Piscineを受けてみた話

 そういえば、この間、Piscineを受けてみました。
 完走はしてないので、不合格です。

 子どもの時のように新しいことばっかりで充実はしてましたし、素晴らしいプログラムなものの、途中で42の方向性とだいたいの受験者の方向性、私の方向性が合わないことが判明したので、「これは今受験している時間を自分の行きたい方向に使う方がいいな」と受験を終了することにしました。

 受験前は「IT系の会社の囲い込みだなあ。プールっていうよりも生簀か釣り堀っぽいな」と若干斜に構えていましたが、受けて良かったと思います。受けるのを迷ってるなら、ぜひにでも勧めたいです。
理由は、3つほど挙げれます。

①自分のしたいことや勉強法、コミュニケーションの問題点、健康的な閾値など、自己分析に使えるところ。受験者は100人くらいいるので、いろんな人と自分を比べられて自己分析ができます。
これ、社会人だと転職とかしないとなかなか出来ない体験なので、ガチのマジで良いです。

②P2Pラーニングを試せること。私には合っていたように思います。また、他人のコードを読むことがあんなに勉強になるとは……! これだけは今後も続けたいと思います。
あと、個人的なことですが、教育実習でお局様にパワハラされたトラウマで人に教えるのに苦手意識ありましたが、(相対的なものもあるでしょうが、)説明の仕方等で何人にも褒められてちょっと持ち直しました。

③プログラミング環境を構築するきっかけになる。ソフト入れたり、ショートカット覚えたりなんなり。初心者も多く、お互いに教え合う土壌があるので、ワイワイ試行錯誤するのは良かったです。

 特に①かなあ。健康も自己分析できるとは思わなかった。
 フルタイムで働きながらだったので、受けている期間は毎日4時間睡眠。校舎でコードを書いてたらご飯も忘れ、トイレも行かないし、ピル飲んでるのに生理くるとかで超絶不健康で草も生えない生活をしてたので、強制的にですが。
 でも、コードモンクな生活も可能だって分かったのはプログラミングの学習する身では「自分結構向いてるな」って自信になって、私はPiscineは受験取りやめるとしても、プログラミングの勉強は自分のやりたい言語で続けられると思えるようになったのが、結果的に1番のお土産かなあ。

 こんな『体験』を無料でできたってのは幸運でした。元々ネットで調べて色々やってみるタイプでしたが、今まで以上に新しいことをやる敷居が下がりました。
 マジで迷ってる人は時間もったないんでやった方がいいと思います。受験の内容は内緒ですし、42のやり方や方向性と自分を比べるのは実際に飛び込んでみないとわかんないですしね!


 とはいえ、受験をやめようと、勉強は続くよどこまでも。
 ま、あと数ヶ月の見通しではIT系のことと言ったらマクロやSQL、DAX触ってるくらいでしょうが。海外の上司はプッシュするタイプなので、FSとか勉強して欲しいみたいだし、EDIとかもやらせそうなので、これからも頑張りたいと思います。


 ちなみに、実は恋人が(GitHubのあれこれや、転職サイトやLinkedInでスカウトしてくる企業を見るに)Twitterで言うところ「つよつよエンジニア」なんですが、平気で「ネットで調べて分からないの?」とか言ってしまう『お馬鹿さん』を理解出来ないタイプなので、他のプログラマやエンジニアさんの思考法やらを覗き見出来たのは本当によかった。

 そういえば、ちなみに恋人はPiscine受けると言ったところ、「Piscineや42で何をするの? プログラミングを勉強して、何を作りたいの?」と聞いてきました。うーむ、その時点で読まれていたっぽいですね。受験やめるといっても驚きませんでした。
 ま、奴がPiscineを勧めてきたんですがね?

 完全に手のひら。生体実験。人の心とかないんか?

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