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迷っていた野外劇の映像化をすることに決めた/クラファンを実施する理由

本日、劇団初の映像作品制作を目指した、
これまた初のクラウドファンディングの実施を発表しました。

なんだって初めてのことは緊張しますね。
公開時はかなりそわそわしちゃいました。

上記のテキストは僕が書いているので、
ほぼそこに想いのようなものはまとまってはいるのですが、

過去にnoteでこういうのも書いているので、
経緯とここに至った理由みたいなものもきちんと残しておこうと思いました。

こちらに書いたとおり、情報公開時点では、
映像配信及び作品化は想定しておらず、
決まったのは先週の今日、11日の劇団会議でした。

ちょうど野外の仕込み初日の夜に、明らかに今の状況を受けて伸び悩む動員(とはいえこの1週間でかなり伸びてありがたい、ありがとうございます)と、劇団員に聞いても役者さんに聞いても「観たいけどこの状況だから行けない」方がたくさんいらっしゃることを受け、
映像化についての議論をし、行うこと自体は決定しました。

しかしこの時点ではクラファン実施については一切話に上がっておらず、週明けに僕が劇団員向けに提案しました。
そこからプラットフォームの準備やテキストをガーッと準備して、メンバーに確認を取り、審査に通し、今日の公開にこぎつけました。
ほんとベンチャー企業みたいなスピード感でした。

僕がクラファンをやろうと思った理由は大きく2つです。

◯「現場に来て観劇する」以外の体験を創出したい
◯今のタイミングで団体として新しいポジティブなアクションをしたい

純粋に公演全体として多分ガッツリ赤字だろうな…みたいなところはもちろんあるんですが、ほぼ定職マンで構成されている我々としては(とってもツラいけども)なんとかならなくはない、みたいな感じなので、それが直接的な動機ではなく、上記2つによるものです。

3月後半辺りから僕らは「自分で選択することを制限される」という苦しみを味わっています。
その中でも適応して、できる範囲での選択をして生きているわけですが、曲がりなりにもそんな状況の中で人に受け取ってもらうものを生み出している団体として、選べる体験の選択肢を増やしたいという気持ちがあります。

「普段あまり降り立つ機会のない南千住駅から、短い商店街を抜けて、住宅街の一角にある仮説劇場で野外劇を観る」

という体験に価値を見出して作り続けていた中で、この状況でそれ以外に提供できる体験の機会として、クラファンを使いたいと思いました。

ご支援をお願いする形になるのになんか偉そうに聞こえてしまったらごめんなさいなのですが、会場限定販売の予定だった物販を始めとして、楽しんでいただける特典等もおつけしています。よろしければご覧いただければ嬉しいです。

2コ目としては先日書いたnoteの内容とかぶるのですが、

「こんなことでもなきゃやらなかったこと」ってたくさんあって、
これももちろんそのひとつなのですが、
そういった経験をポジティブに受け止めて、
今後も団体が続いていくための礎になるように、アクションをしていきたいと思っています。

実現したら作る映像作品ですが、もし実現をしたら
「野外公演の記録映像のクオリティ高いやつ」
ではなく
「映像作品」としてきっちりと作りたいなと思っています。

とはいえ、クラファンなんて今まで経験無いので未だにとってもそわそわしてます。どうなるかな。

なお、有観客での上演も予定通り行う想定です。
観に来れる方は是非、会場で体験いただけると嬉しいですが、
お好きな方を選んでいただければと思います。

よろしくお願いいたします!

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gekidanU野外本公演
「インディゴチルドレン」

脚本 遠藤遊(gekidanU)
演出 ヒガシナオキ(gekidanU)

7月24日〜26日,7月30日〜8月2日
毎夜19時30分開演

南千住gekidanU野外劇場

詳細 https://gekidanu.com/tomurai20
ご予約 https://www.quartet-online.net/ticket/tomurai20

フライヤー表

フライヤー裏


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