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推しとラジオは必需品

移動中の新幹線内で文章を推敲、そして夜行バスまで時間があるのでn回目の推敲。

今までで1番推敲してる。
今回は公開するのが恥ずかしいけど、文章の練習として人の目に晒してみたいからめちゃくちゃ読み直して気持ち悪く無いか確認。
何度読んでも気持ち悪さは消えない。

1人語りしてる人の話なんてまー面白くない。
自分の1人語りなんて気持ち悪くてしゃーない(笑)

基本は旅行の振り返りにnoteを使ってるけど、今回はコロナ禍で「抑うつ」になった話を。

今まで生きてきた中でも最高にメンタルがやられてめちゃくちゃ辛かった思い出のひとつ。
後になって友人から「あの時は病んでたよね」って言われて、時間が少し経ってからあれはメンタルがズタボロだったんだなって受け入れた。

どこにでもいる一般人の抑うつから回復できたってだけの話だからなんの面白味はないです。

明るい話でもないけど、今となっては生きていく上で必要な期間だったのかもしれないと思えるようになったから振り返って言語化してみます。
あと、この期間の話を人に雑談で話せるようになったというのもでかい要因ではある。

ほんと自己満でしかないから誰が得するのか、読んでくれる人なんているのかなとか思ってしまうけれど、たまには言語化する練習をしてみたいと思ってみたり。

それでも読んでみたいなと思ってくれるもの好きな方はお付き合いください。


当時は3回目の緊急事態宣言が発令中で、少しずつ感染者数が減少している時期だった(2021年のGWあたり)。
まだ大学はオンライン授業で、バイトで外出する以外は家でじっと過ごす日々。

比較的自粛をしている側だったが、3回目だったのとGWということもあって、InstagramやTwitterを見ていると遊んでいる人がちらほら増えだした。
一方でテレビやTwitterの投稿によってはコロナの暗いニュースばかりで、そのギャップで徐々に心がしんどくなっていった。

また、ある大学の講義の動画を見てから「今現在、自分がいる環境は自分にとって正解だったのか」と悩みを抱くようになる。

この二つの悩みをきっかけにして、SNSやLINEなどで人と簡単に繋がれてしまうことに疲弊してしまった。
人の悩みの大半は人間関係と耳にするが、ほんとにそうなんだなと。

ずぶずぶと暗い気持ちから抜け出せなくなり、突然ブレイカーが落ちるように、ある瞬間からあらゆる情報を見ることに耐えられなくなった。
そのため、LINEでは既読を付けられなくなり、SNSも全てのアカウントからログアウト。
やがてスマホを見ることもできなくなって、一日のほとんど電源を切って外界からの情報を遮断した。

誰とも連絡を取らない期間が始まり、ここからどうやっていつ抜け出せるのか分からない、ゴールが全く見えないということがめちゃくちゃ辛い…。

この期間は無理くりバイトだけは何とか頑張って、ラジオを聴くことと読書だけに没頭していた。

高校の時までラジオに夢中になっていたが、大学生になってからは忙しくてラジオ離れをしており、久々にウォークマンを引っ張り出してラジオを流してみた。

ラジオへの愛は以前の投稿で語っているので省略しておくが、ラジオでは顔も分からない人たちの日常で溢れていて安心感があった。
コロナで大変だねという空気はもちろんあるけれど、それを上回る日常があって居心地のいい空間だった。

そして並行で家の近くの本屋さんまで散歩して気になる小説を買っては読んで、買っては読んでということを繰り返す。

眠くなるまでラジオを聴きながら本を読んで夜を明かしたり、窓を開けて外の風を感じながら悠々と過ごしたりして、きっとこの間に思考の整理をしていたんだと思う。

やがて、ちょっとずつ他のことができるように回復してきて、次に取り組んだのが料理。
情けないことに、実家住まいで料理は母親に任せていたのだが、ふと料理にチャレンジしてみたくなった。

大学の専攻が化学だけどオンラインの影響で実験ができなかったから、料理でなんっちゃって実験気分も味わいたかったのもある(笑)
料理と実験って似てると思うんだけど、共感してくれる人いないんだよね。

家族が授業や仕事で外出している間にリクエストしてもらったメニューを不慣れながら作ったりもした。
要領よくするためにはこの工程の間にこの作業をして…とかを頭で整理しながら動いたり、これまでの思考の整理したりと、かなり精神安定剤になっていた気がする。

こんな生活を2週間程度つづけていると、母親が仕事から帰ってきてとんでもない爆弾を落としてきた。

「あんた、星野源がガッキーと結婚したよ」

頭が真っ白になってテレビを付け、そしてずっと電源を付けられなかったスマホを躊躇なく起動させた。
すると推しである星野源の結婚報道が大量に飛び込んでくる。

ええええええ?んんんんんんんん??????今朝まで聴いていたオールナイトニッポンではそんな素振り一切なかったやん??????
推しが結婚して素晴らしくめでたいのに落ち込んでいる場合ではないぞ。

と急にこれまでの悩みがどうでも良くなって勢いで溜まりに溜まっていたLINEを返信した。
人によっては死んだんじゃないかとガチで心配してくれている内容だったりしたのを鮮明に覚えている。

この話をすると普通ロスじゃないの?と総ツッコミをされるのは慣れてきた。
人と出会って別れる、繋がるってのは縁みたいなものがあって、人間関係はその流れに任せちゃえばええやん!と報道を見て思えるようになったのかな?多分??

そして先ほど最初の方に触れた大学の講義に戻る。
この講義がオムニバス形式で大学の卒業生の社会経験を聞いてキャリアについて考えようというものだった。
この講義をきっかけに現在地が正しいのか分からくなったが、別の講師の講義を聞いて腑に落とすことができた。

今自分がいる地点まで何度も選択の続きだったけれど、選んでいない人生なんて歩んでいないんだから分からないもので。

選んでいない選択肢を正解だったと思うのではなく、選び続けた今が正解だと思うしかない。

他人から正解だよと言ってもらうのは安心材料にはなる。
けど一番大事なのは自分が選び続けた結果は正しいと自分で認められることで。
そのために振り返った時に正解だと思えるように行動し続けるしかないんだと結論づけることができた。

これも結婚の衝撃で突然導き出されたものではあるが、何をきっかけに落ち込んで回復できるかなんて、その時までほんと分からない。

今回はオンラインでずっと沈み続けて思考できたおかげで2週間で回復できたけど、状況や原因、期間も人それぞれだから苦しい。 

多分オンラインじゃなかったからもっと時間かかってたと思う。
それかむしろ考える時間がありすぎたせいでつまづいたかのどちらか。

この経験のおかげで、ちゃんと食らいついてるという前提があるけど、人生何とかなるように物事は進んでいるなと受け入れられるようになった。
いわゆる諦念みたいなものなのかもしれない。

人生いつ終わるかなんて分からないんだから、それまでの自分を自分で正しかったと認めてあげられるように、今できることをありったけにアホになりながら楽しむしかないよな~と。

とりあえず推しとラジオはどん底から救ってくれる必需品だ。

星野源のライブが終わったテンションで公開してみますかね。
次のツアーが発表されるまで人生喰らい付いていくぞ!!

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