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Green Talk 30 : 私が必要ないものは誰かの必要なもの "share"

”ゼロ・ウェイスト・ホーム”の著者である、カリフォルニア在住のBea JohnsonさんのTED×Talksをみて、中古市場を利用するのは得意ではないけれど、それも見方を変えていこうという気持ちが生まれていたということを、以下に書いていました。


その第1歩で、先日、”中古市場で購入する”を実行してみました。
その際、同じお店で買取もできますよとご紹介いただいたので、試してみました。
結果は、5点でちょっと笑ってしまう金額でしたが。すこし良いランチは食べられそう。また、私の靴クローゼット 、洋服のクローゼット、そして気持ちに、少しの”余白”が生まれたのは確かです。

これまで、自分の服を売ることで私がとても気になっていたのは次の点でした。
・手続きの面倒さ(小さい障壁)
・使い痛みにより誰かをがっかりさせたりクレームになったら嫌だということ、私が貸し借りや譲渡があまり得意ではない(大きい障壁)

小さい障壁の”手続き”については、箱を頼む→箱に入れる→配送に出す→査定を受ける→入金処理のようなステップを1回でできるので、お店に持ち込むことにしました。いつもの”ついで”作戦で、用事のついでに寄ることに。

今回、伺ったところは「1点からでも!」と言ってくださるところなのもありがたかったです。ただし、取り扱いブランドにはNoがあるので事前に確認が良いかと思います。また、試しに、Yes/Noどちらにも記載のないブランドのものも1点だけ持って行ってみましたが、買い取っていただけました。

点数が少ないので査定時間は約30分。その間は店内も見られますし、コーヒーを飲みながら待つこともできました。

そして大きい障壁だった、使い痛み等でがっかりさせたりクレームにという点は。そもそもダイレクトに誰かに譲ってではなく、中古市場のバイヤーさんが確認する方法なのでこの懸念は0となりました。そして、状態は、私ではなく相手が判断します。無理ならシンプルに返却されます。

1点、お受けできないと言われた商品がありました。10年以上前のバッグです。
年も経っていますし、外の革はほぼ問題ないのですが、内側に使い痛みがあったためという説明が簡潔だったので納得し、必要以上に「こんなものをお持ちして申し訳ない」とは思うこともなかったです。

なにより、Beaさんが素晴らしいという言葉で表現していた「自分が本当は必要ないものを、本当に必要な人に渡すこと=”Share” 」を1点以外はできたので、満足です。

今日の5点は、明らかに前から放置されていた使っていないものたちでした。
次回は、先日こちらに書き起こした、Beaさんの提唱される「クローゼット の20%が本当に着るもの、80%がwhat if =もしもの服」の80%を見つけ出し、中古市場やその他のところへ持っていきたいと思っています。

約10年前の2010年。1枚のブラックドレスで365日を着まわしてインドの貧困を救うプロジェクトを行なったNY在住のシーナさんがいました。

2020年は、イギリス在住のJadeさんという方が、新品の服を買わない状態でのスタイリングをInstagramで展開されています。合言葉は、"owning less and rewearing more"!

彼女たちをみていると、本当に洋服の持つ力は偉大だと感じます。持っている点数ではない。洋服とクリエイティビティと合わさると、いろいろな広がりを持つことができる。

私の中でも、少しづつですが、ファッションが新たな形に、そしてより好きなものになりつつあります。

まずは、楽しんで!続けてみるつもりです。