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ニューカペナチャンピオンシップ大会レポート

こんにちは。HareruyaProsの佐藤啓輔です。
今回は先日5/20より行われたニューカペナチャンピオンシップに参加しましたのでその大会レポートとなります。間がかなり空いてしまったので結果だけの簡単なものにはなります。
前回の神河チャンピオンシップの大会レポートは以下になりますので興味があればご覧ください。


大会について

今回参加したニューカペナチャンピオンシップのフォーマットはスタンダードとヒストリックの混合フォーマット。
毎度ながらダブルフォーマットになります。
スタンダードは言わずもがな、ヒストリックは紙マジックには無いMTG ARENA独自のフォーマットになります。こちらもお馴染みかと思います。

デッキ選択 ~スタンダード~

スタンダードは白単アグロを選択。
デッキリストは以下。

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https://mtgmelee.com/Decklist/View/222810

スタンダードはニューカペナ発売後の環境となります。新しいトライオームでマナベースが強化され、《策謀の予見者、ラフィーン》等の加入で頭角を現したエスパーミッドレンジがトップメタと予想。トップメタであるエスパーミッドレンジを使用して、エスパーミッドレンジに勝てる構築を模索するか、エスパーミッドレンジに有利が付くデッキを持っていくがまず選択になります。
白単アグロを持ち込んだのは、最終的にジェスカイオパスが勝つだろうとか、メタゲーム的に立ち位置が良さそうと考えたわけではありません。今回個人的な事情もあり、デッキ選択の検討や練習する時間がいつもに比べて取れなかったため以下の理由で選択。
①相手が何であろうとゲームプランがブレない
 →何と当たるかは蓋を開けないとわからないため、本来ならば仮想敵に合わせたゲームプランを詳細に検討する必要があります。時間の関係で今回そのような検討時間がとれないこともあり、どのデッキに対しても一貫したゲームプランを取れることにメリットを感じました。
②プレイが比較的簡単
 →①にも被りますが、クリーチャーを展開して攻めるのみなのでミッドレンジ系のデッキよりはプレイが簡単で、練習時間も比べて多くは必要ありません。
時間があれば自分なりにエスパーミッドレンジに強いエスパーミッドレンジや、エスパーミッドレンジに強いデッキの検討をしたかったところでした。
エスパーミッドレンジが多いと予想しておいて何言ってるという感じですが、特段このデッキはエスパーミッドレンジに有利ではありません。今回はやむ無し。

デッキ選択 ~ヒストリック~

ヒストリックはオリジナルのラクドスミッドレンジを選択。
デッキリストは以下。

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https://mtgmelee.com/Decklist/View/222686

ヒストリックのメタゲームはゴルガリフードとイゼットフェニックスの2デッキが中心。この2デッキは完成度が他より高く、ヒストリックにおいては安定した選択肢に成り得ますが、その分ミラーマッチも多発します。両デッキ共にミラーマッチはやりたくないので、別のデッキを持ち込むことは元々決めていました。
そこで、以前より温めていた(?)ラクドスミッドレンジを持ち込むことにしました。デッキはラクドスアルカニストがベースです。
ヒストリック環境ではメタの中心である2デッキに有効な墓地対策に余念は無く、ベースとなったデッキのキーカードである《戦慄衆の秘儀術師》は墓地に全依存するためイマイチと考えました。墓地対策の前にはただの1/3です。
代わりに白羽の矢が立ったがラヒルダ。手札破壊→ラヒルダの動きはプレッシャー十分。墓地に依存しないのも〇。
ゴルガリフードにはメインこそ厳しいですが、サイドに《碑出告が全てを貪る》を4枚取ることで相性差をひっくり返すことを狙っています。イゼットフェニックスにも戦えるように調整できたのも決め手です。
スタンダード同様、時間はあまり取れませんでしたが、上述の通り元々この形で以前より試行錯誤しながら温めていたので微調整程度で済みました。
新カードの《未認可霊柩車》を試したり、イゼットフェニックスで《帳簿裂き》が運用されることを見越して《致命的な一押し》を多く採用する等です。その他工夫点はありますが割愛します。

メタゲームブレイクダウン

大会前日に恒例のメタゲームブレイクダウン公開されます。
※公式より引用

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https://mtg-jp.com/coverage/sncchamps/info/0036038/

スタンダードは予想通りエスパーミッドレンジが最多勢力。次いでナヤルーンとジェスカイストーム。エスパーミッドレンジは特段有利ではありませんが、ナヤとジェスカイは有利と考えていたのでそちらに多く当たりたいなーといった印象。
ヒストリックも先に挙げた2デッキが最多勢力で予想通り。それ以下は何がいてもおかしくないと思っており、少し親和が多いかな?といった印象。

ニューカペナチャンピオンシップ大会結果

続いて大会結果です。第7ラウンドまでが初日です。

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初日は5-2で突破しまずまず。
二日目はスタンダードで苦戦しながらも何とかチェインラインに踏みとどまり、最終成績9-6の42位でフィニッシュでした。
早々にトップ8の目は消え、次回プロツアーのチェインラインである9-6を目標に切り替えて頑張ることになりました。最後のバブルマッチで勝つことが出来てそちらの目標は何とか達成できて一安心といったところです。

スタンダードで苦戦した(3-4)ため、やむ無しとは言え今回のデッキ選択はあまりいいものとは言えなかったと思います・・
エスパーミッドレンジをはじめとした黒系のデッキにはメインで複数枚の《食肉鉤虐殺事件》に加え、恐らくエスパーを意識したサイドカードの《レイ・オヴ・エンフィーブルメント》が採用されており、それが白単にもついでに飛んでくるのでそりゃ辛いよねという話。

ヒストリックは意識したイゼットフェニックスには4-1と大きく勝ち越し、最終的に6-2できて良かったです。オリジナルのデッキではありますがいい方に転んでくれました。

終わりに

結果だけの簡単なものになりましたが今回の大会レポートは以上です。

当初目標としていた世界選手権出場は叶いませんでしたが、何とか再開される次回のプロツアーの権利は持ち帰ることができました。一緒に参加した知り合いも何人かプロツアーの参加権利を獲得できて嬉しい限りです。

今回でセットチャンピオンシップとしての参加レポートは一旦最後となります。とりあえずは1年健康な状態で参加し続けられたことは良かったかなと思います。自分に足りない部分がまだまだあることを実感する1年でしたが、楽しんでこれて良かったです。

MPLとして1年活動しましたが、リーグ戦も無くなりMPLとして特別な何かしていたわけではないので実感が無いというのが正直な所です。ただこれをきっかけに生まれた交流もあるのでそこは嬉しい部分ですね。交流していただいた方ありがとうございます!

プロ制度が無くなり、今後の競技シーンがどのように変化するかはわかりませんが、目の前の目標に向かって引き続き頑張って行きたいと思います。
直近の最大の目標は次回のプロツアーになりそうですね。久しぶりのテーブルトップでのプロツアーになりますので入念な準備をしたいところです。

今後とも楽しみながらも競技マジックは続けていきますので応援よろしくお願いします!

ではまた次の機会でお会いしましょう!

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