【アークザラッドR】ウルトゥス徹底解説&考察&戦闘動画&関連情報まとめ(キャラ紹介/2021年6月版)
ウルトゥスが『アークザラッド R』に実装されたのは2020年8月でした。
1996年発売の『アークザラッドII』で既に名前だけが出ていたキャラということで、アークRへの実装発表を聞いて驚いた方も少なくなかったはず。
今回はウルトゥスの戦闘動画や関連情報をまとめつつスキルやキャラ性能などを徹底的に解説する他、ウルトゥスに関する考察も進めていきます!
なお、この記事でも一部触れていますが、『七勇者』については別記事で詳しく情報をまとめたいと思います。
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ウルトゥスのキャラクター紹介(概要)
【キャラ名】ウルトゥス
【CV】江口拓也さん
【所属】ー
【シリーズ初登場】『アークザラッドII』
※アーク2での登場は名前のみ、アークRにてビジュアル初実装
【アークR登場話】『トキワタリノ方舟 前日譚2幕』
【キャラシリーズ】通常/フェス限定キャラ
【キャラ実装】2020/8/11『トキワタリ 絶・フェスガチャ』
【衣装】★5/覚醒
【攻撃種】魔法攻撃
【ロール】デバッファー
【育成上限】LV70、覚醒
【性別】男性
【相性】魔導
【タイプ】魔術師
【別verキャラ】なし
【関連装備】闇鎖のローブ(魂装備)
【スキル(★5)】ダークフレイム/ダークチェイン/カースインフィクション/マジックサクリファイス
【スキル(覚醒)】ヘルブレイズ/フォールンダークネス/カースインフィクション/マジックサクリファイス
元々は『アークザラッドII(以下アーク2)』の装備『魔力の数珠』鑑定結果に「伝説の七勇者のうちの一人、魔導士ウルトゥス」として名前が登場。
ですがそれ以外に名前が挙がっておらず、かつ七勇者の情報もほぼ無い(&なぜか該当者が9名?)こともあり、謎に包まれていたキャラでした。
アークRでは2020年8月11日、3000年前の七勇者の時代を描くシリーズ『トキワタリノ方舟』にて初登場し、同日にプレイアブルキャラとしても実装。
・作中での不穏な言動
・スキルムービーの演出
・開発陣インタビューの内容
などをふまえると、アークザラッド史の超重要人物だろうと思われます!
2021年6月時点の性能は、全キャラ中トップクラス。初心者から上級者まで、ほぼどんな場面でも編成の有力候補に入ってくるキャラです。
替えがきかない強力スキルをいくつも持っており、強力な攻撃から手厚いサポートまで幅広くこなせます。
※詳しくは、シリーズにおけるウルトゥス/キャラ性能(↓)などで解説。
ウルトゥスの戦闘動画
ウルトゥスが実際に戦う姿や、スキルムービーなどを含む動画です。
■ウルトゥス戦闘動画(全レア度/全アクティブスキル+通常攻撃使用)
【公開日】2021/8/7 【長さ】2分
【内容】アークR『ウルトゥス(★5/覚醒)』戦闘動画です。全レアリティの全アクティブスキル/通常攻撃/反撃を発動。スキルムービーあり。
■ウルトゥス紹介動画(実装直後版)
【公開日】2020/9/3 【長さ】19分
【内容】アーク2&Rにおける「ウルトゥス」や「古の七勇者」についてネタバレ控えめにおさらいする他、実際に戦いつつRの「ウルトゥス」を紹介。
■トキワタリノ方舟 前日譚1~3幕(ウルトゥスは2幕のみに登場)
【公開日】2021/5/29 【長さ】75分
【内容】古の七勇者らが活躍した3000年前を描く「トキワタリノ方舟」前日譚1~3幕をクリアしました。編成しているのは物語に登場するキャラのみ。
■その他、ウルトゥスを編成した戦闘動画
ウルトゥスの衣装と関連装備
ウルトゥスはフェス限定キャラということで
2021年6月現在、衣装は『★5』『覚醒』の2種類のみです。
■★5衣装
★5衣装は『トキワタリノ方舟 前日譚2幕』に登場した時の姿です。
