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サッカーの【ロングスロー】について

第99回高校サッカー選手権大会も準決勝、決勝を残すのみとなり配信の進化でどこに住んでいても全試合のフルタイム、ハイライトがアプリを通して見ることが出来ます。
そういった影響なのか、最近【ロングスロー否定派】をよく見かけます。
考え方は自由ですが私なりに思ったことを書いていきます。
※個人の意見としてお読みください。

ロングスロー流行の理由は?

数年前から高校サッカーではロングスローが流行してきました。
理由は明白だと思います。『相手ゴールに近づけるから』
サッカーは他スポーツに比べて点が入りにくいです。ということは1点の重みも他スポーツよりも重いです。
全国大会1発勝負では尚更です。
そうなった場合に確実に相手ゴール前にボールを届けられる。これを活かさない手は在りません。

否定派の意見

・サッカーなのに手でチャンスメイクするのは趣旨ずれ
・ペナルティエリアに投げないようにしてほしい
・見ていて面白くない
軽く調べただけで様々出てきます。
サッカーに対する価値観、考え方は様々なので否定しません。
新しいことをすれば否定されるのが常でもあるので

筆者の意見

私はロングスロー肯定派です。
理由は勝つための術の1つだからです。
勝つための術だから、時間稼ぎも、カウンター潰しのファールも肯定派です。

スローインはセットプレー

サッカーにおいてフリーキック、コーナーキックは貴重な得点機会です。
それは『味方が準備した状態で構えていて、キッカーにプレッシャーなくボールを供給できるから』です。これはロングスローでも同じ事が言えると思います。なので私は『高精度のキック=ロングスロー』と考えてもいいと思います。

ロングスローした方が良い状況

ロングスローは必ずやらなくてはいけない事ではないと思います。
ロングスローをした方が良い状況というのがあると思います。
例えば
・相手チームに競り勝てる可能性が高い
・味方のチャンスが作れていない
などが挙げられます。
要はロングスローからの得点が見込めるかどうかだと思います。

ロングスローしない方が良い状況

逆もしかりで
・相手チームに競り勝てる可能性が低い
・味方のチャンスが作れていてショートパスで崩せる可能性が高い
上記のような状態であれば、ロングスローは不要かと思います。

リスクについて

通常のスローインしてクロスを上げる、ショートパスを繋いでゴールに迫るのも手段の一つですが、手数と失敗のパターンを考えると
ロングスローは
①スローワーのミス
に対して
通常のスローインからのクロスは
①スローワーのミス
②受け手のトラップミス
③キックミス
仮にダイレクトで上げてもリスクは通常のほうがあります。

個人的まとめ

サッカーはフィールドプレーヤーは足でボールを扱いゴールを目指すのが基本です。その中で発生するスローインを含めたセットプレーは、あくまで副産物です。
そのため、選手はインプレーの能力で選ばれるのが妥当だと思います。例えばサッカー素人だがロングスロー50m飛ばせる選手とサッカー経験者では後者が試合に出ると思います。
ただ、ロングスロー”だけ”では苦しいですがロングスロー””できるはチームとして個人として大きな武器であることは確かです。

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