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峰の雪どぶろくPOCOTTO

商品名:峰の雪どぶろくPOCOTTO
酒蔵:峰の雪酒造場(福島県喜多方市)
原料米:喜多方産五百万石60%精米
度数:8度
日本酒度:-35
酸度:2.8
アミノ酸度:1.4

海老原商店です。飛露喜につづいて、次は峰の雪。なぜ福島なのか?それは店主が福島まで日本酒を仕入れにいっているからです。

今回の商品は「どぶろく」です。「どぶろく」は酒税法上の「日本酒」には該当せず、その他の醸造酒という扱いです。どぶろくは、いわゆる「もろみ」を濾さずにそのまま瓶詰したものです。濃厚です。そして、火入れしておりませんので、現在進行で発酵が進んでいます。

さて、喜多方が誇る峰の雪。杜氏は4代目の佐藤健信氏。東京農業大学醸造学科を卒業されて、新卒で麒麟山酒造に入社。当然、将来は自分の酒蔵に戻るわけですが、修行という位置づけだと思います。地理的にも福島と新潟は近い。何と11年も麒麟山で修業したようです。

佐藤氏によると、学生時代は日本酒が飲めず、ビールやらチューハイが多かったとの事。酒蔵の息子として生まれ、いずれ家の跡を継ぐことが宿命というか、当たり前の世界。東京農業大学で醸造を学ぶことも、酒蔵の跡取りとしては王道のキャリア。それでも、親の敷いたレールに沿って歩いただけで、若いころは自ら日本酒を飲もうとすることもなかったようです。ゆえに、麒麟山で11年修行したことにより、大きく飛躍する機会になったのではないかと想像します。

峰の雪の日本酒は年に数本仕入れていますが、基本的に外しません。美味しい。たぶん、どぶろくもかなり美味しいと思います。

皆さん、是非、海老原商店に佐藤杜氏のどぶろくを飲みにきてください。酵母が生きている日本酒って、素晴らしいですよ。

ではでは。


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