まず目を引くのは、空中に浮かぶ目のような物体ではないでしょうか。
特に★5ウルトゥスは落ち着いた色合いの服装なこともあり、
この空中に浮かんだ赤い目の異様さが、際立っている気がします。
イラストを拡大すると、
さらに中央の球にも目のようなものがあるのが分かりますね。
そして左手に持っている手帳。
こちらの表紙と裏表紙にも目がついた球体が描かれているようです。
角度を変えると、なんと本の中身を見ることができます。
これ以上拡大はできないので、何となくしか確認できないのですが、
おそらくアーク2をクリアした方なら、スキルムービーや先の球体と
合わせて「何か」を思い起こすのではないでしょうか。
■覚醒衣装
覚醒衣装(2021年6月現在は物語未登場)は、★5の色違いになっています。赤が印象的であり、不穏な空気が前面的に押し出されている雰囲気です。
■ウルトゥスの関連装備
※キャラ図鑑に掲載された関連装備は『闇鎖のローブ』のみ
【装備名称】闇鎖のローブ
【レア度】★★★★★
【分類】防具、服
【装備可能キャラ】全員
【入手】魂装備/ショップで『ウルトゥスの魂』500個と交換、交換回数2回
【装備効果】攻撃力が5%上昇する。《魔術師》が装備すると、さらに攻撃力が15%上昇する。
貴重な速さ低下・初期MP大幅アップ防具。しかも+5まで改造すればトップクラスに攻撃力を上昇できるという、2021年6月時点最強防具の1つです。
★5ウルトゥスのスキル『ダークチェイン』を思わせるネーミング。
速さが下がるのは闇の鎖で繋がれるからなのか、もしくは鎖が重いのか。
【装備名称】探求の書
【レア度】★★★★★
【分類】アクセサリ
【装備可能キャラ】全員
【入手】総選挙装備/期間限定で入手可能な『総選挙装備引換券』と交換
【装備効果】攻撃力が10%上昇する。さらに『ウルトゥス』が装備すると攻撃力が10%上昇する。
装備が揃うと埋もれるものの、配布アクセサリとしては割と高性能でした。
キャラ図鑑によるとウルトゥスは知識欲と探求心が人一倍強いとのこと。
この書には、彼の探求心を満たすような内容が書かれているのでしょうか。
ウルトゥスのステータスとスキル(LV70/覚醒)
ウルトゥスLV70/覚醒時のステータス(装備無し)と、通常攻撃範囲。
限定キャラのLV70デバッファーの中では
「攻撃力」「最大MP」が高め、「防御力」「HP」が少々低め。
耐久力が低いため、前線に出す際は敵の攻撃に注意が必要でしょう。
通常攻撃は『魔法攻撃』で、攻撃範囲は前方2マスと広め。
相性は『魔導』、タイプは『魔術師』。ともに該当者が多い分類です。
【ウルトゥスのオートスキル(覚醒)】
では、ウルトゥスのオートスキルを見ていきましょう。
■オートスキル『カースインフィクション』(覚醒)
オートスキル『カースインフィクション』は、
・範囲内の敵の魔法防御を60低下
という効果のスキルです。
効果値の高さ・範囲の広さを考えると
防御低下スキルとして、非常に強力で使いやすいと言えるでしょう。
ただし低下できるのは魔法防御のみのため、
『魔法攻撃』持ちキャラと組まないと効力を発揮できない点は要注意です。
■オートスキル『マジックサクリファイス』(覚醒)
オートスキル『マジックサクリファイス』は、
・範囲内の状態異常付与済の敵1体毎に、自身のMP3回復
・範囲内の敵に、状態異常『ウィークエネミー』付与
という効果のスキルです。
<マジックサクリファイス検証①~③>
①試してみたところ、「1体あたりの状態異常付与数」に関わらず、
範囲内の敵1体毎にMP3回復。例えば4体ならMP12を回復する形です。
②何も状態異常が付与されていない敵に、同じターンの
マジックサクリファイスで状態異常『ウィークエネミー』を付与した場合。これはカウントには入らず、MP回復効果は発動しませんでした。
