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時間の中でも、最も大切な時間。

昨日10月1日は、旧暦の8月15日;中秋節。
中国の文化を色濃くうけているベトナムも、中秋節には家族と一緒に月餅を食べて過ごす文化がある。

中秋節は、紀元前770年〜221年頃に中国から起源したと言われています。旧暦8月は農家の収穫時期に当たることから、収穫後の一休みとして家族でゆっくり過ごす習慣が生まれました。その時期になると、月にお供えした後に、満月の光の下で収穫した作物から作られた料理を囲みながら宴会を行うようになりました。(Posteより引用

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毎年、中秋の1ヶ月くらい前から月餅を売る露店がずらっと道端に並ぶ。年中暑くて季節感のないベトナム南部では「もうそんな時期か。」と、食べるもので季節の移ろいを感じるしかないのだが、そんなところも日本と違って面白い。

ちなみに最近の月餅はチョコレート、ドリアン、ココナッツ、マンゴー、小豆や緑豆など…本当にたくさんんの種類があり、ギフト用におしゃれなものも多いので見るだけでも楽しいイベントだ。

月餅はお茶(こちらではジャスミン茶が一般的)と一緒にいただく。ずっしり重く、一人では食べきれないので、家族といろんな種類を分け合って食べるのも、みんなが中秋を楽しみにしていることの一つ。

こうした文化はお正月に続き、家族がみんなで集まれるイベントとして大事にされているそう。会っても会えなくてもベトナム人はしょっちゅう家族と連絡を取り合っているのだけど。笑

でも「家族とのつながり」をあまり感じることのない日本人;少なくとも私は、こうした文化をすごく素敵だなと思う。

今は海外にいるので気軽に家族には会えない。会える時にもっと思い出作りをしたり、感謝を伝えたりすればよかったなと少し後悔している。

なぜだか身近にいるときはそのありがたみが霞んでしまったり、当たり前のように感じられてしまうけど、これからはそんなことを言い訳にはせずに過ごそうと思う。

私にとって何よりも大切なのは時間。時間は命だ。そしてそんな大切な時間の中でも家族や友人など「大切な人との時間」をたくさん増やしていきたいな。

そんなことを感じた中秋節でした。

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