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衣食住をめぐる冒険 ー冬やすみ、都内企画展めぐり

こんばんは。明日から仕事ですね。

年始、ひさしぶりに動ける時間がまとまって取れたので行きたかった企画展にがつんと行ってきました。
その備忘録。ほんと楽しかった。

ミナ  ペルホネン/皆川明 つづく(東京都現代美術館@清澄白河)

 ミナペルホネンのことは最近までよく知らなくて、北欧のデザイナーの人のお名前かなとか、思っていた。大学時代にたまに買っていた「装苑」という雑誌に載っていたり、金沢21世紀美術館でお洋服が展示してあったり、タンバリンプレートというお皿がとんでもなく可愛かったりしたので、少しずつ接点はあった。

 近頃では、大好きなsghrグラス(菅原硝子工房)でミナペルホネンの製品があったり、『つづくをつくる』という本などで皆川明さんのインタビューを読んだり、なにかと興味深々。馬喰町にギャラリーのようなショップが2店舗オープンしたとのニュースを知り、行ってみたりしている。あと青山のCallというオシャレカフェにも行った。そか、かなり好きなのね。ちなみに、憧れのタンバリンプレートはまだ買えていない。

長期休館明けの東京都現代美術館もお初だ。
立地的にまとまった時間が取れないとなかなか行けなかったのだが、あの建物自体好き。清澄白河はよい。好き。


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晴れてて人が居ない広い場所、好き。

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夜もかっこいい。

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写真撮れるゾーンけっこうある。

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写真だとちょい怖いwけど、ミナのお洋服がずらりとならんで壮観。
これまだ続きます。

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べつの区画。空間の使いとかライティングとかよい。

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おうちの展示~。ゲストハウス?だっけか。右手のスタンドライトに貼ってある布が「タンバリン」という名前のテキスタイルです。
これを刺繍するマシンの様子とか、デザインの原画が展示してあるお部屋もあり最高オブ最高。


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やきもの入門(出光美術館@日比谷)

出光美術館は去年も年始始めに行ったことはじめ美術館でした。
焼き物の世界にドはまりしてはや2年。東京ドームで催される食器日本一のイベント、テーブルウェアフェスティバルに行ったり、陶器を求めて美濃や多治見の知人の家に押しかけたり、お茶の世界にもすこし触れてみたり、去年はいろいろできました。すこしずつ本読んだりして勉強し、焼き物系は美術館もメモ取りながら鑑賞するので、やや詳しくなりつつある。和の陶磁器。お宝鑑定団をとても楽しく観れるようになったのがよかったこと。

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もう言うまでもないですが、すごくよかった。
わかりやすいキュレーションで古代から現代までの日本の焼きもの史を超速で追える優秀な企画展だった。かわいい埴輪とかみられるのも珍しいし、案外かわいいのでよいです。

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やきものというか、器のことを知りたい人はぜったいにこれをまず読んだら良い。カラーページでの図説もあるし、100均の皿ばっかり使ってるよという人が、はじめになにを買えばいいかわかる。好きな皿で食べるごはんは旨いぞ。

窓展(東京国立近代美術館@竹橋)

とても珍しい「窓」にフォーカスした企画展。目のつけどころがイイ。
楽しかった~~~。

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こういうグラフィックの仕事が丁寧で感心する。年表大好きっ子。

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写真OKゾーンの広さがすごい。太っ腹です。

これらはほぼ前半の展示ですが、後半にすすむほどインスタレーションアートも増えて、エキセントリックになります。ややサブカルっぽさは否めないものの、好きな人はめちゃすきだと思う。窓展。

はからずしも衣食住に

書いていて気づいたのですが、ミナ=衣、やきもの=食、窓展=住と、衣食住を知るラインナップとなりました。

これは偶然ではなく、生活に近接するアートが好きなのかも!流行や時代の大きな流れを感じつつも連綿と続く人の営みが好きですね。なんかいい感じにまとまったーーー。

ではでは、

月曜始まりの年始1週間。5日間もたせるためにも、ゆるゆるはじめていきましょう。






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