③何も状態異常が付与されていない敵に、同じターンの
アクティブスキル(フォールンダークネスやヘルブレイズ)で
状態異常を付与したターンの場合、MP回復効果が発動しました。
範囲内の敵を「MP回復条件のカウント」に加えるためには、
そのターンの
・ウルトゥス行動開始段階で、状態異常付与済
・ウルトゥスの行動で『マジックサクリファイス』発動前に状態異常を付与
のどちらかを満たす必要があります。
【ウルトゥスのアクティブスキル(覚醒)】
続いては、ウルトゥスのアクティブスキルをご紹介します。
■アクティブスキル『ヘルブレイズ』(覚醒)
アクティブスキル1『ヘルブレイズ』は
消費MP40で、
・範囲内の敵に、攻撃力の430%ダメージ
・範囲内の敵に、状態異常『燃焼』付与
・対象に付与された状態異常1つ毎に100%ダメージ増加
という効果の攻撃スキルです。
■アクティブスキル『フォールンダークネス』(覚醒)
アクティブスキル2『フォールンダークネス』は
消費MP40で、
・範囲内の敵に、最大HPの10%ダメージ
・範囲内の敵に、状態異常『闇の傷痕』『移動低下』付与
という効果の攻撃スキルです。
ウルトゥスのキャラ性能(詳細解説)
ウルトゥスは、ランキングイベントや闘技場をはじめ
様々なコンテンツで第一線に立てるだけの超優秀なスキルを持っています。
始めたばかりの初心者なら
広範囲の攻撃スキル『ヘルブレイズ』を活かしてクエスト安定攻略が可能。
キャラや装備が揃った上級者なら
『ヘルブレイズ』でのクエスト周回はもちろん、
『フォールンダークネス』で付与できる状態異常『闇の傷痕』で
ダメージアップを狙うなど、サポート面での活躍も増えてくるはずです。
2021年6月現在のウルトゥスは、
大半の場面で編成の有力候補に入るぐらい強力で万能なキャラであり、
もしリセマラする場合は最有力候補の1人だと言えるでしょう。
■ウルトゥスのステータス
攻撃力と最大MPが高めなあたり
ウルトゥスが持つ強力なスキルと非常に噛み合った能力構成です。
防御力やHPが低めで耐久力には期待できませんが、
スキルが広範囲で、基本は後方からの立ち回りがメインとなるため、
手動で動かす場合の耐久面はあまり気にしなくて良いと思います。
ただしオートの場合、中途半端に移動力を上げ過ぎてしまうと、
敵陣に1人で突っ込んでやられてしまう可能性が高いです。
オート時の移動力や速さなどの調整には注意が必要でしょう。
■ウルトゥスのスキル
まず注目したいのはアクティブスキル『ヘルブレイズ』。
ウルトゥスは素の攻撃力も高いですし、消費MP40で
この広範囲内に攻撃力の430%のダメージという効果だけでも破格です。
さらに4ターンの間ダメージを受ける状態異常『燃焼』付与効果も。
『燃焼』は割合ダメージのため、特に高HP敵に大きなダメージを与えます。
なんといっても
対象に付与された状態異常1つ毎に100%ダメージ増加
という効果の可能性が半端ないです。
あらかじめ相手に状態異常を付与すればするほどダメージが加算。
最近は状態異常の種類も増えたため、他のデバッファーとうまく連携すれば
恐ろしい量のダメージを叩き出せるでしょう。
相手の魔法防御を下げるオートスキル『カースインフィクション』の範囲が
『ヘルブレイズ』の範囲もカバーしているため、
相手の防御力が高くても、ある程度なら気にすることなく攻撃できます。
さらに
・『マジックサクリファイス』『フォールンダークネス』に状態異常の付与効果があること
・『フォールンダークネス』で付与できる状態異常「闇の傷痕」にダメージアップ効果があること
などを利用し、あらかじめ前ターンでこれらの状態異常を付与しておけば
次ターンの『ヘルブレイズ』のダメージをもっと増加できます。
ただし最近は、状態異常でダメージアップする攻撃スキルが増えました。
特にミリルの『ブリザード』は倍率が高く強力です。
