見出し画像

福吉にもあった虹の松原、散歩道の発見

ただ防風林だと思ったら

糸島に引っ越してから、もうじき半年となる。
たいてい夕食後に散歩に出て、海や山、田んぼ道をテクテク、テクテク。
決まった散歩コースもあるにはあるが、昨日はこれまで行ったことのない道に踏み込んだ。
「福ふくの里」の菜の花畑を右に見て、「しらみぐち地蔵堂」を左に入ると、海はすぐそこだ。
右手に「防風林」の松林がある。
いつもは海に突き当たったら、福吉漁港方向の左に足を向ける。
右手はどうよ?
あら、松林がこんなに~。
と、びっくり。
これまで、この風景に氣づかなかったことに、またびっくり。
延々と続く松林は虹の松原っぽいではないか。
しかし、特に名もないらしかった。
「ワシら、ただの防風林じゃよ」
宮沢賢治ふうのセリフをつぶやいてみる。

誰もいない海

海と陸の境をたどると、クジラのような形の岬に、白いホテルのような建物が見える。
あれはなんだろう?
今度、あの岬まで歩いてみよう。
ビョービョーと風が鳴るなか、松林の半分ほどの地点で引き返す。


ゆるやかな弓型の海岸線は、いつもビーチクリーンにいく福吉の海岸とは趣が異なる。
波打ち際を歩いてみる。
砂が締っていて、靴が沈まない。
微妙に砂質も違うようだ。
固く歩きやすい波打ち際をテクテク、テクテク。

だーれもいない海、ふたりの愛をたしかめたくって~♬
南沙織の「17歳」が口をつく。
だれもいなければ、皮はショローでも氣持ちは17歳。
いいとこ、みぃつけちゃった。
散歩に出る直前、肩が凝っていたのが、ウソのように消えている。
やっぱり1日の〆には散歩が最高だ。

八角堂の建物

福吉漁協を過ぎ、牡蠣小屋を抜ける道にこんな建物を発見。
夢殿?
あにゃ、あれは六角堂だが、コレは八角堂。
案内板もなにもない。
周囲は住宅があるだけだ。
しかし、明らかに浮いている建物、不思議だ。
福吉という土地、いい具合に力が抜けている。
なんやかや、いろいろ、もろもろ片付けて移住した土地が、こういうところでよかった~。
さて、今日はどこを歩こうか。
皆様もご機嫌元氣な1日を。
ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?