのも事実。

わたしの話と一緒にしたら非常に申し訳ないけれど、世の中にはすごいと言われる人が大勢います。その人たちは確かにすごいんだろうし、すごいから注目を集め、さらにすごいことになって……と循環していくのだろうと思う。でも外に見えている姿と本質はきっと、どこかで違っているのだろうなあ。

すごい人こそものすごい努力をしたり失敗をしたりしてきてる。そういうことを忘れずに、千里の道も一歩から精神で今日も頑張ろうと思います。

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