また『闇の傷痕』(被ダメージを1.4倍にする状態異常)は
2021年6月現在、ウルトゥスのアクティブスキル『フォールンダークネス』だけが付与可能で替えがききにくく非常に有用な状態異常です。
複数のキャラが付与可能な『無防備』(被ダメージを1.3倍にする状態異常)
と組み合わせれば、さらにダメージが増加します。
ウルトゥスは、装備やキャラが揃えば揃うほど、攻撃よりも
基本はサポートに徹したほうが戦力アップしやすくなるでしょう。
※実際に戦力アップするかどうかは、敵の相性やボーナス設定キャラ、どんなキャラや装備で編成を構築するか、立ち回りなどにもよって異なります。
さて、アークRにおいて「スキル発動のためのMP確保」は課題の1つです。
ウルトゥスの場合、
・アクティブスキルの消費MPが2つとも40とそこまで高くない
・『マジックサクリファイス』でさらなるMP回復を狙える
・元々の最大MPが90と高い
・デバフスキルの範囲が広い
ことを考えると、デバッファーの割にはMPを確保しやすいキャラです。
ただし立ち回りによって
スキルやロールによるMP回復の恩恵を全く受けられない形になります。
ウルトゥスは『ヘルブレイズ』が強力な上、スキルの範囲が全て同じため
「範囲内の敵を全て撃破」という状況が起こりやすいです。ですがその場合『マジックサクリファイス』MP回復も、MP回復ボーナスも発動しません。
また範囲内の敵に状態異常が全く付与されていない場合、
何もせず行動を終了すると、MP回復ボーナスは発動しますが
『マジックサクリファイス』のMP回復効果は発動しません。
もしくはウルトゥスを攻撃要員に起用する場合、
MP回復ボーナスや『マジックサクリファイス』に頼らず
装備などでMPを盛ってスキルを連発、という解決策もよいでしょう。
アークザラッドシリーズにおけるウルトゥス
ここからは、シリーズ作品におけるウルトゥスについて見ていきます。
■『アークザラッドII』でのウルトゥス
ウルトゥスは元々、アーク2に名前だけが登場していたキャラでした。
ただ名前を見ることができるのは、
鍛冶屋にて、ゴーゲン専用装備『魔力の数珠』を鑑定した際に確認できる
「鑑定結果の文章」ただ1ヶ所のみ。
そのためアーク2プレイ済でも『ウルトゥス』に心当たりが無い方、
R実装まで『ウルトゥス』を忘れていた方もいらっしゃるかもしれません。
なおアーク2のペイサス図書館の本『伝説の七勇者』では、七勇者として
グラナダ、ソル、バルダ、ワイト、ゲニマイ、ハト、ゴーゲン
の7名の名前が記載されています。
同じくアーク2に出てくる『ラークの紋章』を鑑定すると、
ノルが七勇者の1人だという鑑定結果も確認できます。
七勇者という名称なのに、合計9つの名前が残されている上、
そもそも七勇者関連の情報自体をほぼ確認できないことから、
『アークザラッド』における七勇者は、非常に謎に包まれた存在でした。
■『アークザラッド R』でのウルトゥス
2018年8月23日にサービスが開始されたアークRには
序盤から七勇者の『ノル(と同じ名前の少女?)』が登場した他、
七勇者関連と思われる要素が各所にありました。
2020年5月28日、作品内にて『トキワタリノ方舟』シリーズが開幕。
こちらは3000年前の七勇者が実際に活躍していた時代を描いた物語です。
そして2020年8月11日に公開された『トキワタリノ方舟 前日譚2幕』にて
ウルトゥスが初めて物語に登場し、同日にプレイアブルキャラとして実装。
アーク2では名前しか出ていなかったため、
ウルトゥスの姿は、これが初めてのシリーズ作品登場となります。
※アークR公式Twitterなどには、2020年8月8日の段階で予告登場済。
ただしアークRのプレスリリースやトキワタリに記載されている
七勇者関連の記述には、ウルトゥスの名前がありません。
またゴーゲンら七勇者のタイプ欄には『古の七勇者』と記載されていますが
