マガジンのカバー画像

なんか怖い話あります?

135
今まで聞いた怖い話とか、これから聞く怖い話とか。なるべく話し手本人、またはごく親しい人の体験をまとめています(注:私には霊感とかその辺のものはありません)。 小学生の子どもが読ん…
運営しているクリエイター

#怖い話

合宿免許で出会った女性と公園でデートしていたら、目の前を白い影が横切った話

怖さ:★☆☆  会社の同僚が、車の免許を取るために合宿に行ったときに体験した話をしてくれました。 彼は、今から8年くらい前、20歳になったかならないかくらいの時に、免許を取りに合宿で山形県に行きました。そこで一人の女性と知り合いました。 彼女は地元の人で、やはり免許を取りにその教習所に通っていました。 彼女に声をかけて、いい感じになって、夜、公園でおしゃべりをしていた時のことです。 その公園は、野球場の近くにありました。公園の周囲は木が茂っていて、林のようでした。

家で留守番をしていたら、誰もいないのに名前を呼ばれた話

怖さ:★☆☆  会社の後輩から聞いたお話です。 彼女が秩父の実家にいたときのこと、まだ中学生か高校生くらいのころの体験談です。 ある休みの日、彼女は自宅の2階にある自分の部屋でくつろいでいました。 「エアコンは使ってなかったという記憶があるから、春か秋か、過ごしやすい季節だった」そうです。 家には一人だけで、家族は皆、出かけていました。 突然、下の階から「〇〇子~」と自分の名前を呼ぶ声がしました。 「〇〇子~」「〇〇子~…」と続けて3回くらい呼ばれたそうです。

東北の山でトレイル歩きをしていたら、「こっちだよ」と声が聞こえた話

怖さ:★★☆  これも、アウトドア好きな友人から聞いた話です。 彼女がパートナーと2人で、岩手県の山でトレイルを歩いていた時のことです。 「2人で」といっても、パートナーの方が体力もあり、どんどん先へ進んでしまい、気が付いたら彼女は1人で歩いていました。 誰もいない山道をずんずん歩いていた時のことです。 突然、「そっちじゃないよ。こっちだよ」という声が聞こえてきました。 遅れていたので、パートナーが心配して戻ってきたのかと思ったのですが、誰もいません。 再び「道

海岸沿いのキャンプ場で、テントの周りを歩く足袋の話

怖さ:☆☆☆  アウトドア好きな友人に聞いた話です。 彼女は今年の春先、少し暖かくなったので、東京より少し暖かそうな島に行ったそうです。 海岸近くのキャンプ場で、目の前は断崖、その下は海、というところにテントを張りました。 彼女のテントは夏用で、タープ(雨風や日差しを防ぐ布?)の中の居室はメッシュで外が見える造りになっているそうです。風通しは良いけれど、この季節、まだ寒かったようで夜中に寒さで目が覚めてしまいました。 目が覚めたとき、彼女は何とも言えない気配を感じま

商業施設の地下一階にある救護室で掃除をしてると、誰もいないのにカーテンが揺れる話

怖さ:★☆☆  会社の同僚に聞いた話です。 彼女が以前、勤めていたところは、都内でも有名な商業施設の地下1階にありました。 この時、週に一度、同じ地下1階にある救護室の掃除をしなければならなかったそうなのですが、この救護室が何とも言えない雰囲気の場所で、誰もいないのに誰かがいるような感じがする、そんな場所だったそうです。 実際に、使用したお客様の中にも「誰かに見られているみたい」という方がいるくらい。なので、彼女はこの救護室の掃除が好きではありませんでした。 実際に

神社からの帰り道、車に何かが乗ってきた話

怖さ:☆☆☆  会社の同僚が、秩父の三峰神社にお参りに行った時の話です。 彼女は神社めぐりが好きで、いろいろな神社にお参りしています。三峰神社もよく訪れるそうなのですが、この日の目的は、御眷属拝借。 御眷属拝借というのは、三峰神社の眷属(神様のお使い)である狼を、御神札として1年間、お借りするというものです。 お借りしているものなので、1年後には返さなければならないそうすが、霊験はあらたかで、さまざまな災難を取り除いてくれるのだそうです。 御眷属拝借をするにあたって

サーファーが海で体験する、よくある話

怖さ:★★☆  職場の友人に聞いた話です。 彼女はサーフィンが好きで、以前、朝の通勤途中にばったり会ったときも「知り合いがこれから波に乗るの」と、スマホでサーフィンの大会(?)のライブ配信を見ながら歩いていました。アウトドアにまったく縁のない私は、サーフィンって朝も早くから大変だなあと感じたのを覚えています。 さて、そんな彼女が「サーフィンをしていると、よくあること」というのが、「海で足を引っ張られる」ということです。 サーフボードに乗るときに「リーシュコード」という

