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NFTを買うぞってエッセイ(その5)

前回のあらすじ:損をしてもいいやと1万円をもとにNFTをすることにしたナンギンであったが、間抜けなジャパニーズを待っていたのは「Coincheck(コインチェック)」と「METAMASK(メタマスク)」の接続が上手くいかない不具合と、それに伴うやっぱり損はしたくねぇんだよなぁという貧乏心だった。果たしてナンギンはNFTを買うことができるのだろうか……というか、ここまでNFTでどんな物が売ってるかも見てないのは不味いのではないだろうか……。エッセイって大変だ。
ネタバレ:流石に不味いと思い始める

言うとなんですが、世の中うまくやった話ばっかりで、それにたどり着くための四苦八苦は隠そうとする。そう、人は誰しもよく思われたい生き物……だというのに恥部をさらけ出しているナンギンです。おかしいね、NFT買えないね。

仮想通貨を買うところまではサクサク行ってたのに……。まあ、このやり方ってば手数料高いらしいけど。

あの後いろいろ調べたんですがね。やっぱり接続中にならないとおかしいってんで、結局はお問い合わせです。

そうしてですね。色々対処法が送られてきまして、色々弄ったところ、パソコン側の時計機能の同調がなんかおかしくなってるのが理由でした。時間の同期がズッとされてなかったんですね。

……え、NFTって繊細なんだなぁ。

コレで問題だった同期はできたんですが、とりあえずやってみようの精神が先走りすぎたな、とも考えを改めるよい機会になりました。

仮想通貨への変更窓口への入金に手数料、変更に手数料、それを送るのにまた手数料……何だか、すでにしくじった感がすごい。

最初はパーッと眺めて、コインチェックってのがデカいらしい&コインチェックNFTってのがあるんだったら、売り買いができないってことはねぇーんでがしょ? という思考停止……というか、単語の意味がわからなさすぎて、クエスチョンで前が見えなかったのだ。

だが一つの大きいエリアは超えた。

つまり私は仮想通貨はすでに持っているのである。

現金を仮想通貨に交換できた。まだ入金はしてないが。デジタルお財布であるところのウォレット(メタマスク)も登録している。

はじめの頃より少し状況が把握しやすくなって、分かる情報と分からない情報を仕分けられるようになってきた。

現在は-600円くらいだ。振込手数料と仮想通貨への交換でそれくらい。

まだ、まだ大丈夫。

だけど、言ったらなんだが、ものすげー簡単か? って言えば、これ……そんなに簡単じゃない。そりゃね、視点者と一緒で一回できるようになったら簡単かもしれないけど、走り出すまでは大変ですよ。

現在暗礁に乗り上げていて、もっとも重要であろう次のステップはNFTの購入である。そこで大きく躓いているわけであるが、それだって最悪、メタマスクの方に仮想通貨を送って、NFTを買う場所は別に見つければ良いわけである。うんうん。

まあ、その送料に1000円かかるんだけどね。できるかわかんないから、お試しすると2000円かかるんだけどね。

-2600円……憂鬱である。まだ始まってないのに。

とはいえ! とはいえですよ! 合計で7400円あるから! まだ大丈夫。

そんな感じで自分を鼓舞する私である。ゴールをくぐりたいのは確かだけど、まだスタート地点にも立ってないんだなぁ。

しかし、接続問題は接続できたと”みなす”としよう。みなしルールだ。実際はできてないわけだか、できてないからしょうがない。次工程をチラ見だ。

そう、みなしてしまえば、次は肝心の何を買うかだ。

そもそもこの時点で私はコインチェックNFTで何を売ってるかも知らんのである。

というか、何を売ってるかの見方がよくわからなかったのだ。

コレは結構な、お楽しみポイントだ。NFTは落書き売り場だと私は常々思ってたからね。色んな落書きが見れるに違いない。

どれどれ……。

……うーん? どれが落書きだ?

タイトルでわけられてるのか。ほー。

感心しながら、私は不安になった。タイトルってことは落書きにテーマというか、題名というか、統一感の有無を感じたからである。

統一されてる? それはなんて言うか、雑多と売ってないってことでは?

私のNFTのイメージはダダ―――っと広い青空市場に、めいのめいのアーティストもどきがそれぞれ絵を売ってるイメージであった。

多少企業ブース的なものはあれど、絵画的な一点ものを売る同人即売会のような雑多とした雰囲気を予想していたわけである。

でもなんか……コレって企業ブースだけって感じじゃない?

言ったらなんであるが、落書きも売ってる。でもなんか企業的な雰囲気があるのである。このエッセイ企画として、現在は買い手をしてなんやかんやは考えていたが、将来的には売り手もしてみたかった。

30円で売れたよ、キャッキャッ♫ って感じをやってみたかったのである。

だがそれができる気配がない。入品、出品に手数料がかからないと書いていたから、絵を描いて出すことができると思っていたが……コレはどうやら違うっぽいぞ?

そう例えるなら私がやりたいのは混沌とした同人即売会。だがCoincheckNFTはGEO(ゲオ)なのだ!! レンタルビデオとゲームショップがくっついたあのゲオである。


つまり販売できるものは大手企業製品オンリー。大型流通品だけがOKなのだ。私の手作りはNGなのである。

それを証明するようにお値段も基本お高いのである。

コンピューターグラフィックの無数の組み合わせからできる幾何学模様で0.1ETH。2万1千円である。

バカバカバカ。夢や希望に溢れすぎてんだろうがぁ。加減してくれやぁ。2万円だぞぉ? 2万円は相当好きじゃないと払えんだろう。それはもう愛だよ。

フランス書院が800円だとすると25冊も買えちゃうんだぞ? 世界で一番面白い漫画ワンピース500円なら40冊だぞ? 司法の島まで読めちゃうんだぞ?

紙袋だったらぁ、重量で破けちまいますよぉ!!?

おいおいおい、オイモとカーシー!! 聞いてくれよ、とても正気で出せる額じゃないぜ!!!

まあ、私の手持ちの0.045ETHで買えるのがないわけではないけど……一番安い金額ならギリギリ買えますが売れるとは思えん!!

ダメダメ! だめでーす! 中止! 中止!!

コインチェックNFTは私に向いておりません!!

でも割と大きなプロジェクトのNFTだけが買いたいとか、ゲームのアイテムとしてのNFTが欲しいとかなら良いと思いますよ。

NFTのプロジェクトの中にはゲームでも使えますよってものが結構あるのだ。

リアルマネーで取引されるゲームアイテムをOKとしているNFTゲームというのもある。ゲームしてリアルマネーをゲットだぜ!! みたいな露骨なゲームもあるらしい。

それはそれで夢があるとは思うけど、ゲームをしてお金稼ぎだ! を今したいわけじゃないので、今じゃない!

となると、前提となる売り場の選定のやりなおしである。

一番大きな穴だ!! と思って飛び込んだNFT沼だったが、ちょっち違ったみたいでゴンス。うーん、まいったね。

ちなみにNFTアートの売り場の総称をNFTマーケットプレイスというらしい。
私はこれからNFTマーケットプレイスの選定をする必要があるわけだ。

ざっくり大きくわけて種類は二つ。
国内NFTマーケットプレイスと、外国のNFTマーケットプレイスである。

うーん、自分が作って売るとなったら雑多な落書きがたくさんみたいなのがいいけどなぁ。

続く


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