栄光と悲劇の2021香港国際競走
皆様、おはようございます。
昨日の香港国際競走は、勝利の喜びと死の悲しみの涙に包まれました。
どんなレースだったか、順番に見ていきましょう。
香港ヴァーズでは、二年前に優勝した日本馬のグローリーヴェイズが序盤からかなり内にいました。
前が塞がれたら嫌だなぁ・・・と思いながら見ていましたが、最後には大外からものすごい末脚で追込み、1着を取りました。
ステイフーリッシュも5着入線で、親のようにプロとしての意地を見せました。
良い出だしだ！
続いて、香港スプリントです。
この調子なら、日本馬が1～3着全てを取るだろうというような気持ちで結果を待っていました。
日本では、阪神ジュベナイルフィリーズが行われていたため、BSで中継は行われていません。
しかし、レース結果が出るであろう時刻にSNSで調べていると・・・。
地獄絵図
が・・・。
4頭の馬とこれらに乗っていた騎手たちが横たわっていました。
全世界が震撼しました。
レース結果は、 1着スカイフィールド、2着に日本馬のレシステンシアとすぐに入ってきましたが、これどころの話ではありません。
こういうときは、日本語で調べると何もわからないので、ひたすら英語で情報を追います。
しばらくすると、映像が届きました。アメージングスター、ナブーアタック、ラッキーパッチ、そして、日本の最主力のピクシーナイトが転倒、騎手が落馬していたことがわかりました。
残念ながら、アメージングスターとナブーアタックがこの世を去ることになりました。
改めて、謹んで哀悼の意を表します。
他に、事故に巻き込まれた人馬は命に別状はないものの、負傷しているようなので、快復を願います。
ダノンスマッシュは、事故に巻き込まれましたが、勝利を諦めて緊急回避、レシステンシアは他の馬とともに事故を回避した後に、全体的に内寄りになったせいか、強烈な体当たりを受けました。
この状態で、2着まで粘り、競走馬、騎手ともに日本のために尽くしてくれたことを誇りに思います。
暗い空気からの香港マイルが事故の影響で、少し遅れて始まりました。
事故で負傷した騎手との交代があったこともあり、レース運びが読みにくい状況でした。
一時、日本馬のサリオスが先頭に立ちました。
心なしか、サリオスがいつも以上に使命を果たさねばというような顔に見えました。
しかし、最後はゴールデンシックスティ、モアザンディスに差されて3着でした。
この状況で、よく頑張ったと褒めたいです。
事故で騎手交代がありましたが、5着にインディチャンプ、6着にヴァンギャルドとなり、意地を見せました。
ダノンキングリーは持ち前の切れ味を上手く発揮できず、8着に終わりました。
栄光から悲劇に突き落とされ、混沌と化した状況の香港国際競走。
終わりくらいは、上手くまとまって欲しい、私はそんな気持ちでした。
最後は、香港カップです。
先日に亡くなった2001年の覇者であるアグネスデジタルは、アメージングスターとナブーアタックを迎えながら、このレースを見ていたことでしょう。
私、思うんです。
このレースに出走した日本馬も騎手もこの空気は良くないと、100%以上の力を出さねばという気持ちだったと思うんです。
やってくれましたよ。
ロシアンエンペラーが最終直線で豪快に飛び出します。
外から日本馬のヒシイグアスがこの世のものとは思えない玉散る覇気で飛び出してきます。
ヒシイグアス、香港にて、領域に到達。
これは、間違いなく差せる加速力だ！！
ロシアンエンペラーをかわすぞ！！
え・・・！？
ラヴズオンリーユー
アメリカのBCフィリー&メアターフで活躍した日本馬のラヴズオンリーユーが真ん中から、水メタノールを噴射した戦闘機のように突き抜けてきます。
香港にて、日本馬の2頭による一騎打ちが起こります。
勝ったのは、ラヴズオンリーユー。
波乱の2021香港国際競走の締めくくりは、歴史に残る名レースとなりました。
そして、事故により、急遽、騎手が代わったレイパパレも意地を見せ、6着入線となりました。
多くの意味で、忘れられないイベントになりました。
余談:
やはり、今年のまとめを発表してから、Spotifyのリスナーさんが大幅に増えています。
そっかー・・・健康上の理由からどさ周りやライブが出来ていないから、今の人たちは、私のことを知らないのね・・・一時期はそれなりに、人気だったんですけどね(笑)
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