9月29日のこと

片道2時間くらいの小旅行に出かけた。乗ってみたいと思っていた電動キックボードに乗ってみることができた。親指でアクセルを押し続けなければならないので、慣れるまでは握力の弱い手が悲鳴をあげていたし、車が隣を走る怖さもあったけれど初めての乗り物に乗るという体験はとても楽しかった。
リフレッシュできると頭がクリアになる。惰性で生きていた自分を払拭しようという気力がじわじわと湧いてきて、物欲もわくし何故か犬達も余計にかわいくみえてくる。ダイエットしようという気さえ起きてくる。もういいやという気持ちがどこかにあるとわかっていた。結婚もしたし、誰かに太っていくことをとやかく言われることもない。鏡の中の自分が嫌いになっていくだけだ。お風呂に入っては腹の肉が恨めしいけれど、坐骨神経痛も最近は落ち着いていて痛みに苦しめられることもない。本当は関節のためにも痩せなければならないし、食生活を見直さなければいけない。ただ食欲に抗えない自分がいる。食べることが大好きだ。口の中に何かあると安心する自覚さえある。咀嚼することで脳に刺激がいく。それに対して依存することもなくはないと思う。しかし自覚があるのだから、それをやめることもまた可能だ。秋の食欲のわくこの季節に、私は元の自分を取り戻しにいけるだろうか。それとも別の選択をして、食べることを幸せと生きていくか…骨格への負荷が許す限り。選択しなければならない。

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