ウルトゥスのタイプ欄にはこの記載がありません。
『アークザラッド R』2周年記念、開発者特別座談会・前編では
「(ウルトゥスは)七勇者ではないですけど、かなり重要なキャラクター」
と米坂典彦氏も語っています。
これらの情報から
「ウルトゥスは本来『七勇者』ではないにも関わらず、なぜか数珠の鑑定に七勇者だと記載されている」
と考えてよいでしょう。
残念ながらアークRは、2021年6月30日にサービス終了を迎えました。
『トキワタリノ方舟』は、前日譚1~3幕が公開された他、
メイン第6章でトキワタリ本編内容が簡単に紹介されただけであったため、
結果的に、ウルトゥスの登場もトキワタリ前日譚2幕のみとなりました。
多くの謎は残ったものの、アークRのウルトゥス関連では
・ウルトゥスが禁忌の術に手を染めており『異端者』扱いされたこと
・月光実装時プレスリリースに記載された『異端者』に関する説明
・スキルムービーはじめ各所にみられる『闇黒の支配者』らしき存在
・開発陣インタビュー(「名前が抹消される類の行い」をした?)
・その他、3000年前に関する記述
といった内容が明かされています。
様々な情報から推測するに、
少なくともウルトゥスは七勇者と対立する存在で
『闇黒の支配者』と何らかの関係があり、
3000年前の『最初の大崩壊』を引き起こす原因の1人
だったと考えられます。
■アークR『2周年記念!キャラクター総選挙』のウルトゥス
アークRではウルトゥス実装日と同日である2020年8月11日より
『2周年記念!キャラクター総選挙』が開催されました。
これは当時のプレイアブルキャラ全員(全78キャラ)が対象であり、
ウルトゥスも投票対象に含まれていました。
結果ウルトゥスは、並み居る人気キャラの中でなんと10位獲得。
投票が登場直後だったことをふまえると、ウルトゥスの登場というのは
多くのプレイヤーの皆様にとってそれだけ鮮烈だったのかもしれませんね。
気になるウルトゥスの考察4選+1
ウルトゥスに関しては、多くの謎が残されています。
もしかしたらこのあたりは『トキワタリノ方舟』などの物語が進むにつれ
明らかになる部分もあったかもしれない……などと妄想しつつ、
ソースを出せるものを中心に、いくつかピックアップして考察します。
ウルトゥスの考察1/『魔力の数珠』と『ゴーゲン』
『ウルトゥス』の名が初めて登場した、アーク2『魔力の数珠』鑑定文。
ですがアークRで明らかになった情報を見るに、
おそらくウルトゥスは七勇者に含まれないでしょう。
どうして『魔力の数珠』鑑定結果にウルトゥスが七勇者と記載されたのか。
3000年前に何があり、どのように伝わった結果だったのか。
というのは非常に気になります。
ここでまず押さえておきたいのが、
・ウルトゥスはゴーゲンの一番弟子(キャラ紹介にも記載)
・『魔力の数珠』はゴーゲンと関わりがある
ということ。
シリーズ作品における『魔力の数珠』のおさらいはこちら。
さらに『トキワタリノ方舟 前日譚2幕』では、
ゴーゲンがウルトゥスの魔力を数珠に封じるという場面が。
この数珠が『魔力の数珠』と同一かどうかは明言されていませんが
無関係とは考えにくい気がします。
特設サイト掲載のストーリーを見る限り『トキワタリノ方舟』の本編では
ゴーゲンは他の七勇者とともにイガルトスへ向かったとのこと。
その後、ラリュウキと共に自身を封じました。
3000年の時が流れ、アークたちが封印を解きラリュウキを倒したことで
ゴーゲンが復活。アークの仲間に加わります。
ですがこの時、ゴーゲンは『魔力の数珠』を装備していません。
アーク1の『じゅず』は、
グレイシーヌのラマダ寺に出現する『ラマダ大僧正』を倒すことで入手可。
仮に『魔力の数珠』が
トキワタリにてウルトゥスの魔力が封じられた数珠と同一だったとして、
どうしてラマダ寺の大僧正が持っていたのでしょう?
