緩やかな短歌熱
今年に入ってから短歌熱がゆるく続いています。
小学生、ただの歴史の一部だった『みだれ髪(与謝野晶子)』から始まり
中学生で衝撃を受けた『サラダ記念日(俵万智)』の現代短歌という概念
高校生になって視界がひらけた『ショートソング(枡野浩一)』
当時多感な高校生だった自分は、そこから佐藤真由美、加藤千恵と流れるように読み漁りました。今の時代だと雪舟えまとか読んでいただろうなぁと昔の自分の感覚をほほえましく思います。
そもそも十年近く経ってなぜまた短歌熱が沸いてきたのか。
きっかけの一つが枡野浩一のBL短歌。noteで公開されています。
枡野さんのtwtterをきっかけに久しぶりに口語短歌に触れ、やっぱり、短歌、おもしろい。と思ったわけです。今は、大人になった自分の感覚に合う短歌を探すことに熱中しています。
最近好きだなと思った短歌をいくつか引用します。
体温計くわえて窓に額つけ「ゆひら」とさわぐ雪のことかよ 穂村弘
太ももにきのうの胸をひきよせて左足からむすぶくつひも 蒼井杏
「あんたかてきばりなはれなつらつらの椿は落ちてからが椿や」 林和清
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