「誕生日(私が欲しいもの)」のなにか

どうも、学生です。
誰かに何かをあげたい欲が強い学生です。
貰うよりもあげてたい。本気で。
さて、今回は「『誕生日(私が欲しいもの)』のなにか」です。
「『誕生日』のなにか」はこれと併せて後日もう一本投稿する予定。
CDで言うと、今回はA面。次回がB面です。
ぜひ、楽しんでいただければと。

それはわからないよね~

最近、私の誕生日であった。
その日は高校からの友人とご飯に行っていた。
結構長い付き合い。
集まるだけで不思議と安堵してしまう。
心地良いのだろう。

この日になったのは皆が集まれる日がたまたまこの日であったから。
だから、当然プレゼントはなかった。
逆に持ってきてたら、驚きのあまり話せないと思うし。
「おめでとう」って言ってくれただけ嬉しかった。

でも、やはり話題には上がってきて、
「誕生日には何が欲しい?」
と聞かれた。

私は、少し悩みながらこう答えた。

「時間と空間が欲しい」と。

全員の頭には「?」が浮かんでいた。いっぱい。
私も今書いていて、誰かがそんなこと言ってきたらと考えると、
「?」しか思いつかない。

まぁ、実際その時の私の頭にも「?」が浮かんでいた。
でも、それは周りと同じ反応ではなかった。

「なぜわかってもらえないのだろう?」という「?」
文字通りの疑問符。

でも、周りの反応には共感できる。
実際、説明するには時間がかかるから、手短に話そうとして、
まだまだ乏しい言語化能力と文章構成力をフルに使ったとしても、
酒とまだ内容が整理できていないせいでぐちゃぐちゃになったから。
説明されても「?」になるのは当然である。

でも、「わかってほしかった」という思いは正直なところある。
理解できなかったのは、自分のせいであるのはわかっている。
だから、ゆっくりじっくり、
思いを嚙みしめながら、ほぐしながら、時に歪ましながら、
言葉を紡げるこの場で話してみたいと思う。

「なぜ、あの時『時間と空間が欲しい』と言ったのか。」
「なぜ、『わかってもらいたい』と思ったのか。」
この二つに対して、私は同じ回答をする。

「私の軸となる考えだから。」

そのあとのフォローとなる説明は変わってくるけど。

自分の軸であって…。

私は、「時間」と「空間」に価値を見出しているという話から始めよう。

いつだったかは覚えてない。
でも、数年前からこの考えでいたと思う。

道端を歩いているときに
「私は何に価値を、重きを置いているんだろう。」
と考えていて、ふと
「思い出はどうであろうか」と考えた。

「思い出」 思い出すこと。
それは、楽しいことを思い出したことを指していると考えて、開いてみると
「あいつらとあそこ行ったなぁ」とか、
「あの時楽しかったよなぁ」とか、
そういうもの。
皆もそうであるのは確かだが、
その時はもっと分解して考えてみた。
すると、あることに気づいた。

「同じ場所に何回か行ってたとしても、
 必ずしも同じ分の記憶が思い出されるわけではない。」

例えば、遊園地に行った場合でも、
Aのグループで行った時の思い出は結構思い出されるけど、
Bのグループで行った時の思い出はそこまで思い出せないなぁ。
とか私の中ではある。

思い返す回数が多いからというのもあるかもしれないが、
でも、それはそれで
何回も思い返すほど価値があるという話である。

どんどん分解していって、分子レベルにまでしていってようやくわかった。

「どこに行ったかとではなく、誰と行ったかである」と。

…灯台下暗し感がすごい。
まぁ、良く聞く言葉だが、結局行きついてしまったのだ。
そして、それを単語にすると「時間」と「空間」であった。
大切な人と過ごした、過ごしている「時間」
大事な人と一緒にいた、今いる「空間」
もしかしたら、それは一人である可能性もある。
自分と対峙した「時間」と「空間」を重んじる時だってある。

「時間」と「空間」

それに私は価値があると思ったのだ。
そして、それが私の軸となる考えにまで昇華しているのだ。
だから、軸として持っている考えを話して、わかってほしかったのである。

ひとりでにエピローグ

と、いう感じである。
これで、自分の中では説明ができたという達成感はあるが、
果たして高校の友人たちはわかってくれるだろうか。
というか、まず、この記事を目にしてくれるのだろうか。

くっ…!
教えたい欲と教えたくない思いが葛藤しているっ!
まぁ、どっちでもいいや。

その日の話には続きがある。
ここまで整理できていない説明をひとしきり終えた後、
その中の一人は
「じゃあ、ご飯行ったときに奢るとか?」と提案してくれて、
それでいいと思った。
ちょっとわかってくれたのかも。と思った。

でも、そうだなぁ。
あのグループが今もなお存在して
また会える状況になっているっていう
そんな「時間」と「空間」を提供してくれているだけで、
俺的には「ありがたいなぁ。」という
暖かい感情しか出てこないな。

ありがとうございます。

…重いかなぁ。
ちょっと恥ずかしくなってきた…。

でも、

また、よろしくお願いします。

今回はここまで。次回も何卒。

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