そういえば最近Amazonをめっきり使わなくなった

かつてはそこそこAmazonを利用していたが、今やめったにAmazonを利用しなくなった。ごくたまにやむを得ずAmazonを利用する程度である。

よく言われているのは外国の悪質業者や粗悪品がはびこるようになって悪貨が良貨を駆逐するようになったということだが、一応商品選びの際には慎重に選ぶようにしているので、今のところ悪質業者のせいで嫌な思いをしたことはない。

むしろ、Amazonは荷物の受取が不便だというのが最大の理由である。Amazonは取扱高が増えすぎて大手宅配便事業者に嫌われてしまったので、独自に個人事業主と契約して配送するようになった(個人事業主は大手よりも交渉力が劣るし、全体の一部の人がやめても大勢に影響がない)。配送日指定等のオプションを利用したければプライム会員になれということで常時課金されるか、一般会員としていつ配達されるかわからない博打をするかを選ぶことが求められるようになった。高頻度で買物するならいっそのことプライム会員になってしまえばよいのだろうが、そこまで頻度が高くないならプライム会員にならずに必要最小限の利用にとどめた方がよい。もっとも、置き配や宅配ボックスを利用できるならAmazonでも問題ない。田舎の一軒家なら置き配でも大丈夫だろうし、都会の新しいマンションなら宅配ボックスがあるだろう。

昔と違って最近はeコマースが普及したおかげで、様々な小売店が独自のオンライン通販を展開しており、そちらは店舗の素性がきちんとしているし、ヤマト運輸や佐川急便といったきちんとした宅配便事業者と契約しているので、一旦出荷されて宅配便事業者が荷物を扱うようになれば、それらの宅配便事業者の会員になることで配達時間指定や再配達依頼等を利用できる。荷物の受取についてはこちらの方が圧倒的に便利である。

では楽天市場はどうかといえば、これもほぼ利用しない。最大の理由はサイトがあまりにも見づらいことである。検索すれば複数業者を比較できるし、各業者のページにも飛ぶことができるのだが、検索ページも各業者のページもあまりにも見づらい。

各事業者が楽天のeコマースプラットフォームに相乗りしているだけであって、基本的には零細事業者の集合体である。一応楽天の審査もあるだろうから変な事業者はいないはずだが、取り扱っている商品は他の小売店から仕入れたものが主である。大手小売店舗が楽天にも出店しているケースもあるが、次第に自前の通販サイトに移行しており、敢えて楽天市場を利用する動機がない。

楽天市場を利用すれば楽天のポイントが貯まるのがメリットだが、Rポイントを利用できる実店舗は縮小傾向にある。マクドナルドも丸亀製麺もRポイントから撤退した。ファミリーマートではまだ使えるので、まとまったポイントがあればファミリーマートでの買物で使うくらいである。

小売店舗にせよホテルにせよレンタカーにせよ、これだけeコマースが普及すると直接予約を入れるのが一番便利かつ安心である。かつてeコマースが一般に普及していなかった頃はAmazonなり楽天市場なりに一定の存在価値があったが、今となっては過渡期の産物に見える。

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