現代の一般人が焼夷弾の映像を目で見ることになるとは
皆様、こんばんは。
突然ですが、焼夷弾と聞くと、どんな兵器を想像しますか?
一般的な爆弾と比べ、爆発のエネルギーではなく、燃焼し、燃やし尽くすというイメージは、あると思います。
しかし、多くのメディアで、焼夷弾は、奇妙な描かれ方をしているので、勘違いしている方が多いように思います。
一般的な航空爆弾の見た目のものが、着弾後、ものすごく炎を上げるみたいな勘違いをしている方が多いのではないかと思います。
現在、ロシア軍がウクライナで使用しているテルミット焼夷弾の映像がこちらです。
消えない死の花火と言った感じでしょうか。
ネットでも祖父母に聴くと、太平洋戦争中の空襲も、この情景だったという意見が多く、私の祖父母も全く同じ反応でした。
祖父母は、B-29(B-24が含まれていた可能性あり)が、悲惨な現実ながらも光り輝く美しい機体と言っていましたが、焼夷弾を落とすのは、小型機(証言から、おそらく、F4Uコルセア)と言っており、他にも聴いた高齢者も小型機から投下されたと言っている証言が多いです。
途中で、カプセルから数十発が散布される瞬間も見えたらしいです。
もちろん、爆撃機を想定してつくられていますが、小型機からも落とせるんですね。
奇しくも、こうやって、現在の戦争で焼夷弾が使用されている場面をカラーで見ると、日本が経験した戦争も想像しやすくなるかもしれません。
このテルミット焼夷弾の一種は、日本の本土空襲にも、油脂焼夷弾とともにエレクトロン焼夷弾が使用され、水や消火剤でなかなか消えないことが特徴です。
同じく、なかなか消えない兵器として、白リン弾があり、今回のウクライナ侵攻に対して、ロシア軍の焼夷弾攻撃の一部が、白リン弾として報道されていますが、現状、見受けられる映像は、テルミット焼夷弾です。
テルミット焼夷弾の方が、実際にはたちが悪いという評価がありながらも国際的には、白リン弾の方が非難されやすい兵器であること、ロシアが使用できる白リン弾が事実上存在しないことなどと言う話は、抑えておくことが大事です。
焼夷弾も白リン弾も、民間人の居住区域で使用することは、疑いも無い悪です。
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