デンマークに来て1カ月が経ちました
仕事を辞めて、もうすぐ4ヶ月。
フィリピンでの1ヶ月間の語学留学を終えて、今はデンマークにいます。
フィリピンで英語漬けの日々を送っていたときは
あまりの生き様の変化に「夢」と「現実」が分からなくなることもありましたが、
最近はデンマークでの生活にも慣れてきて
過去でも未来でもなく、「今ここ」を生きている感覚があります。
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デンマークでは、「フォルケホイスコーレ」とよばれる教育機関に通い、
19歳から71歳までの15人の仲間たち(デンマーク10人・日本4人・アイスランド1人)とともに「手工芸」を学んでいます。
一人ひとりが好きなこと・得意なこと・他者との違いに気づき、自立・共生していく「フォルケホイスコーレ」の仕組みやデンマークの文化にも興味があったけど、
何より今の私自身がこの環境を求めている直感があって、動き始めてから3日で2カ月後の入学が決まりました。
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今回私が選んだ「手工芸」は、幼い頃に好きだったけど
まわりの目や評価を意識して、いつしかやらなくなってしまったもの。
この1ヶ月だけでも、刺繍・洋裁・編み物・陶芸・マクラメ・デッサンなど大小様々な作品づくりに取り組んできて、創作に没頭しているときは心も体もエネルギーが漲っているのを感じます。
でも毎日が新しいことの連続で、できないことだらけ。
たくさん失敗して、やり直して、惨めになって、
(拙い英語で)『できない』『分からない』『教えてほしい』ばかり言って。
「本当に子どものようだね」と仲間たちと話しているのですが、
同時に「この言葉たちをずっと長い間封印してきたんだな」と
慈しんでいるような、子どもの頃できなかったことをやり直しているような、そんな感覚にもなります。
もちろん辛いと感じる瞬間もあるのですが、
劣等感や悔しさ・恥ずかしさ・諦めだけで終わらないのは
多様なあり方を受け入れ、何歳からでも新たに挑戦する姿勢を歓迎し、やりたいと言ったことにとことん向き合い、失敗しても「また学びが増えたね」と笑顔で包み込んでくれる先生や仲間たちの存在が大きい。
(ちなみにここでは「先生」とは呼ばずに名前で呼び合っていて、互いに純粋な好奇心を持って関わり合っているのが伝わってくる)
そして私ももっと深く関わりたいと思うから、英語もデンマーク語ももっとできるようになりたい気持ちです。(できなさすぎて悔しい!)
この先の9月までの旅路にワクワクしつつも、今この瞬間を大事に生き続けたいなと思います。
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