無印良品のコーヒー

かつて無印良品のコーヒーを試しに買ってみたことがあったが、口に合わなかったのでそれっきりだった。2024年3月6日にリニューアルされたようで、ネットで褒められていたので、試しに購入してみた。

購入したのは深煎りの粉である。200gで750円。リニューアル前は550円だったようである。カルディの比較的安いコーヒーと同じくらいの価格帯。いざ開封してみると、深煎り豆の割には挽きが細かくなく、中挽きである。最初にいれてみたところ、香りや味は深煎りというよりも中煎りに近い中深煎りである。深煎りの割には酸味が強く、これも深煎りというよりも中煎りのような味。深煎りではなく中煎りだと思って飲む分にはよいのではないだろうか。しかし深煎りでこれだと、中煎りや浅煎りはもっと煎りが浅いことが予想される。

そういうことならばということで次は豆の量を多くしてみたところ、やっと深煎り豆らしいコクが出てきた。このコーヒーは豆をたっぷり使った方がよさそうである。

改めてラベルを見たところ、製造所は小川珈琲だった。コーヒー豆は自然のものなのでまとまった量を調達すると品質にばらつきが出てしまう。ランク分けした後に、自社ブランドでは販売できないものが残ってしまうので、他のブランドで廉価版を卸す。丸山珈琲は廉価版をツルヤに卸している(ただしツルヤに卸しているコーヒー豆にも丸山珈琲のラベルが印刷されている)。

言われてみればたしかに小川の廉価版のような味もするが、無印のコーヒーが小川よりも一回り安いわけではないし、それなら普通の小川のコーヒーを買った方がよいかもしれない。丸山珈琲と異なり小川珈琲なら普通のスーパーでも売っている。

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