【実話】#3 学校に行かないを選んだ娘との奮闘記=無知だと履歴書調査になる


私のこの記事を通して、

子ども時代にご自身が学校や社会で生きづらさを感じていた方や
思い出したくない過去を脳裏に巡らせた方からの心温まるメッセージを頂きました。
こうやって、心の内を語っていくことは勇気がいるものです。

未熟さ、無脳さ、無力さを感じてきたことを敢えて語っていくと言うことを快く感じない方も少なくないかもしれません。

その一方で、赤裸々に語ることで親近感を感じてくださる方も多いと思います。

同じような経験をされてない方も多いとも思います。

ですが、これから先の未来で、もし同じようなお悩みに直面された時に、
この記事に綴られていたことを思い出して頂き、
何かのヒントにして頂くことになるかもしれません。

そのためにも、私はまだまだこれからお伝えしていくお役目があると確信し、
この記事を綴っていきます。


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前回から続きます。

小学校3年生に進級し
学校に行けるようになる日が続きました。

少しだけ安堵するものです。
そしてそんな日々が続くと、『もう大丈夫そう!』とも感じます。

喉元過ぎれば熱さを忘れる・・・みたいな感じ?


そうやって安心し始めると
またどこかに心の余裕を感じてしまったりするもので

仕事にも没頭していきました。

しかし、そんな風に安心し始めた時に限って、その日はまたやってくるのです。


朝、起きれない。

学校に行きたくない。

・・・あ〜、やっぱりダメか・・・。

やっぱり・・・。

そう、心のどこかで
『また行けなくなる日が来るかも・・・』って思っている自分がいたのです。


学校に電話することがしんどくなる


欠席が続くと
正直、学校に欠席連絡をするのが、しんどくなるのです。
いや、チョーしんどいのです。


「はい、〇〇小学校です」

「◯年◯組の◯◯の母です。
今日も体調が優れないのでお休みさせて頂きます」

「どうされましたか?」

「・・・体調が悪いです。」

「どんな風に体調が悪いですか?頭痛ですか?発熱ですか?咳が出ますか?」

学校側は、体調不良の理由を求めてきます。
しかも電話に出る先生は、級外の先生だったり事務室の先生だったり、娘の状況がわからない先生だからこそ、根掘り葉掘り聞いてきます。

でも、こちらはこれと言った理由が見つかりません。

その電話1本で、母である私の気持ちも沈んでいきました。


「心が元気ありません」

そんな風に言ったこともありました。

そうすると途端に
「あ、そうなんですね。わかりましたぁ〜」

電話口の先生の声色が急に変わったりするのです。


この朝のたった数分の作業、とても苦痛でした。


電話をしない日もありました。

すると担任の先生から電話がきます。

「今日、〇〇さんどうですか・・・?」

「どうもこうも、いつもの調子ですよ・・・。」


「欠席の場合、お電話を頂けないと登校中に何かあったかなとか心配するので、できればご連絡ください」

「は、は、は、はい・・・わかりました・・・」
(わかってない、わかろうとしない私でした・・・ハイ)

内心、めちゃめちゃ複雑でした。
『この先生、なんもわかってないな・・・』


そして段々と欠席の日が増えていきました。


例え、行けた日があったとしても
休んでいる日が時折あると

授業で何をやっているかわからない

だから行けない


このループにハマっていくのです。


履歴書調査と感じる会話が辛かった・・・


そしてもう一つ・・・
欠席が続く娘のことは

お子さんを通して、お友達のお母さま方の耳に入っていくのです。
まぁ、たぶん噂話にもなっていたと推測します。
あーでもないこーでもない言っていたらしいです。
私からの情報を入手して、「〇〇らしいよ・・・」って話していたらしいです。

このことはその後、ずっと後になって知ることになりました。

スーパーで会ったりするママ友は
なんとなく私から距離をとりながらも

でも言葉を交わさないわけにもいかず

やはり娘の様子を聞いてくるのです。


人にもよりますが・・・
これもめっちゃ苦痛でした。


そして必ず、絶対必ず

「そうなったきっかけは?」

って

「何か嫌なことあった?」

聞いてきます。


調査が始まるのです。


最初の頃は私も悩み初めだったから
気の許せる方には、娘の状況を話しました。


根掘り葉掘り聞いてきます。


きっかけを知りたがります。

原因を知りたがります。

これは、絶対やめてください。

聞かないでください。

触れないでください。

自分を、母としての私を責められているようで心で泣いていました。


娘のことを哀れに見られているようで落ち込みました。

しかもそういう方は
どんどん突っ込んでくるのです。

時系列で聞いてきます。

履歴書調査が始まった・・・と私はある時感じました。

履歴書調べをする方には
たぶん、攻撃的にその旨は控えるように伝えました。

とても気分が悪かったのです。

だから・・・
ここまで読んでくださった方は

もしお近くに私と同じような経験をされている方がいたら
ぜひ、ご理解を示してあげてください。


私は、傷ついた心で
懸命に娘の将来を懸念していました。


最悪、学校に復活できなくても
何か本人が自信のもてるもの、興味のもてるもの、これだ!と思うものを見つけて欲しいと願っていました。


全力で応援してくれていた人がいるって頼もしい


そんな娘のことを
いつも変わらぬ姿勢で応援してくれる方もいました。


全く学校に行けなくなった娘のことを
「◯◯(娘)ちゃんは、きっとそのうちヒョコッと学校に行きそうな感じがするんだよね〜!」

「もし朝の登校班がなかったら、◯◯ちゃんちに娘を寄らせて一緒に学校に行きたいんだけどね〜」

って。

『いやぁ〜そんなにすぐには学校には行けそうにないよ・・・』と思いながらも


なぜ、この人はその大確信で娘のことを

できる!
行ける!
って言えるんだろう。


『どこに、その兆しを感じるんだろう・・・』

と不思議でフシギでたまらなかったのです。

でもなぜか・・・
とても心が救われたのです。


どこかで母としての自信を失いつつも
こうやって力強く応援してくれる人が一人いるだけで良い
そんな風に、その方のことを思っていました。


今日のお話はここまでにさせて頂きますね。
今日もラストまでお読みくださり、ありがとうございました。


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