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さよならが言えるお別れは、幸せ

先日、入社してから3年間お世話になった上司が30代の若さで亡くなった。
同じ部署だったので迷惑をかけてしまったこともあったし、感謝することも沢山あったのに、突然居なくなってしまった。
役職もある重要な人なのに、居なくなっても会社はなんとか回り、淡々と日々が過ぎていって昨日私は仕事を納めた。

思い返せば別れはいつも突然で嫌になる。

私が経験した別れは主に3つあるけれど、
永遠の別れは余命でも分かってない限りお別れの言葉を言えないし、若い人なら尚更今日が最後だなんて思えない。

訳あって親友を疎遠にしたときだって友達にお別れの言葉なんて言うのもおかしいので面倒ごとにならないようにフェードアウトしてしまった。他にも知らず知らずのうちに疎遠になっている友達も多いと思う。

過去の恋人との別れだって前触れと積み重ねがあったのかもしれないけど、私は鈍感だから気付けない。

でも、唯一恋人との別れは「さよなら」を言えるから幸せなのかもしれないね。
もう二度とそんな別れが来ないことを願っているけど、もしもその日が来たら最後の愛情だと思って、潔く「さよなら」を言いたい。

お別れの言葉が言えることって、悲しいだけのものだと思ってたけど前に進める言葉でもあると知った。

だから最後に何も言えなかった上司に対してはまだ心残りがある。
コツコツ働くことが恩返しになると思うので、この蟠りがいつか消えてくれるように頑張ろう。

今、自分の周りにいる人が当たり前に未来にも存在するわけではないということを忘れずに
そしてお別れは必ずしも不幸なことばかりではないということを学んで生きていきたい。

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