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サカナクションと食のレガーレ

サカナクションのライブ映像

コロナ期間に何度もお世話になったYouTube。YouTubeでは今、限定的に歌手やロックバンドの過去のライブ映像を配信している。僕は個人的にサカナクションというロックバンドが好きで毎週土曜日の21:00からYouTubeで配信されるライブを楽しみにしている。

いや、サカナクションってこの夜の時間帯に聴くのほんとに最高なのよね。サカナクションファンなら分かると思うんだけど1番染み渡る時間でして。そこにウイスキーやらワインやらがあれば、なお一層最高。流れる音楽に少しばかり身体を揺らしリズムをとる。そしてお酒を飲む。かーーーっ。たまんねぇーー。酔えるーーーーー。

と、個人的なサカナクション愛はここまでとして(笑)

このサカナクションのライブ映像はYouTubeでの配信なんだけど、いつでも観ることのできる動画ではない。先述もしたが、サカナクションの場合は毎週土曜日の21:00から始まって約2時間程ライブ映像が流れる。終わったらその映像はもう観ることができない。テレビ番組と同じような流れ。

歌手やロックバンドのライブって大体2時間くらいが一般的だと思うんだけど、いつでも観れる動画だと2時間も使って観よう!って思う人は少ないんじゃないかなー。ほんとに好きな人は観るかもしれないけど。僕自身もいつでも観れる状態なら観ていなかったかもしれない。いや、サカナクションはものすっっっごい好きなんだけどね?

んで、観た後の感情としては

いや、ほんと最高!!サカナクション!!
LIVEいきてえなああああああああ!!!!

ってなる。

きっと同じような気持ちの人はたくさんいて、コロナが落ち着いて、もうライブしてもいいよ!ってなった時のチケットの倍率は今までよりも高くなるはず。

元々ファンの人はライブ行きたい!って気持ちを掻き立てられただろうし、なんとなく好きだな~っていう人の中からも、LIVE行ってみたい!!!の気持ちが作られたと思う。

ライブに行けない状況下で、ライブの中身を限定された枠の中で見せてあげることで、より多くの人のライブに行きたい!っていう気持ちを作り上げることができたのではないだろうか。コロナ時期の戦略としてものすごい効果がある宣伝方法だったんじゃないかな。

コロナの波に乗れた音楽業界。飲食業界は?

音楽業界はこんな風にコロナの波にうまく乗れたわけなんだけど、んじゃ飲食業界ってコロナの波にうまく乗れたのかな?と。

休業やら自粛営業やらでなかなか直接お店に足を運んでもらえない中で、コロナが終わったらあの飲食店に絶対いきたい!!!!って気持ちを作ることができたのだろうか。

多くの飲食店が現状を乗り切るために試行錯誤して、売上を作る方法を考えたんだと思う。レシピ提供、テイクアウト、デリバリー、未来で使える食事券など。きっとこの方法でうまくいったのはひと握りのお店だけなんじゃないかな。

確かに音楽業界ほど簡単に、中身を見せて、更にその臨場感を伝えることのできる業界ではない。バックアップしてくれる組織があるわけでもない。より多くの人に届けることもなかなか難しい 。

色々考えてみたんだけどこのお店に行きたい!!!!って気持ち作るのはなかなかに難しいなーと。何が最善策なんだろう。

「食のレガーレ」

そんなことが頭の片隅にある中、「#わたしの食のレガーレ」のハッシュタグが付けられたnoteを読んでいた。

「#わたしの食のレガーレ」とは、黒ワインさんが企画された「飲食店で経験したこんな素晴らしい体験」をテーマにしたnoteコンテスト。

たくさんの人の「#わたしの食のレガーレ」を読んでいて、作られたのはある特定のお店に行きたい!!って気持ちではないけれど、多くの人達と様々な飲食店の素敵なストーリーが繰り広げられていて

あー。お店に食事しに行きたいなー。
って思ったんだよね。

「#わたしの食のレガーレ」はお客さん視点からのストーリーが多いんだけど、これをお店側からの視点で展開しても面白いんじゃないかなーと。

今までのお店の軌跡を振り返る。
お客さんとの思い出を振り返る。

メニューには決められた料理だったり、決められたお酒が並んでいて、それらを提供する場所なんだけど、そこから幾通りものストーリーが繰り広げられていくのが飲食店。

そこにはただ、単純に楽しい嬉しいという感情だけでなく、喜怒哀楽、様々な感情が介在している。きっとお店側から視点のストーリーを読むことで

こんな気持ちで料理を作ってるんだ。
ええ!そんなとこまで見てるの?
素敵な気遣いができるお店だな~。
苦しい時期もあったのね、、。

なんてそのお店の素顔を見て知ることができる。
その中でこのお店に行ってみたいな。なんて気持ちも作れるんじゃないかなーなんて。

おわりに

音楽業界のような綺麗な答えが出せたわけじゃないけど、自分なりに感じ取った感覚として、お店とお客さんのストーリーである「#わたしの食のレガーレ」を読んだことがこの期間中に1番「外に食事しに行きたいなー」と感じた瞬間だった。

きっと他にも色んな方法があって、もっとベストな方法もあるだろう。僕自身はお店を持っているわけではないので、そんなんでお客さんが来たら苦労しねーよ。綺麗事言ってるな。と思われるかもしれないけれど、飲食が大好きな1人の客として感じたことを素直にこのnoteに記してみた。

以下は僕自身が書いた「#わたしの食のレガーレ」のnote。
もしお時間あれば読んでみてください。

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