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『天国のぴよちゃんからの贈りもの』ご紹介

りすにんぐファームのワークで、私が非常に悩んでいたことを話したとき、あとからメッセンジャーでやさしくお声をかけてフォローしてくださったのが、これから紹介するご本の著者である、こもれび ゆうさんでした。
臨床心理学修士課程を経ての深い見識をお持ちで、幼稚園での保護者支援カウンセリングなどもなさっています。
ご多忙でいらっしゃるのに、丁寧に関わってくださり、心にほっとした空間、安らぎをくださる素敵な方です。

「天国のぴよちゃんからの贈り物」という、11月1日に発売するご著書に先に触れる光栄をいただき、読むほどに癒しを受け取ったために、ぜひ多くの方に読んでもらえたらと、読書感想文をここに、書きたいと思います。

アマゾンで予約、発売日後は、購入も可能です。


母子の関係で苦しむ人の、お薬になる本だと思います。
読んでいる間、私は、一年前に亡くなった母が隣にいて、「そうそう、お母さんって、こんな気持ちなのよ」って、笑っている気がして。天国の母と、愛で繋がりなおしたような、やさしい感覚に包まれました。

描かれているのは、言語を絶するような喪失。
もうすぐ生まれるという赤ちゃんとの、突然の別離。その、深い深い悲しみです。それが、飾り気のない真実の言葉で、胸に迫ってきます。

私は、この本を読むまで、母親という存在が、こんなにも、子供に対して、愛をもっているなんて思いもよらなかったのです。

若いころは母との間に、溝があったというか、様々な問題を抱えていた私は、それでも、40代になるころには、言いたいことを言い合いつくした経験のあと、病気の私を理解して、助けてくれているのは母だと思えるようになりました。

母はよく病気を、「代わってあげらるなら、代わってあげたい」という話をしてくれました。

その言葉の真意というのか、そこにあった愛が、この本を読んだことで、今になってよりいっそう、強く感じられるのです。
本に込められたゆうさんの愛の強さが、そのような気持ちを、もたらしてくれたのかなと。


また、この本は、じっくりと時間をかけて、失われた命と向き合う、魂と魂の、強い愛と絆の物語でもあります。

離れ離れになったあとも、親が子を思うとき、子もまた、どこかから語り掛けてくれているのかもしれない。そう、思わせてくれます。

愛というものは、時空を超えて、お互いを助け合う力になる。
また、その愛に気が付かせるためになら、小さな奇跡のような出来事、出会いさえ、何度だって訪れる。そう、気が付かせてくれました。

それから、喪失で苦しむゆうさんへの、ご家族の愛。そのご家族や友人たちの、ゆうさんへの愛も、非常に丁寧に描かれていて、読んでいて、心が辛くなりすぎないように、守らている感覚になりました。

本の中には、ゆうさんの義母様が描かれた、数々のイラストがちりばめられていて、それもまた、この本の大きな魅力の一つです。
どのイラストも、そこに添えられた文も、胸に迫るものがあり、見て、読んで、泣いてしまいました。

背表紙のイラストです

私は、この本を読んで、大きな感動とやさしさに包まれました。この本の著者、こもれび ゆうさんに、心からの感謝を込めて。

感想文、最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

以下、こもれび ゆうさんと繋がるリンクです。

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こもれび ゆうさんのnoteはこちら↓


『ギャルリ百草』インスタ           https://www.instagram.com/p/CyXvxxVvsQL/?igshid=MTc4MmM1YmI2Ng==


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