エアアジア、視界不良の再建 料理宅配や配車事業に活路
航空会社がブランド・低価格サービスを梃子に非航空事業の構築・拡大を買収を通じて進めている。
自社顧客に様々な製品・サービスを販売していく戦略。アメリカの航空会社ではこのような動きがあるように感じないが今後はでてくる可能性はある。
デルタ航空のマイレージを貯めているとLyftやHilton利用の際のポイントボーナスがつく、程度の連携が今後どう進化していくか楽しみ。
「サワディー(こんにちは)、エアアジア」。7月、エアアジアがインドネシアの配車大手ゴジェックのタイ事業の買収を発表すると、タイではゴジェックがウェブサイトに大きくこう投稿した。首都バンコクでは8月中旬以降、エアアジアのブランドカラーである赤の上着をまとった配達員がバイクにまたがり、料理宅配に走る。
主力の航空事業の不振で、デジタルを中心とする非航空事業の存在感は高まっている。同社のデジタル事業の売り上げがグループ売上高に占める割合は2020年12月期通期の14%から21年1~3月期には39%まで上昇した。
コロナ禍が終息して航空需要が戻ってきた後でも、「非航空事業の売上高の貢献は5割程度まで高まる」
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?