見出し画像

BTSが人気絶頂期にグループでのキャリアを一時中断する理由(英ガーディアン紙より)

記事より一部抜粋、和訳しました。
よければ読んでみてください。

「BTSがソロ活動に専念することを発表したとき、彼らは慎重な言葉でそれを伝えた。『解散するわけではありません。しばらくは別々に暮らすだけです』とSugaは説明した。J-Hopeは『これは健全な計画だと分かってほしい』と付け加え、『私たちみんなが必要としていることです』と話した。

BTSが(これについて)話すことに神経質になったのも無理はない。それ以来、所属事務所の株価は、市場価値で17億ドルもの損失を出したと報道されている。また、ファンの感情と、国民の期待を背負っているのだ。

この2年間でBTSという概念は、7人の彼らよりも大きな存在になってしまった。グラミー賞にノミネートされた初のK-POPグループであり、初めて韓国語のシングルを全米チャート1位にしたグループであり、昨年LAで行われたわずか4公演では、3,330万ドルを売り上げるなど、多くの記録を打ち立ててきた。そして、欧米での成功は氷山の一角に過ぎない。彼らは3年連続でMnet Asian Music Awardの主要4部門をすべて受賞しているのだ。

BTSは、世界的な舞台で韓国の象徴的な存在となっている。2021年に外交官パスポートで渡航した後、国連総会で演説し、今月始めにはホワイトハウスを訪れ、バイデン大統領とアジア人のインクルージョンや、反アジアヘイトクライムの増加について話し合った。2018年の報告書によると、BTSは韓国経済にとって34億ドル以上の価値をもたらしているという。

しかし、デビュー以来、彼らは常にオーバー・アチーバー(予想以上の成績を収める者)であり続けた。突き進むことがBTSの『定義』であったため、この状況の変化が小さな決断でないことは明らかだ。動画で彼らは、これまでどれだけ大きな期待を背負ってきたか、そのすべてをさらけ出した。そして、印象的だったのは、この決断が世間の厳しい目にさらされることを覚悟していたであろうということだ。

また、2020年にリリースされたアルバム『Map of the Soul: 7』が、本来であればBTSの第1章の終わりを意味するものだったことも明らかにされた。しかし、コロナにより中止となったワールドツアーの代わりにシングルをリリースすることを選択したのだ。Dynamiteは、彼らにとって初の全米1位、グラミー賞にも初めてノミネートされた曲だった。BTSと所属事務所が、この突然の『ポップス界の頂点』に立つ機会を利用すべきと感じたのは、もっともなことだ。しかしRMはこの時、グループの方向性を見失い始めたと指摘した。

(動画では)7人のメンバーが、それぞれのアルバム制作に取り組んでいることを話し始め、最後にRMは締めくくった。

『7人で一つの目標に全身全霊で向かっていた。BTSは長く続いてほしいが、そのためには自分が自分らしくいなければならない。自分たちがBTSであることは確かで、皆さんのおかげでここまで来ることができた。ずっとBTSのRMでありたいと思う。すべてはこの先にある未来のために…』と。

BTSは今まで十分に駆け抜けてきたが、最近のシングルYet To Comeにあるように、ベストはまだこれからなのだ。」

元記事はこちら:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?