余談ですが、ラリュウキからは『アーマーストーン』を入手可です。
これをアーク2で鑑定すると「伝説の七勇者の一人、戦士バルダの鎧の胸に飾られていたとされる宝石。武器による攻撃に対する防御力を高める。」と、これまた七勇者関連のテキストが出てきます。
七勇者のバルダといえば、そこまで詳しくは語られてはいないものの、
(当時は名もなき霊峰だった)ラマダ山と縁がある3000年前の拳法家です。
現代の『じゅず』がラマダ寺にあったことと、何か関係あるのでしょうか。
ウルトゥスの考察2/「★5」から「覚醒」への急激な変化
そしてウルトゥスの★5と覚醒では、
衣装だけでなく、ボイスやガチャバナーの印象も大きく異なります。
ウルトゥスの★5ボイスは比較的穏やかな印象ですが、
覚醒時は雰囲気が一変し、「ヘルブレイズ」に至ってはデスボイス状態。
現状、物語に登場しているのは★5のみ。
★5から覚醒状態へのこの変わりようについても、
トキワタリで何かしら描写がある予定だったのかもしれません。
なおウルトゥスの覚醒時(★5→覚醒に変化する際)のボイスは
「もう後戻りはできない。するつもりもありませんがね」
そして『アークザラッド R』2周年記念、開発者特別座談会・後編では
ウルトゥスについて
「歴史に名前が残らないのは、名前が抹消される類の行いをしてしまったんでしょうね。(~中略~)良い方向に進めばよかったんですけど、真面目すぎちゃって暴走しちゃった・・・」
と小山英二氏が語っています。
果たしてウルトゥスは、どんな“暴走”をしたんでしょうか……?
物語の流れ的に「禁忌の何か」を行ったことだけは間違いなさそうですが。
ウルトゥスの考察3/アークとの共通点と違い
同じく『アークザラッド R』2周年記念、開発者特別座談会・後編では
ウルトゥスについて
「國末にラフデザインを依頼する時に、ゴーゲンを先生として信頼する勉強熱心な若い魔術師として、できるだけアークに似せてくれと伝えました」
「勉強ができるアークのようなイメージ」
「(アークに寄せるデザインに)特別な意味はあります」
「魔力はトップクラスだし七勇者と同レベルの力は持っています」
との小山氏コメントも確認できます。
ここで思い出したいのがゴーゲン。
アークとウルトゥスの2人を、共によく知る人物です。
ゴーゲンはアークのこともウルトゥスのことも「真面目」と評しています。
2人の内面に近いものを感じているのでしょう。
彼がアークへかける言葉には、経験をふまえてらしき助言が混じることも。
おそらくその経験の中には、ウルトゥスとの日々も含まれているでしょう。
今度は外見という面にも注目してみます。
アークR実装済キャラデザインだと
『アーク』『アニバーサリーアーク』が比べやすいかもしれません。
外見としての共通点は
・瞳の色が茶色系
・髪の色が黒っぽい暗めカラー
・横の髪の毛のライン(これが似てると顔のシルエットが似やすいと思う)
あたりでしょうか。
3Dの通常アークとウルトゥスは、口元の感じや表情もどことなく近いです。
そしてこちらは、覚醒時『世界を救う勇者 アーク』『ウルトゥス』の比較。
色味が全く同じというわけではないですが
・瞳が赤くなる
・髪の毛が白くなる
あたりが共通ですし、戦闘時のポーズも左右対称っぽいですね。
ロールと攻撃種がともにデバッファー&魔法攻撃というのも気になります。
『世界を救う勇者 アーク』は
國末竜一氏「特別描き下ろし」キャラとして実装された特別キャラであり、
「覚醒カラーにもこだわった」とどこかで拝見したはず。(←うろ覚え)
また『ウルトゥス』については、実装時期の諸々の状況を考えると
覚醒時カラーにも何かしら意味が込められている気がします。
覚醒カラーやポーズが似ている点について偶然の一致とは思えないなぁと。
戦闘時のスキルもどことなく近い&ところどころ対照的です。
※以下「意訳」と「スキル解説」は私の独断と偏見で付けたものです。
■アクティブスキル1(覚醒時)
アークのスキル効果をふまえ、それと対照だとすると
ウルトゥスのアクティブスキル1は『闇の精霊』に関係あるかも?