テレビ番組のロケハンで、廃墟のラブホテルに行ったときの話

怖さ:★★☆  芸能関係のお仕事をしている人から、 伺ったお話です。 彼が高校生2年生だったころのことです。将来、映像に関する仕事をしたいと希望していた彼は、知り合いのつてで、アルバイトで心霊番組のロケハンに参加することになりました。 行き先は千葉県にある元ラブホテルです。廃墟と化していて、心霊スポットとしてもよく知られた場所でした。 当日は、ディレクター、AD、カメラマン、そして彼の4人で、目的地のホテルの廃墟に向かいました。高校生だった彼の主な仕事は、現場が路駐で

空き家になった実家を片付けていたら、壁に不思議なシミが浮かんできた話

怖さ:★☆☆  ある50歳くらいのお坊さんに聞いた話です。 そのお坊さんは元々お寺で生まれた人ではありません。一般の家庭で生まれ育った人です。高校卒業後いくつもの職を経験し、命にかかわる大病を煩ったり、さまざまな苦労を味わう中で、志して出家したそうです。 そんな彼が 、まだ若かった頃のことです。 お父さんが亡くなり、実家の片付けを手伝っていました。 その家は、海運業を営んでいたおじいさんが建てた家で、大きなお屋敷だったようですが、住む人もいなくなったため、片付けが終わ

AIに怖い話を創らせたら、別の意味で、怖い話ができた話

怖さ:★★★  職場で「AIに自動で文章を創らせたらどうなるか?」という話題になったので、いくつかサイトを探してみました。 すると、最初の120文字くらいを書くと、あとはテキストが自動生成されるという、人工知能を用いた日本語文章作成ツールを発見しました。 無料で登録も不要ということだったので、試してみました。 私が入力したのは次のテキストです。 しばらくたってみると、「怖い話は実際に体験した方に伺うのが一番面白いです。」というタイトルの記事ができていました。 最初

テーマパークで買ったクッキーの缶が踊りだす話

怖さ:★★★  会社の同僚から聞いた話です。 関西出身の彼女は、有給休暇をとって里帰りをして、大阪にある人気のテーマパークに遊びに行きました。 これまでも度々、不思議な体験をしている彼女ですが、ちょうど彼女が遊びに行っている日に、そのテーマパークで人骨が見つかったというニュースが流れてきて、「なんか持ってるかもしれないね」と、職場の皆でびっくりしました。 さて、そんな彼女が先日、家に友達を呼んで遊んでいた時のことです。 ちょうど夜の10時ぐらい、突然、大阪のテーマパ

学校の校庭から、戦争の犠牲者の幽霊がにょきにょきと生えてくる話

怖さ:★★★  沖縄出身の若い同僚に聞いた話です。 彼女は小学生時代、放課後は学童保育に通っていました。同じ学童に、とても静かでいつもひとりで遊んでいるような男の子がいたのですが、ある日突然、来なくなりました。 男の子のいとこも同じ学童に通っていたので尋ねてみると、「引っ越した」との返事。ただ、その引っ越しの理由が、「家の窓から幽霊が見える」からでした。 男の子の家にはお父さんはいなくて、お母さんと二人暮らしでした。 お母さんは、夜は働いていて家にいないことが多く、

夜景を観に秩父にドライブに行ったら、山道でループしてなかなか登れなかった話

怖さ ★★☆  これは、職場の20代の同僚に聞いた話です。 彼女は車が大好きで18歳の頃からずっと車を運転しているそうです。 今も職場への通勤以外はすべて車で移動するほど車が大好きで、先日は新宿の歌舞伎町にも車で行って「あれはやばかった」と笑っていました。 そんな彼女が数年前、職場の女友達2人と、秩父の夜景を見に、ドライブに行ったことがあったそうです。 暗い山道を車で登っていたのですが、ずっと同じような景色が続きます。 そのうち、登っても登ってもずっと同じ場所をぐ

就学旅行で幽霊が出るホテルに泊まったら、清めの塩が消えてた話

怖さ:★☆☆ 20代の若い同僚に聞いた話です。 彼女の出身地、沖縄の人は、幽霊の見える人が多いそうです。彼女の周りにも、不思議な体験をした人はたくさんいました。そんな彼女の友人の一人が体験した話です。 私の同僚が通っていた高校では、3年生の時に修学旅行で大分県に行きました。あいにく、彼女自身はその時部活が忙しく、修学旅行には行けなかったそうですが、修学旅行に行った生徒たちが泊ったのは、大分県の中でも「幽霊が出る」といわれるホテルでした。 幽霊が見える友人は、ジップロッ