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熱く闘え、田中碧。

田中碧選手のフォルトゥナ・デュッセルドルフへの移籍が正式に発表された。

ここでは友人と話している時のように碧くん、と呼ばせてもらおうと思う。

思えば今まで1人の選手を熱烈に応援するということが無かった。
自分がサッカーをやっていたせいもあるかもしれないけど、どの選手の素晴らしい面も目について、いわゆる『推し』と言えるほど飛び抜けて応援する選手がいなかったのだ。
そんな私に初めて毎年ユニフォームを買って応援したいと思える選手が現れた。それが碧くんだ。

2005年から川崎フロンターレを応援しているいわゆる『箱推し』サポーター。
下部組織出身の選手を注目して見てはいたけど、安藤駿介選手が頭ひとつ抜けているだけで他の選手は『同列に好き』だった。
だからユニフォームは中村憲剛選手にしようかな、家長昭博選手にしようかなと考えていたし、実際ふたりのユニフォームを買った事がある。

その自分の中の『推しの序列』が大きく変わったのは友人に誘われて麻生グラウンドに足繁く通うようになってから。
毎回最後まで居残り練習をしている選手がいる。
強い意志を目に宿して走っている選手がいる。
それが碧くんだった。

元来、少々不器用でも気持ちが見えるプレー、がむしゃらな選手が好きで、碧くんはまさにそれに見えた。
それから碧くんが公式戦デビューする日を心待ちにしながら目で追う日々が始まり、気付けばユニフォームを買っていた。
その後ファン感で抽選販売された選手支給ユニフォームが碧くんのユニフォームだった事で勝手に縁を感じ、私の『推し』は碧くんになった。

『推し』の選手の出現により登録しただけでほとんど稼働していなかった私のSNSが徐々に動き出し、公式戦デビューにして初ゴールを記録したことによりSNSで『田中碧』の文字を見る機会が増え、今ではすっかり『ツイ廃』である。(苦笑)

そこからの碧くんの活躍は割愛しても問題ないほどみんなの心に焼き付いていると思う。

碧くんには本当にたくさんワクワクさせてもらった。
Jリーグで初めてメンバー入りしたワクワクから始まって、今日の今日までずっとサッカー選手として大きくなっていく姿にワクワクさせてもらった。
そしてそれは明日以降もずっと続いていくと信じている。

近くで応援できないし、声援を直接碧くんの耳に届けることはできなくなってしまうけど、碧くんがサッカー選手を終えるその日まで、ずっと変わらず応援していく。
碧くんがプロになってから毎年買っていたユニフォームをよりたくさん買わせてほしいし、願わくば最後にはまたフロンターレブルーのユニフォームを買わせてほしい。
唯一の心残りと言えば◯試合出場のメモリアルユニフォームとJリーグMVPメモリアルユニフォームを買えなかった事だけど、それはまだ望みがあるから夢として心の中にしまっておく。

選手としてでもいい。引退のセレモニーでもいい。
碧くんのチャントを再び等々力で歌えるその日まで、私の『推し』は碧くんです。

碧き炎 胸にいだいて 熱く闘え 田中碧!

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