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矛盾にきづいた春

小さな作業部屋で活動している
nanonai hanaya (名のない花屋) です。


毎年悩まされる私の花粉症の症状。
それは目・鼻・のどのかゆみと
時々吐きそうになるぐらいの辛い頭痛。

不謹慎だけど
「風邪をひいた方がずっとマシだ」と
春は何年も思ってきました。


だけど今日 病院の待合室でふと思ったこと。

それは花粉症の原因になる杉やヒノキたちは
私がリースやブーケを作るのに欠かせない。


プリザーブド加工されているものを使うので
花粉は出ないけれど、元は同じ植物です。


豚や鶏をかわいそうと言いながら
豚肉や鶏肉を食べる矛盾に少し似ている。

違うけど…なんて言うか、感覚的に。


花粉症の春は、その存在を恨めしく思い
使いたい時期、特にクリスマスシーズンは
たくさん仕入れよう!と意気込む。

私が杉やヒノキなら たまったもんじゃない。
「そんな無茶苦茶な」とため息をつきそう。
「勝手なこと言うな」って。

人間は自分の都合の良いように物事を見ます。
そこにあるものは変わらないのに
ある時は善で、ある時は悪に見てしまう。

もっと良い面を見て大切にしたら 
悪い面も少しは受け入れられるかも知れない。


そんなことをボーっと考えていると
花粉症の体の辛さは変わらないけど
気持ちが少しだけ軽くなる気がします。

気持ちだけでも軽くなるなら良し。

次に杉やヒノキを使う時は
「何年も恨めしく思ってごめんね」
そう思いながら束ねよう。

そんなことを思った、病院からの帰り道でした。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました⭐︎

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