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アフリカ、「グリーン水素」事業相次ぐ 欧州市場目指す

 アフリカの人々の生活環境の改善と脱炭素化による事業が両立できますように。

アフリカで再生可能エネルギーを使って製造する「グリーン水素」の事業化を目指す動きが相次いでいる。風力や太陽光が豊富で、再生エネのコストが比較的安く、脱炭素に熱心な欧州に近い利点がある。

北部ではモロッコがいち早く動き出した。7月、グリーン水素とアンモニアを製造する総投資額75億ディルハム(約1000億円)の事業計画を明らかにした。アイルランド企業などが手がけ、22年の着工を目指す。

エジプトも8月、電力公社が独シーメンス・エナジーとグリーン水素の開発に向けた覚書に署名した。100~200メガワットの水電解装置を使った試験事業に着手する。同公社は7月、イタリア炭化水素公社とも事業化調査の実施で合意した。

南部の砂漠地帯にあるナミビアは8月、グリーン水素製造の事業化調査の開始でドイツと合意した。同国から4000万ユーロの支援を受ける。太陽光、風力に恵まれ、国土面積は日本の2倍以上でも人口は250万人強にすぎない。再エネ投資の余地が大きい。


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