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体と心とつながる時間は自然とのつながりをも感じさせてくれる

目には見えない小さな細胞。その一つ一つがピチピチと音を立てて喜んでいるような。施術を受けた後はいつもそんな感覚に包まれます。澱んでいたものが一気に攪拌されて体内に動きが生まれる。そう、この動きこそ体が待ち望んでいたものなのでした。

月に一度の体のメンテナンスは体と心を見つめ直す絶好の機会です。

今ある体。これらは2~3ヶ月前に食べたものでできているんだよ、という話を耳にしたことはないですか?もちろんその通りです。が、わたしはここに普段の姿勢や生活習慣、思考グセなども加えた上での体の在り方により興味があります。

日々の栄養は食べ物だけでなく、喜びや楽しみといった明るいエネルギーや前向きな考え方といったポジティブな思考からも養われます。

また古来から太陽の光にはプラーナと言う「気」が発せられているとも伝えられてます。晴れた日が気持ちにも大きく作用するのは知らず知らずに天から降り注がれる「気」を注入して元気をもらっているからなのですね。

エネルギーを取り入れたら、次にするのはきちんと出すということもお忘れなく。

食べ物でいうなら体内に入り消化され栄養のある部分は体に運ばれていき、不要になったものは便や尿となって排泄されます。

血液は全身を駆け巡り何兆個とも言われる細胞の一つ一つに酸素や栄養を届ける一方で、使いふるされた細胞や血液は静脈に乗って心臓へと戻っていき、キレイになったのちに動脈から新鮮な血液が送り出されていきます。

お馴染みのリンパ液は血液のお友だち。血管からじんわりと染み出した余分な水分や老廃物、外部から侵入してきた異物を処理したものなどで満ちていて、これらも最終的に静脈と合流して心臓へと運ばれていきますね。

さらに呼吸。酸素を体に供給することで私たちは生かされています。吸い込んだ空気は二酸化炭素となって吐く息とともに体外へと排出されます。

体の機能を見ていると、

内に取り込むこと/外に排出すること

出し入れの繰り返しによって成り立っていることがよくわかるのです。

入れるものは食べ物、酸素、見えない気など様々な姿形として現れますがいわばまとめてしまえばエネルギーとも言い換えられます。

エネルギーを体内に取り込んだら外へ排出することで体のバランスを取っており、この循環の流れなくして双方は存在も出来ないし健康も保てないというわけです。


食物連鎖や環境問題も同じくで何かを使ったらどこかで使った分は補う必要があるし、使ったままのものは回収されるなり片付けられる必要があります。

地球の自然の力とわたしたち人間の消費とが生み出す力のバランスは確実に壊れてますね。このところ頻発している異常気象は地球がそういう激しいカタチで出さなくてはならなかった病なり症状なのでしょう。

体の機能を眺めていると人間は自然の摂理の中に組み込まれていることがわかります。自然の中の一部であり、自然そのものです。

と、こんなふうなことを体と向き合い施術を受けることでわたしは思い出すのです。毎日の忙しなさとか日々のルーティンに追われていると明日がやってくるのが当たり前という自分ありきな思考がどうしても先走りがちになります。いやいや、生きてるんじゃない。生かされてる。生かしてもらってるんですね。反省です。


体は魂の乗り物とはヨガでも言われたりしますが、快適に日々を暮らすためにも今ある自分の体に責任を持って生きていくことはどんな人にも与えられた権利だと思ってます。

わたしはセルフケアも行うことで常日頃から自分自身とつながる時間を意識的に持つようにしています。が、併せて人の手を借りるメンテナンス時間を設けることでエネルギーのやりとりも意識してます。

同業者ということもあり業界の発展も願ってケア活動に従事する人も応援したい。体や心と丁寧に向き合う人が増えたらいいなという願いも込めつつ健康・ケア分野にお金を落としたいとも考えています。いってみればお金も思いがカタチになったエネルギーですからね。

エネルギーの出し入れとバランスを保つこと。体のケアを通して考えてみるのもよいですよね。

わたしもいただいた元気を次へとつなげていこう。

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nao
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