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自動的にはバイリンガルにならない#2

ゲームのおかげで劇的にレベルアップした娘。

私娘と一緒に「どうぶつの森」「ゲームをする=韓国語」と自動的に頭で切り替えることができるようになりました。
私が娘と一緒に「どうぶつの森」をすることもあり、キャラクターのセリフを全て読みながら進めていましたが、とにかく初めて見る単語が多い!!
ゲームをしなければ一生知ることもなかった韓国語が多すぎて私の単語力までアップしました。

2ヵ国語の壁③

ゲームを始めてから旦那と娘の会話は全て韓国語になりました。
この頃から、旦那と私の語学に対する熱量の差がものすごくあることにも気づきました。

韓国在住の時に「日本語ばっかりじゃなくて韓国語も教えて」と言っていた旦那。日本に住み始めてからも同じことを言っています。
韓国にいる時は私しか日本語を話す人がいない環境なので必死になるのは当たり前です。旦那は結局どこに住んでも必死で韓国語を教えることはありません。それぞれが母国語を責任を持って教えるべき!とたびたび喧嘩になりました。

日本に住み始めてからの「家では韓国語で話して」と言う旦那の気持ちは理解できたので、韓国語で娘に話しかけますが返事は全て日本語でした。
娘の中で母=日本語、父=韓国語と切り替えをしているようです。しかし、旦那は「韓国語に慣れてないから日本語で返事をする」というのです。それなら韓国語をネイティブで話す側がもっと頑張って教えればいいのに…とモヤモヤする日々が続きました。

旦那は「娘が韓国語を話せるようになること」だけしか気にしていません。私は最終的に2カ国語ともネイティブレベルに持って行きたいという目標があるので、語学は自分がなんとかやるしかないと覚悟しました。

読み書きができない

韓国語は基本構造はローマ字を組合わせて読むイメージですが、前後をつなげて発音することが多いため書いた文字と発音が微妙に異なります。
娘は小学校低学年のため、まだローマ字を知りません。
私自身はTOPIK6級取得しているのである程度教えることはできますが、翻訳ベースになってしまうため娘には微妙ですし、ハングルの母音子音を教えるのはかなり難易度が高いです。

これまで何度も韓国語の読み書きを教えてきましたが、家でやっても続かず、娘には全く定着しませんでした。
ローマ字を覚えてからでも良いのかもしれませんが、日本人的な発音になる可能性もあるので避けたいところです。youtubeのテロップを見たり、カカオトークなどのメッセージをするためには読み書きは必須です。

こうなったら、他人の力に頼るしかありません。
読み書きをメインに韓国語のレッスン探しをしました。

韓国語レッスン

最近は韓国語レッスンをよく見かけるようになりましたが、子ども用のレッスンはほとんど見かけません。
娘はローマ字からハングル教えるのではなく、ハングルとして勉強する必要があるので韓国人の先生であることが絶対条件です。

ネイティブの先生に子どもレッスンが問い合わせてみたところ、幼い頃から少しずつ習慣的に覚えていくため小さな子供に教えるのはプロでもかなり難しいそうですが、一度やってみましょうとういうことに。
通常は小学校低学年にはレッスンをしていないそうですが、娘の場合は話せるので特別に授業を組んでくれました。
授業は基本的には韓国語で進められ、ハングルの子音、母音を何回も単純反復して勉強します。
私から見れば「どうやって理解しているんだろう?」と思う勉強法ですが、単純反復だけでハングルが読めるようになってきています。(レッスンを始めて4カ月経過)
現時点では「読む」のスタート地点ですが、ここから「書ける」段階までいくにはまだまだ時間がかかりそうです。

今後

先生に聞くと、最近はKPOPやドラマの影響もあって韓国語を勉強したい子ども(小学校高学年~)も増えているらしく、アイドルになりたい、推しのSNSを読みたいなど理由は様々だそう。その子たちには目的があっての勉強、勉強したいと思って通っている子たちなので上達が早いですが、娘にはそんなモチベーションは全くありません。
「やらされている」感と人見知りでレッスン中もあまり話さず静かに勉強しています。

だいたい話せて、発音も問題なし。語彙力を伸ばし、その次のステップに行くには「読み書き」が必ず必要です。読み書きはかなりの長期戦になるので韓国語レッスンを楽しく続けられるかが課題です。

まず、ひとつの目標はアッパ(パパ)とカカオトークをすることです。
本で勉強するよりも早く覚えたりするのかもしれません。

語学は教える側のセンスも重要ですし、勉強する側のセンスも必要だと思っています。
親の力だけでやることが理想ですが、仕事、勉強、習い事の送迎、さらに語学!!となるとかなりの労力が必要です。小学生も毎日忙しいです。
プロの力を借りつつ、時間をかけてやっていくしかありません。

本人のモチベーションと努力が必要ですが、2か国語育児は大事な時期を通り過ぎてしまうと第2言語になってしまう難しさがあると思います。
そうならないために、結局は親の努力がほとんどなのかもしれません。


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