■アクティブスキル2(覚醒時)
ものすごく正反対な効果のスキルです。
アークは状態異常を除去し、ウルトゥスは状態異常を付与。
アークはHPを回復し、ウルトゥスはHPを減らす状態異常付与。
さらにアークはククルがいることでさらに力が強まるのに対し、
ウルトゥスが闇を求めたきっかけは、大切な人を失ったからなのだと。
(※トキワタリ前日譚2幕より)
そういうのをふまえて
フォールンダークネス使用時スキルムービーのウルトゥスの表情を見ると
何とも言えないせつなさがこみ上げる気がします。
■オートスキル(覚醒時)
ともに範囲や詳細は少し異なるものの、効果としては近いスキルです。
ただしスキル名・アークとウルトゥスの原動力を比べる限り、
どちらのスキルも
「具体的にどうやってその効果を発動しているか」という手段は
大きく違っていそうな気がします。
なお世界アークは、アーク2の最後の戦いに臨む際の姿です。
2での「回復勇者」との通称は『トータルヒーリング』由来であり、
飛びぬけて有用な『ウィークエネミー』と合わせ
2終盤のアークの主力とされることが多い特殊能力だと思います。
そういう意味では能力的にもこの2つのスキルを持つ世界アークは、
アーク2のED直前に近いかもしれません。
そしてキャラ説明によると世界アークは
「たとえ絶望の中であっても、彼の瞳には希望の光が満ちていた」
とのこと。
ストーリーを見る限り、絶望の淵に突き落とされたと思われるウルトゥス。
アークに似ているという彼は、その絶望の中で何を見つけたのでしょうか。
そして現代に蘇ったゴーゲンは
ウルトゥスに似た少年・アークに出会うこととなりました。
またアークは七勇者の『グラナダ』の魂を継承する者でもあります。
果たしてゴーゲンはどんなことを考えつつ共に冒険していたのでしょうか。
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ウルトゥスの考察4/現代におけるウルトゥスは?
七勇者のうち、現代では
『ゴーゲン』『ノル(黒)』『バルダ』『ソル』『ハト』『ワイト』
の姿が確認されています。
『グラナダ』『ノル(オレンジ)』は未確認。
ですが3000年前の関係者である『月光』まで登場しているあたりからして、
何らかの形で『ウルトゥス』も現代に登場しそうな気がします。
もしかしたら私たちが気付いていないだけで、
既にストーリーに登場している可能性だってあるでしょう。
ここで注目したいのが『ボイド』。
彼のスキルは、ウルトゥスと共通点が多すぎます。
同じ魔法デバッファーとはいえ、特にアクティブスキル2つに
・状態異常ダメアップ攻撃
・割合ダメージ&状態異常複数付与
という「ともに所持者が少ない希少効果のスキル」が重なるのは
偶然と考えにくいです。
声は違いますが、基本の喋りがともに敬語というのも共通でしょう。
そしてボイドはクローンの強化兵であり、
複数の個体が存在することが作中で明かされています。
アークR作中には、特に帝国関係のイベントストーリーや記憶浄化中心に
クローンや強化兵の話題が出てきていましたね。
さて、ボイドがクローンということは
「ボイドの元になるオリジナル個体が存在する」ということでもあります。
もしかしたら、それこそがウルトゥスなのかもしれません。
仮にボイドがウルトゥスのクローンなら、能力が近いのもうなずけます。
もしクローンのオリジナルがウルトゥスでなかったとしても、
強化兵であるボイドを強化するのに使われているのが
何かしら「ウルトゥスと共通する要素」だという可能性もありそうです。
例えばウルトゥスから取り出した力、闇の精霊や闇属性由来の力など。
元々アークザラッドの世界では
精霊や人が持つ力を人工的に取り出し利用しようという動きがありました。
そしてアークRでは、クロイツやコンラートが
人工的に精霊や英雄の力を利用する研究をしていますね。
(ただしボイドを作ったのはクロイツ達とは別勢力っぽい感じですが)
そういうのをふまえると、様々な可能性が考えられると思います。
おまけ/ドミニクとの共通点?
