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目は温めると良い話

あなたがこの文章を読んでいるのなら、あなたは目を酷使している。
普通の人はこんな文章を読まないからだ。そんなあなたに私は有益な情報を伝える。

目を温めると良い。基本はコレだ。

使わない、よく寝るってことも大事だが、そうなってないから酷使することになっているわけで出来ないことを言ってもしょうがない。
遠くを見るのも良いとされるが、そんな物を読むよりこんなものを読むほうがあなたには楽しいのだろう。じゃあ止められない。

最終的なオススメもあるが……最初は使い捨ての方法を勧めていこう。あなたがお金を持ってるなら使い捨ての製品を買い続けても良い。
その後でジェネリックなしろものをおすすめしよう。

まず「蒸気でホットアイマスク」だ。使用方法は簡単で、袋から開けて出すだけ。簡単に言えば温度の低いカイロみたいなものだ。

私のおすすめは最初は市販品を使うことだ。あなたが目を温める経験をしたことがないのなら「どういう感覚なの? どれくらいの温度が良いの?」と迷うこともあるだろう。
そこで専用の市販品を使えば、「なるほど、こんな感じかぁ!」と塩梅をつかむことが出来るって寸法である。

知識的に言えば「蒸気でアイマスク」の温度は40℃前後が20分間。普通のカイロが50~60℃が12時間くらい続く。
なので安いからと言って感覚がわからないうちからカイロで代用するのは危険である。

似たようなもんでしょ、とカイロを目に当てたまま、ぐうぐう寝たりしたら危険である。危ないことは避けよう。

そんな事を言っているが私のおすすめとしては寝る前、あるいは就寝時に目を温めるのをおすすめしたい。

まず前提として、コレまでしてなかったんだから目を温めるのは日常の行動ではない。そこにしばらく目を温めましょうっていうのは無理である。
どうやって時間を捻出するのか? 黙って目をつむるなら、スマホを眺めていたいじゃないか。

そうして目を酷使しているのだから、できないことはできないのである。
だが寝る前、就寝時なら? 布団やベッドに入った時に、手元に温かい物体があって顔に乗せれば良い。それだったら簡単である。

そうなると気をつけるべきは寝ても大丈夫な代物だ。それであればひとまず安心である。

いやいや、寝ながら使わないし……ということであれば、電動のホットアイマスクという手もある。
温度管理可能、タイマーセット可能なアイマスクであれば、状況が許すなら職場でも使用可能だろう。

ただ多くの製品が洗うことを想定していないので、ちょっと不衛生である。お化粧などしていなくても温める関係で油や、汗がでるので黄ばむ可能性がある。

お化粧が崩れちゃう問題に関しては非常に難しい。そもそも50℃とかで温める想定でお化粧は作られてないからだ。
ただ、他の製品はほぼほぼ蒸気で温めるのに対して、ホットアイマスクは電熱線であるから可能性があるとしたらコレかなとも思える。

もうちょっと手軽なら方法なら蒸しタオルもオススメだ。ただ注意するなら綿、すなわちコットンの製品を使おう。フェイスタオルサイズなら100円ショップでも売っている。
水で濡らして、しっかり絞る。後は電子レンジで1分位だ。

熱かったら、適当に手の間で行ったり来たりさせるだけで温度はドンドン冷める。基本的に温度の長持ちはしないので10分継続は不可能だと思った方がいい。
それでも1分~3分位は頑張れる。蒸気がすごいから顔がサッパリする効果はすごく強い。目を温めるにはちょっと弱いけれど。

個人的には10分くらい持てばかなり良いと思う。それでもだいぶ違う。

さて話を寝てる時に使えるものに戻そう。ものぐさな人間は自分にできる範囲でやっていくのが大事だからね。

まずオススメなのは「あずきのチカラ」だ。コレは小豆が中に入っていて、電子レンジで温めて使うものである。
無茶苦茶に高温にはならないし、その割には蒸しタオルよりも継続時間が長い。

また4時間位すると、周りの空気から水分を吸収して再度の使用が可能になる。逆に言えば連続での使用は無理なのだが、寝る前に一日一回なら問題はない。

寝る前、トイレに行く前にチンして、トイレから戻ったタイミングで取り出し、目を温めて寝れば良い。あったかさは5分くらい持つ。
ただ載せているだけ、アイマスクタイプでもないので、寝返りで落っこちる。そういう点もグッドだ。

お値段も結構安いが……個人的にはもっと継続時間がほしい。そういう人は顔全体覆うタイプがあずきの量が多くて10分持つ。
しかしである。使っていてどうも薄い……と私は不満に思った。後、あずきの入ってる部分に余裕があって、ジャラジャラと移動して安定感が悪いのも不安である。

もっとこう……糸こんにゃくのパックのようなパツパツだったらいいのに……。と思ったら、作れば良いのだ。

なに、そこまで難しくはない。布地は綿、中身はあずきだ。それを守れば良いわけである。

あなたがすごくめんどくさがりなら、綿の靴下にあずきを詰め込んでも良いかもしれない。私はゴムが入ってると思い、チンしてよいか心配なのでタオルを使う。
綿100%のタオルを適当にジョキジョキして、100円ショップで買ったソーシングセットでぬいぬいするのだ。

綺麗さ? そんなものはどうでもいい。人にあげないし、自分で使うなら汚くても良いのだ。自分の能力にあったものを作れば良い。
気分はファンタジーのゴブリンだ。汚くても防具を作れるだけ偉いのだ。

そこにスーパーで買った小粒なあずきをぶちこむ。私は一袋300グラム500円くらいのあずきである。
そして口をぬって閉じる。とりあえずあずきが逃げないならそれでいい。

家庭用レンジ1分の加熱で10分くらいは温かい。200~300回くらいは使える。基本的には毎日使用し、タオル生地が汚れてきたら中身を皿に出して、洗濯機で洗う。
しっかり干して、あずきを入れ直して口を縫う。そうして1年近く使った。

使用感は市販のものと遜色はない。あずきの量が多いので継続時間が長くなったので目を温める時間も効率良くなったはずだ。
もちろん使用によって目の不具合は起こっていない。
温めたことでめちゃめちゃ良くなりましたか? と言えば、朝少し楽になったかもなぁと言った感じである。少なくとも朝起きたときの目の厚ぼったさは改善した。

もともと目にものすごく不具合があったわけではない。
なんとなく目が疲れている、酷使している自覚があり、目が見えなくなったら大変だなぁとぼんやり思っていて、目をいたわりたくなったのだ。

そして……なにより安い。なぜか? 「あずきのチカラ」より材料費も、労力もかけているのだから、むしろ赤字じゃないかって?

何を言ってるのか。あずきのチカラには「中の小豆は食べないでください」と書いてある。

だが私が作った、お目々あったかあずき袋の中身は食用。
食べれば実質0円である。

次回、1年近くお目々を温めたあずきちゃんの食レポ。

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