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北海道へ行ってきた

南禅寺豆腐屋の豆腐は北海道産ユキホマレという品種の大豆で造っている。

この度、縁あってユキホマレの生産者さんにお会いするため北海道へ行く機会を得ました。

台風接近という状況で飛行機飛ぶのかな?という心配はあったものの幸い支障なく無事にフライト

北海道は前日から天気が荒れていて着陸前は飛行機が揺れる、揺れる。初めて空で酔いそうになった。怖かった〜。

新千歳空港から大豆の産地、十勝帯広まで車で移動するのですが大雨の影響で川が増水、一部通行止めもあって3時間ほどのドライブ。

大豆、とうもろこし、玉ねぎと広い畑がビュンビュン通り過ぎていきます。

畑、畑また畑といった感じで視界いっぱいに葉っぱが広がります。

大豆はほぼ成長していて、ここから栄養を蓄えカラッカラに乾燥して10月には収穫をむかえるそうです。ちなみに今の状態で収穫したのが枝豆です。

おぉ~!見なれた枝豆さんが。

収穫してから乾燥させるとばかり思っていたので畑で乾燥させてから収穫するとは知らなかった。ここから10月まで大豆が育ちきるまで台風や虫との戦いが続くのです。

収穫された大豆はさまざまな選別の過程を経て保存、出荷されるのですが、その選別の中身が色、形、大きさ、割れ、石などの異物まで一回のサイクルで8時間もかかるそうです。

特に形や大きさが重要な煮豆用の大豆は手選別で仕上げるそうで手前がハネられたお豆さん、厳しい眼で選別されています。

こんな生産者さんの想いのこもった大豆で豆腐を造らせていただける幸せ。そして美味しく仕上がった豆腐を召し上がっていただく責任。

改めて豆腐製造業者としての重責、そしてやり甲斐を実感した視察旅行になりました。

他にも日本が抱える食糧生産の問題点や一次産業の苦労など様々な気づきをいただきました。

南禅寺豆腐屋は一介の豆腐屋に過ぎませんが豆腐造りを通じて日本の素晴らしい食文化や食の歴史を学び、また色々お伝えしていければと思います。

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