ドコモ携帯料金滞納し続けるとどうなるか

結論、いきなり少額訴訟になります

ドコモ携帯料金、滞納して支払い終わったので書きます。
私の場合(料金払ってないから当然)携帯止まって連絡つかず、引っ越しもしてたので郵便物もみれてなかったのです。
結局滞納始めてから4ヶ月後くらいに前の住所の住人から内容証明郵便が来てる旨連絡があり、少額訴訟提起されてることに気づいたという次第です。
滞納してしまっていて、今後どんなことになるか気になる方いらっしゃれば参考にどうぞ。弁護士や司法書士の力は特に借りずに分割支払いで和解しました。

通常の債権の場合はまず弁護士通して連絡来ることが多い

滞納経験がある方はご存じかもしれませんが、奨学金や消費者金融などは滞納を続けると債権回収会社や弁護士から法的手段取りますよ、という催告書が送られてきます。
それでも無視し続けると裁判所に少額訴訟を提起される、という流れになることが多いです。
ですが私の場合引っ越しで郵便物が見れていなかった、ということもありますが音信不通になってしまったため、いきなり少額訴訟となったようです。

少額訴訟提起までの経緯

まず4月末くらいから資金繰りが厳しくなり、4月末の支払いができませんでした。
ドコモの場合比較的良心的で、5月後半になるまではショートメールで督促はありましたが通信は普通に使えました。
5月後半から通信は通じなくなり、おそらくこの時点ではまだ支払いをすれば通じるようになったはずです。
ですが6月末まで資金が用意できず、この時点で解約となっていました。
この時点で支払いができていなかった料金の合計は31万円でした。
そして少額訴訟が提起されたのが8月頭。ここに来て裁判所から内容証明郵便が送られてきます。
ちなみにここでも無視し続けると強制執行となり、給与や動産の差し押さえになります。
ですが、ここで連絡をとることで、支払いまで意外と時間がありました。
内容証明郵便には2週間以内に支払え、もしくは異議がある場合は返送ハガキを裁判所に送付せよと記載されています。
この異議とは分割支払いの相談も含み、何月からいくらずつなら返せます、と記載する欄まで丁寧にハガキにあります。
そこで私は9月末から5万円ずつなら、と記載して返送をしました。期限ぎりぎりの2週間後です。
それからしばらく音沙汰がありませんでしたが、9月中旬頃に再度裁判所から簡易書留が送られてきました。
ここには裁判所の出頭時間と提出書類(答弁書)の返送をするように記載されています。
10月頭、10時から簡易裁判所の何番法廷、と指定があり、答弁書はハガキに書いた内容と同じく何月からいくらずつの分割を希望する旨を記載して郵送しました。
ここまでをまとめると、4月末から料金滞納し始めて、8月に少額訴訟提起、10月頭に口頭弁論(少額訴訟なので当日に和解または判決がでます)となったわけです。
実際逃げきれるものではありませんし、訴訟提起も意外と早いなという感覚でした。

裁判所にて

指定された期日に簡易裁判所に行き、時間5分前くらいに法廷に入ります。
入室は傍聴席側から入り、傍聴席最前列にある名簿に出頭していることを示すサインをします。
ここで気づいたのは他にもかなりたくさんの人が居ることでした。
実は簡易裁判所は同様の訴訟がかなりたくさん同時並行で行われているので、他の10件程度の訴訟も同じ時間に行われていたのです。
時間になると出席名簿を係員が確認し、裁判官が入室します。このとき「全員ご起立ください」と大きく言われるので、学生時代を思い出すものでした。
私の訴訟に関しては3番目くらいでしたので、前の訴訟を聞いてましたが、交通事故による保険会社同士の訴訟で、すでに和解が進んでいて、和解書の読み上げ程度で終わるものでした。
いよいよ自分の名前が呼ばれ、傍聴席を区切る柵を越えて被告人側の席に着席するときは、流石に少し緊張しました。
その後は裁判官から起訴事実を読み上げられます。
債権31万円が原告側にあり、その事実は認めるという旨を発言しました。
その上で私の答弁書が分割支払いによる和解を希望するものだったため、一旦裁判官の前を離れて別室に行き、法廷委員と3人で条件について話すように指示されます。
別室に入り、債権額の確認と月額の支払い額について3人で確認し、支払いが可能な職についているのか、いつから支払いが可能なのかなどを確認してすぐに話は決着しました。
さすがの大手といいますか、5万円ずつの支払いは問題なく認められるようです。法廷委員の方もこんなにあっさり決まるのは珍しいと仰ってました。
そしてまた法廷に3人で戻り、裁判官が支払い条件を読み上げ、本件の裁判に関しては和解という形で終了しました。
後日、裁判所から和解内容に関する調書が書留で送られてきて、ドコモ側からも分割支払いの請求書(5万円ずつ、コンビニ支払い可能なもの!)が来て、裁判は終了しました。

その後

結局5万円ずつの分割になり、遅延損害金も和解時点までの分のみ、発生した形となりました。別件で収入もありましたので、2月で支払いは特に問題なく完了しました。

所感

少し記載しましたが、裁判所から内容証明が来た時点で少しあわてましたが、冷静に内容読むと和解そのものは難しいわけではないです。勿論相手方の納得が条件ですが、、
あわてて弁護士に依頼することもなく、対応は完了しましたので、意外と呆気ないなという印象でした。
滞納するとなにが起きるのか、、ということ、参考になれば幸いです。

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