NFTを買うぞってエッセイ(終)
あらすじ:「Adam byGMO(β版)(アダム)」での面倒なお金による購入準備を終えたナンギン。コレでいよいよ、どれを買うかを選ぶだけ!! 購入準備は整った。そうなればできるだけ良いのを選びたくなるのが人間。だがNFTのメインストリームに興味のないナンギンはそういうのとは別。アーティストとして伸びるであろう人材を見つけたいと思っていたのだった。
ネタバレ:今日でNFTの話は終わりだよ
お金の準備はできた! 後は買うだけ!
そんな状況になり、商品を眺める。予算は8000円。手数料を考えると7000円くらいだった安心って感じのところ。
それこそアダム内には、いろいろな絵があるのだが、買いたい物を見つけるためにまずは大きく分けよう。
それがシリアル付きとシリアルなしだ。
アダムでは#がついている絵は同じ絵にシリアルが付いて販売されている。時計のシリアル番号付きみたいなイメージなのだろう。
……えっ? デジタルなのに?
意味不明と言えば意味不明である。NFTは固有であることに価値があるのに「シリアルつけて増やします」ができるなら、人気があるから増産です!! ができるってことではないのか? そうなったらアーティストはお金が増えて嬉しいが、資産価値は下がってしまうのでは?
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まあ、NFTが怪しいのは今に始まったことじゃないか!!
そもそも本場アメリカのNFTマーケットプレイスの8割は偽物があるという時点でNFT界隈は相当なイカレ具合である。むちゃくちゃコピーが出回っているイカれた世界。シリアルナンバーがどうのというのは全裸の人に靴下の話をするようなもんだ。まずはパンツを履かせてあげよう。
ここはあんまり好き嫌いしてもしょうがないので、シリアルがあるないは考えないようにする。シリアル付きも悪いことばかりではなく、ついてないものより安い。
とはいえ、シリアルなしだって、何時シリアルが付くかわかったもんじゃない。似たようなもんだろう。
欲しい物を買うという路線で行くと、風景絵とかになるが、腐ってもNFTをここまでエッセイにして来たんだから売れ線な感じを買いたい気持ちもある。
うーむ。
暫く眺めていて思うのは……意外とアーティストの中にもインディーズのやつがおるなってことである。
インディーズが悪いわけではもちろんない。私は同人界隈、その中でもマイナー部門に結構在籍しているので気持ちがわかる。
コレが続いて実力がついて、何かで見初められたら良いなぁ……という人の意思。その意志に私は賭けるべきである。
つまり……今後、人気になりそうなヤツを見つけて、その絵を買うのである!!
コレに関してはいろいろな要素がある。定期的に活動しているか? 評判はどれくらいか? 変なことを言ってないか? などなどである。この理屈は私自身にもぶっ刺さるが、ま、まあ、このエッセイも活動は活動ですし?
そこで私が考えた基準は二つ。一つは商業活動をすでにしていることだ。
それを商売にしていて金銭を得ている人はとんでもないことはしないだろうと言う考えの元である。早速インディーズじゃないって? インディーズの人間は……突然辞めたり、名前を変えがちなのだ!! 私がインディーズだからこそわかる。
活動を長く続ける。絵がうまくなる。NFTの人気が上がる……これだぁああ!!
現在のメインストリームにあえて逆らう。5年後、10年後、時世が変わったらわたしの考えが主流になるかもしれない。
ぬわははははは。これぞ投資、コレぞギャンブル。まあ……その頃にはNFTなくなってるかもだけどね。
次の条件は作者から直接買うだ。
いわゆる二次販売、わかりやすく言えば転売ができるのがNFT。何がどうしたって安くならないわけであろうから、作者から買うのが最安値だ。
この二つを踏まえて選んでいきたい。
うなれ私の仮想通貨、0.045ETH!!
そこで選定しましてぇ……。
お値段0.015ETHと手数料(ガス代金)0.002ETH!!!
ざっくり4000円くらい。
とんじる!!
まあ、えっと……可愛くない? 可愛いと思うな。私。
アーティスト名:たづ様の作品である。
フォロワー数93! 水族館のグッズとかのイラストを書かれていて商業活動もされている!
ツイッターで旦那さんの話をされていたので、たぶん彼女。このアーティストがこれから飛躍し、躍進し、NFTが馬鹿売れ、私のとんじるシリアルナンバー1番がピカピカに輝き、豚汁マニアが私の家を特定し、すったもんだあって大金をゲットしたナンギンさん大勝利!!! となる日を夢見ることがコレで出来るようになったのである。
胡散臭い匂いがしないアーティストであったことも好条件だ! 根拠? ツイッターの発言を見る限り、外部サービスから仕事を受けて、活動しているであろう秘密主義な感じとか?
そんな感じで買ったので即売ったりはしません。
おほぉ? いいじゃん、いいじゃん、それでこそ文化支援。NFTの王道ってこういうことだよなぁ、と思った人はたづ様のアート作品、買ってあげてください。買ったあなたが大儲けする日、それはナンギンさんも大儲けする日です。
そしてツイッターでたづさんに頑張ってくださいとツイッターでメッセージを送った。ぜひ末永い活動をしていただき、大きく日の目を浴びる日まで頑張ってほしい。
……エロい小説を書いてる人間にそういう事を言われるの困るだろうか?
ま、まあ、それはそれだ。応援しているのは本気だし。この趣味がたとえ社会的信用が低かったとしても、私自身の行動が社会規範に即したものであれば、何を怖がることがあろうか?
フランス書院の人も、社会的にお硬い人や、エリートの人のほうがバチバチな凌辱物書きますよってツイッターで言ってたし。平気平気。
もう一つ買おうと思ったのだが、ガス料金(手数料的なもの)を含めると300円くらいオーバーしてしまい、買えなかった。
う、うーん。まあ、一つでいいか!
ちなみに購入後に取り消しはできず、支払いができない悪質な場合は色々対処しますと書かれていて震えるしかない。
あとガス料金はアメリカが元気な時間帯。日本では早朝5時位が一番高いらしく、このあれこれをしたのはまさに無茶高いときだったのである。だってそのタイミングでしか、時間が作れなかったんだもの。
よくわからずOKOKとやってしまったが、ガス料金の安いアメリカが寝静まっている夕方頃を狙う。あわせてメタマスク側の設定を少しいじるとお値段をお安くすることが出来るらしい。うーん、ものを知らないと損ばっかりです。
やっぱりNFTは怪しいなぁという話と、仮想通貨と、そしてとんじるのNFT……それにくっついてる夢を手に入れて、このエッセイは終わるのである。
買ってよかったか? って言うと、怪しげなものを買うより、怪しげじゃないNFTを買えて良かったなって思いました。コレで私は文化支援者です。
もう一つ、今回のおまけのような有料記事を出すが、NFTを調べながら考えた陰謀論をまとめたものにするつもりです。よろしければどうぞ。
おしまい
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