就学旅行で幽霊が出るホテルに泊まったら、清めの塩が消えてた話
怖さ:★☆☆
20代の若い同僚に聞いた話です。
彼女の出身地、沖縄の人は、幽霊の見える人が多いそうです。彼女の周りにも、不思議な体験をした人はたくさんいました。そんな彼女の友人の一人が体験した話です。
私の同僚が通っていた高校では、3年生の時に修学旅行で大分県に行きました。あいにく、彼女自身はその時部活が忙しく、修学旅行には行けなかったそうですが、修学旅行に行った生徒たちが泊ったのは、大分県の中でも「幽霊が出る」といわれるホテルでした。
幽霊が見える友人は、ジップロックの小さな袋に塩を入れて、お守りとして制服のブレザーの内ポケットに入れていました。
大分のホテルに入って「これはヤバい」と感じたそうです。そして気が付くと、持っていた塩が消えていました。
部活で学校に残っていた同僚は、皆が修学旅行に行っている間、人の少ない学校でのびのび練習をしていました。そして修学旅行の最終日、部活が終わって帰ろうとしていると、幽霊が見える友達が修学旅行から帰って来るのに会いました。
「大分のホテルがヤバくて塩が消えた」という話を聞いて見せてもらうと、空っぽになったジップロックの内側に少しだけ残った塩が溶けて、べたべたと付着していました。
話し手:20代 女性
採取時期:2022年10月
採取場所:東京都内
中学・高校時代のなんか怖い話
怖い話がお好きな方も、あんまり得意ではないという方も、楽しんでいただけるよう、取材しています。 よろしければ、サポートしていただけると嬉しいです。