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ウガンダ野生生物保全教育センター(UWEC)にお泊り

ウガンダについて、シリアスな話題が続きましたが、そろそろ、ウガンダにやっぱり行きたい!という素直な気持ちを解放したいと思います。ウガンダ野生生物保全教育センター(UWEC)のBehind The Scene(舞台裏)というプログラムに2020年2月に参加した時の思い出です。

エンテベ到着

エンテベ動物園とも呼ばれるようにUWECはエンテベ国際空港からほど近い、エンテベのビクトリア湖岸にあります。成田を2月4日午後8時40分に出発し、インチョンとアディスアババを経由して、2月5日の朝10時35分にエンテベに到着しました。新型コロナという得体のしれないウィルスの感染が広がり始めたばかりの頃でした。白衣の検疫係にアルコールスプレーと思われる液体を頭から噴射されましたが、問題無く入国できました。けれど、預けた荷物を受け取ってがっかり。スーツケースのハンドルが破損していました。空港内のカウンターで破損の届け出をしているうちに、正午近くになってしまいました。クレーム受付係の女性は、イミグレーションやカスタムの役人と比べたら、ずっと愛想良く対応してくれましたが、ウガンダでは定番のゆっくり対応でした。何処かに電話して、ウガンダでは補償できないと確認した後、日本に帰ってから補償請求に使えるというレポートを作成してくれました。色々と聞かれる事(スーツケースをいつ購入した、幾らだった等)に答えたり、Eチケットのコピーを取るのを待っている間、帰りはどうやって荷物を持ち帰ろうか考えつつ、仕事のゆっくりさ加減に、ウガンダに着いたんだと実感していました。ウガンダの人々は待たされても、ほとんど文句を言いません、というか苦痛に思わないようです。今回は、一緒にUWECに泊る予定のクリスティンと、その息子の甥っ子、マーク君が運転手として来てくれました。クリスティンもマークも、ナントンゴが、いつも、同じ飛行機で到着した乗客の中で、一番遅れてゲートから現れる事には慣れていて、気長に待ってくれています。スーツケースの破損が無くても、何故かいつも時間がかかります。

クリスティン達に会えてホッとして、空港の建物から出るや否や、強烈な日差しと、青い空と濃い緑が眩しくて、目を開けていられなくなります。サングラスが必需品なので、機内持ち込み荷物の方に入れて、到着したらすぐに取り出せるようにしておかないと辛い事になります。

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空港の敷地を出て程なく、右手にキラキラしたビクトリア湖が見えてくると、ウガンダに着いたという良い意味での実感と開放感で高揚してきます。

UWEC到着

エンテベから首都カンパラまでは、車で1時間位ですが、今回はUWECの宿泊施設に予約をしていたので直行です。15分位で着いてしまいました。

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UWECは空港から近い便利な場所ですので、今までにも、空港へ送って貰う前に時間を調整する為に立ち寄った事があり、動物園というより、レストランとして認識していました。下の写真は2013年、帰国前に寄り道した時のUWEC内のレストランです。

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ビクトリア湖を見下ろしながら、お魚(ティラピア)の素揚げを食べたり、食べ残しを狙って来るハゲコウに驚いたりしました。周りのお客さんは誰一人ハゲコウには関心を示さず、レストランのウェイターに追い払われていました。

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今回は、レストランには寄らず、宿泊施設に案内して貰います。流石に29ヘクタールの広さのセンターだけあって、入り口から、宿泊施設まで車で乗り入れました。

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丸いレンガ造りに藁ぶき屋根のバンダと呼ばれる可愛らしい建物です。バンダの中にはバス、シャワー(お湯が出ました!)、トイレが備え付けられ、寝床は蚊帳付きの二段ベッドでした。

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宿泊者は自由に施設内を見学できるそうです。バンダの目の前には、キリンがゆったりと歩き回っています。

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UWECのハシビロコウとご対面

日本から予約をした時に、UWECの宿泊担当者は、ハシビロコウのすぐ傍で寝られると言っていましたが、果たして⁈ 肝心のハシビロコウさん達は、ちゃんと、バンダから歩いて1分くらいの所にいらっしゃいました。

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日暮れまで、ハシビロコウを見て過ごす事もできましたが、ナントンゴは、到着一日目からプロジェクトの作家さん達に会う予定がありましたので、翌日の飼育員体験を楽しみに、ハシビロコウ観察は早々に切り上げ、一旦カンパラ市内に向かいました。夫の実家にも行きました。義父が亡くなったのが4ヵ月前で、その時、夫だけが葬儀に参加しにウガンダに帰りましたので、今回は、夫を日本に置いてナントンゴ1人でのウガンダ訪問でした。義母は、義父が亡くなってからあまり体調が良くないと聞いていました。義父のいない実家は、寂しげで落ち着きませんが、義母に笑顔で迎えて貰い、ホッとしました。そして、知らない間にまたしても親戚の赤ちゃんが増え、一層大家族になっていた事に驚きました。

夜遅くにカンパラからエンテベに戻りました。真っ暗な動物園では、動物は何も見えないので、シャワーを浴びてさっさと寝る事にしました。一日飼育員体験は早朝スタートなので、寝坊したら大変です。


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