私はドミニクもウルトゥスもよく編成していたこともあり、
この2人は特にボイスを聞く機会が多かったキャラです。
衣装のレア度を時々変更しつつ色んな編成に組み込んでいたところ
2人の台詞に近いものがあるのに気が付きました。
だからといってこの2人に何か関係があるかというと、
そういうわけではない気がします。
色々考えた結果、もしかしたらウルトゥスとドミニクは
「求めるものに対する姿勢」が少し近いのかもなぁと思いました。
ゴーゲン先生はウルトゥスに
「知識の探求、魔術の本質を解明するのがオルサスの魔導士の役目」
だと教えたとのこと。
ただしウルトゥスは、
教えに込められた“ゴーゲンの想い”を汲み取り切れなかったようです。
そして悲劇をきっかけにさらに自分なりの解釈で突っ走った結果、
事件を引き起こすこととなったのでしょう。
なおキャラ図鑑によると
ウルトゥスは「知識欲がと探求心が人一倍強く、有り余る好奇心が暴走してはその都度ゴーゲンに叱られていた」そうです。
そしてドミニクについては
他人の迷惑を省みない言動は「彼女の過去に関係している」とのこと。
ドミニクはストーリーでも
・何か目的があり、そのためには手段は選んでいられない
・他の仲間と実験に関する感覚が違う
のではないかととれる場面がいくつもあります。
ウルトゥスもドミニクも、
研究・探求に対する姿勢がド直球で猪突猛進なところは共通な気がします。
もしかしたら↑の画像の
ドミニクが暴走してヴィルマーに叱られているあたりは、
ゴーゲンに叱られるウルトゥスに重なる部分があるかもしれませんね。
なお、同じく研究に打ち込んでいるキャラならコンラートもいますが、
彼の場合は姿勢から全体的に余裕を感じるというか……
……ウルトゥスやドミニクとは、また違ったタイプな気がします。
(コンラートについては長くなりそうなのでまたの機会に!)
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ウルトゥスの公式関連情報まとめ
2020/8/8 ウルトゥスの登場が予告発表されたアークR公式Twitter
2020/8/11(ウルトゥス実装日)
ウルトゥス登場をお知らせするアークR公式Twitter
2020/8/11 ウルトゥス新登場をお知らせするプレスリリース
2020/8/12 アークR公式Twitterのウルトゥス紹介
ウルトゥス関連はじめ様々な情報が解禁されたインタビュー記事
2020/8/8 『アークザラッド R』2周年記念、開発者特別座談会・前編―トリビュート・アレクの真相、「トキワタリノ方舟」と第6章に秘められた関連性は?
※記事内にウルトゥスの設定資料(と思われる)画像あり
2020/8/25 『アークザラッド R』2周年記念、開発者特別座談会・後編―真の主人公はミズハ、新キャラ・ウルトゥスは“勉強できるアーク”など怒涛の情報解禁
※記事内に國末竜一氏によるウルトゥスのラフデザインあり
公式Twitterのウルトゥス関連装備紹介
2020/8/13 アークR公式Twitterのウルトゥス魂装備『闇鎖のローブ』紹介
2020/11/10 アークR公式Twitterのウルトゥス総選挙装備『探求の書』紹介
2020/8/18 アークR公式Twitterのウルトゥス2周年お祝いムービー
関係者の皆様のウルトゥスイラストまとめ
2020/8/11 株式会社マグマスタジオTwitter(絵:はやしひろし氏)
2020/8/11 株式会社マグマスタジオTwitter(絵:小山英二氏)
2020/8/13 西川ヤスヒロ氏Twitter
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