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  • 屋久島・口永良部記

    7日間の島の記憶

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屋久島観光編②

6:30、起床。 今日は部屋の時計に狂いはないよう。 あとの2人は1人は散歩、1人は台所。 台所の友人から、納豆卵かけご飯と、納豆ご飯+落とし卵の味噌汁、どちらがよいか、と卵の食べ方について尋ねられる。 昨日の朝に生卵を食べたのと、落とし卵の味噌汁は好物なのでそちらをリクエスト。 散歩の友人にも連絡、双方加熱卵で一致を見る。 鮭のハラスを焼いてくれる。 (「ハラス」をずっと「ハラミ」だと勘違いしていた。 旅の後も誤りに気付かず使い続けていたため、友人たちより指摘を受ける。

    • 屋久島観光編①

      6日目。 目が覚めて、ひとつ向こう部屋の時計が目に入る。 10時15分。 ...10時15分? よっとまん部屋同様、ここの時計も出鱈目なのだ。 友人1人はもう起きていて、朝ご飯の支度をしてくれている。 寝る前まで放置されていた食器が、洗いカゴに伏せられていた。 冷蔵庫を開ける。 ドアポケットに4本のヨーグルッペが並ぶ。 ...4本? 昨晩めいめい2本ずつ買い求め(2×3=6)、あっつき温泉上がりで1本ずつ飲んだ(1×3=3)のだからして、残りは6-3=3本。 のはず

      • 口永良部珍道中編②

        5日目。 少し向こうから、かち、かち、と瀬戸物の触れ合う音。 そうだ、朝ご飯は7時、と昨日よっとまんが言っていた。 つまり今は、朝。 布団から這い出したものの、全く目が開かない。洗面所の鏡(なぜか食卓の横にある)をのぞく。 山を降りたら一応化粧をするつもりでメイク道具を持ってきていたが、結局一度もしていなかった。 動かない頭で、ご飯。 テレビで天気予報が雨を告げていた気がするが、よっとまんは「今日は晴れ」という。 魚の干物のようなものがおいしい。 皆は早や、食べ終わり始

        • 口永良部珍道中編①

          4日目。 7時。 外で人の起きる気配。 二日酔いでぐわぐわの頭とがちがちの身体。 カーテンを開けると、空と朝顔の薄青。 今日はフェリーで口永良部島に渡る予定。 リビングに行くと、お母さんが朝食の支度をしてくれていた。 【食べたもの】 白ご飯、具沢山お味噌汁(筍、豆腐、わかめ、白葱、人参)、つゆだく納豆、卵焼き、焼き鮭、お漬物、冷凍ぽんかん お味噌汁は麦味噌、甘くておいしい。 ふだんソイラテくらいしか朝ご飯を摂らないのに、旅先だとたくさん食べてしまう。 ぽんかんに添えら

        屋久島観光編②

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        • 屋久島・口永良部記
          7本

        記事

          宮之浦岳縦走編③

          3日目。 5時起床。 荷物を整理したりして、朝ご飯。 【食べたもの】 ナッツとレーズン入りシリアルにチャイを注いだものたっぷり(友人提供)、レーズンパン残り(誰よりも炭水化物を摂るように、と多く分けてもらった)、コーヒー 支度を整えているうち、プロセスおじさんが出発していく。 「またゴール地点で」と友人と話しているのが聞こえ、今日もデッドヒートを繰り広げるのだろう、と思った。(が、結局お会いしたのはこの時が最後となった) 6時半、出発。 雨。 前日から「明日は雨だ」

          宮之浦岳縦走編③

          宮之浦岳縦走編②

          2日目。 朝4時過ぎ、起床。 ごそごそと支度をし、5時朝ご飯。 【食べたもの】 ハムチーズサンド(切れてるフランスパン、切れてるチーズ、良さそうなハム)、レーズンロール、チャイ(友人持参) 友人が、昨晩飲んで空いた三岳ミニボトルに、山歩き用の水を分けてくれる。 ザックの脇に収めるのにちょうどよいサイズだし、手の中にもすっぽり収まる。何という資源の有効活用。大きなソフトボトルから器用に移す。 歯磨きをしたりして、薄暗い中6時過ぎ出発。 予報通りの怪しい天気にレインウェア

          宮之浦岳縦走編②

          宮之浦岳縦走編①

          1日目。 朝4時。同行の友人らと起床を確認し合い、朝食を摂る。 山に登る朝は納豆卵かけご飯、と決めているのだが、前日昼用に買ったカツサンドを食べそびれていたので、それと、ソイラテ。 支度をととのえ、5時半過ぎに家を出る。 快晴、準備万端、体調・メンタル良し。 不安要素などないはずであったが、私の気をほんの少し、小石一つ分くらい下へ引っ張るものがあった。空港での保安検査である。 何も危険物や禁止物を持ち込むわけではなく、たいていのことは「行けば分かる」「聞けばいい」と下

          宮之浦岳縦走編①