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ウガンダのルブゴ(樹皮布)を色々なモノに使ってみたら

前回の記事で、ルブゴっていう物がある事をお話しましたが、今回は、ルブゴを現代の生活に取り入れたいんです!というお話です。

ルブゴ(樹皮布)は布でもあり、紙のようでもあり、柔らかいものも、硬いものもあり、伸縮性もあり、不思議な素材です。ハサミで切って、縫ったり、貼ったり、色々な方法で様々なモノに変身します。デリケートで、摩擦に弱い事や、洗濯ができない弱点を克服しつつ、何に使用すれば、最もその特長が活かされるでしょうか?試行錯誤を続けて、気づいたら随分と色々な物を作っていました。この記事をご覧になって、「こんな使い方は?」というアイデアや、「こんな物を作ってみて欲しい」というご希望があれば、お知らせいただけると幸いです。

ハット

軽くて、通気性があるので、被ると木陰に入る事と同じような効果が期待できます(個人の感想)。柿渋でコーティングする事で、撥水性を持たせることもできます。何より、色と風合いが素敵です。

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パラソル

ハット同様、木陰効果を期待しつつ、アフリカ布と組み合わせると華やかさも楽しめます。

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パラソルについては、試作品を2本だけ作りました。見栄えが良かったのですが、年に1度、10日間位のウガンダ訪問ですと、なかなかじっくりと、現地の人に作り方をお伝えできません。

バッグ

樹皮の天然カラーとアフリカ布の組み合わせが美しく、好評でしたが、洋服との摩擦で、着るものを選ばないと、衣服の毛玉問題と、樹皮布の擦り切れが同時に心配でした。

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そこで、透明ビニール生地でくるんでみました。

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これで心配はクリア!そしてデザインも満足!ですが、ビニール生地という素材をウガンダに持ち込むのは、伝統産業&環境保護の目的に沿わないのでは?と自らブレーキをかけています。

ポーチ

では、バッグ・イン・バッグなら、激しく擦れる事もないでしょうと考え、作っております。楽しいです。アフリカ布の種類の数だけ、デザインも広がっています。

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シンプルで落ち着いたスタイルにもなります。

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2017年頃までは、切り絵やステンシルでハシビロコウをデザインしていましたが、ここ数年は鉄製焼印をウガンダに持ち込み、炭火コンロで加熱した焼印ハシビロコウスタンプを使用しています。樹皮布に焼印を押す作業は、簡単ではありませんけど、誰が作ってもハシビロコウに見えるようにする事は、もっと難しかったので・・・。

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ウガンダの魅力をアピールする為に、ハシビロコウを基本のモチーフにしていますが、ハシビロコウ無しでも、樹皮布は十分素敵ですね。

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カードケース

名刺はもちろん、ポイントカードやPASMO入れとして使えます。

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ラフィア椰子の葉を裂いたものを糸代わりにしてかがるとルブゴの色が引き立ちます。ワークショップで、参加者の皆さんに、それぞれアフリカ布を選んで、制作して頂いたこともあります。

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ミシンで縫製する事も。

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ブックカバー

樹皮布の手触りは、気持ちを落ち着かせる効果がありますので(個人の感想)、ブックカバーやノートにすると穏やかな気持ちで読書にお勉強に集中できるのではないでしょうか。

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ブックカバー作りも、皆さん楽しんでくださるので、ワークショップができる日が待ち遠しいです。

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アクセサリー

ルブゴを少しも無駄にしたくはありません。細長い2等辺三角形に切り、くるくると巻いて、ビーズにしています。ペーパービーズと組み合わせると、またまたカラフルさが引き立ちます。

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インテリア

壁掛け、ランプシェードとしても活躍します。

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これ以上続けると、ルブゴの現物をご覧になる前に、飽きられてしまうのでは?と心配になってきました。一つの記事には纏まらない位、ルブゴの使い道がある事に気付きましたので、ウガンダの人達と良いモノをたくさん作ります。ルブゴに触れてみて、好きになってくれる人が一人でも現れますように・・・



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